本記事では、大手音楽サブスクサービスである「Apple Music」と「LINE MUSIC」の比較を行い、解説します。
数ある音楽サブスクの中で「Apple Music」と「LINE MUSIC」とどちらに登録しようか迷うユーザーのために、今回はこの2つのサービスの料金面・無料でできること・配信アーティスト・音質など、細かく切り分けて解説します。
もくじ
- 1 Apple MusicとLINE MUSICの比較表
- 2 Apple Music vs LINE MUSICの『無料の範囲』を比較
- 3 Apple Music vs LINE MUSICの『料金プラン』を比較
- 4 Apple Music vs LINE MUSICのダウンロードとオフライン再生を比較
- 5 Apple Music vs LINE MUSICの『配信中のアーティスト』を比較
- 6 Apple Music vs LINE MUSICの『対応端末』を比較
- 7 Apple Music vs LINE MUSICの『音質』を比較
- 8 Apple Music vs LINE MUSIC その他の違い
- 9 個人的な感想・それぞれのおすすめユーザー
- 10 まとめ
Apple MusicとLINE MUSICの比較表
▼まず、2つのサービスの基本的な部分を比較した表がこちら。
Apple Music | LINE MUSIC | |
---|---|---|
料金(基本) | 月額1,080円 | 月額980円 |
無料の範囲 | 初回無料期間あり | 初回1ヶ月使い放題 |
ダウンロード/オフライン再生 | 有料プランで可能 | 有料プランで可能 |
対応端末 | スマートフォン PC Apple Watch | スマートフォン PC |
音質 | ハイレゾロスレス(6444kbps) | 320kbps |
まず、2つのサービスを比較するに当たって重要な点は「お金・料金面」です。
次に、お金を支払った上で、どれほどサービスが充実しているかがポイントとなります。その点は、配信しているアーティストの有無や音質などになりますが、その辺りを以下にてそれぞれ詳しく解説していきます。
Apple Music vs LINE MUSICの『無料の範囲』を比較
まずは、Apple Music・LINE MUSICとで「無料でどこまで使用できるか」を比較してみます。
Apple Music | LINE MUSIC | |
---|---|---|
無料の範囲 | 初回無料期間あり | 初回1ヶ月使い放題 |
両サービスともに初回の無料期間が設定されていますが、Apple Musicの場合、一定の無料期間が提供され、LINE MUSICは今現在1ヶ月のみの無料期間となっています。
Apple Musicは初回一定期間無料
Apple Musicは無料で使用できるサービスは提供していませんが、通常の個人プランが初回に一定期間無料で利用できるという特典が用意されています。
Apple Music vs LINE MUSICの『料金プラン』を比較
次に、2つのサービスが提供している料金プランを見てみます。
Apple Music | LINE MUSIC | |
---|---|---|
個人プラン | 1,080円/月 | 980円/月 |
学生プラン | 580円/月 | 480円/月 |
家族割 | 月額1,680円/6人 | 月額1,480円/6人 |
年間支払い | 10,800円 | 9,600円 |
上記の一覧を確認してみていただくと、Apple Musicは2022年10月の値上げに伴い、割高になる形になりました。
Apple Music vs LINE MUSICのダウンロードとオフライン再生を比較
次に、通信量や挙動のスピードが気になる方としては重要なダウンロードとオフライン再生について。
Apple Music | LINE MUSIC | |
---|---|---|
ダウンロード | 有料プランで可能 | 有料プランで可能 |
オフライン再生 | 有料プランで可能 | 有料プランで可能 |
ダウンロードもそれに続くオフライン再生も、基本的には有料プランに登録した後、利用できます。
Apple Music vs LINE MUSICの『配信中のアーティスト』を比較
基本的に、配信アーティストは同じ
次は、配信アーティストで比較、と行きたいところですが、実はApple Music・LINE MUSICなどのサブスクリプション型音楽配信サービスにおいて、配信アーティストの違いは殆どありません。
一部のアーティストで「先行配信」として、特定のサービスのみ一定期間独占配信が行われたりしますが、基本的には、どの音楽サービスも配信されている楽曲は同一です。
すでに沢山のサーティストがサブスク解禁
新型コロナの影響で音楽業界もイベントが実施できなくなったりと、ビジネスモデルとして大きな転換が強いられた今年、沢山のアーティストがサブスク解禁を行いました。
著名なアーティストで例を挙げると
- 米津玄師
- Radwimps
- aiko
- Hi-STANDARD
- 嵐
などなど、音楽セールスの全体を牽引するような著名なアーティストが続々と「サブスク解禁」を行っています。
一斉解禁は音楽業界のルールか?
このようにサブスクNGだったアーティストが解禁を行う際、基本的には全てのサービスに一斉に提供されます。これは、どこか特定の配信業者を引き立てるのではなく、リリースするのであれば一斉に、という業界の慣習になっているように思います。
Apple Music vs LINE MUSICの『対応端末』を比較
次に対応端末での比較です。
Apple Music | LINE MUSIC | |
---|---|---|
iOS | ◯ | ◯ |
Android | ◯ | ◯ |
PC | ◯ | △ |
Apple Watch | ◯ | ✕ |
Apple MusicはAndroidでも利用可能
Apple MusicはiOSのみのサービスかと思いきや、Androidでも利用可能です。Google Playで発見・インストールし、Apple IDでログインすることによって、Android端末でも利用することができます。
LINE MUSICのPCサイトが残念
LINE MUSICのPCサイトは、音楽再生のプレイヤーにFlashという技術を使用していて、その技術があまりにも古いため、
▼ほぼこちらのエラーが表示されます。

先日まではこのエラーも簡単に解決できたのですが、現況確認してみると、音楽再生ができなくなっていますので、現在のLINE MUSICのPC版は「ほぼ使えない」状態と言えます。
Apple WatchはApple Music独占
Apple Watchで音楽を聴く・ストリーミングするにはApple Musicが必要です。LINE MUSICのみならずそれ以外の音楽アプリもApple Watch単体で音楽を聴くことはできず、できるのは、近くにiPhoneがある場合にiPhone側で動いているアプリを操作することのみとなります。
Apple WatchとApple Musicの連携はかなり快適で、iPhoneに入れている音楽ファイルをApple Watchに転送し聴くことができたり、Apple Musicでダウンロードした楽曲をApple Watchに転送して聴くこともできます。
Apple Music vs LINE MUSICの『音質』を比較
▼では次に「音質」を数値で見ていきましょう。
Apple Music | LINE MUSIC | |
---|---|---|
最高 | ハイレゾロスレス(6444kbps) | 320kbps |
高 | - | - |
中 | 128kbps | 192kbps |
低 | - | 64kbps |
Apple Musicは2021年6月に通常のサブスクリプションユーザーであれば超高音質サービスを利用できる仕様変更がありました。いわゆる「ハイレゾロスレス音源」を月額ユーザーが聴けるようになったのですが、この音質が物凄く、データ通信量で言えばそれまでの10倍から20倍にもなるデータ量を音質向上のために利用しています。
Amazonもその仕様に追従していますが、LINE MUSICはまだ高音質サービスを提供するリリースは出していないため、音質にこだわるのであればApple Music一択となるでしょう。
また、Apple Musicでは「空間オーディオ」と呼ばれる「ドルビーアトモス」仕様の音源を聴くことができます。これは、音が左右のみならず上下にも割り振られた音源でイヤホンから鳴っている音にも関わらず演奏されている空間に自分が滞在して聴いているかのような視聴体験を得ることができます。
Apple Music vs LINE MUSIC その他の違い
では、Apple MusicとLINE MUSICを比較した時に、料金や基本サービス以外でどちらか片方の独自の機能をご紹介します。
LINE MUSICはLINEの着信設定などが可能
LINE MUSICはそのサービス名から分かる通りメッセージアプリの「LINE」が運営しているため、LINEアプリとの音楽的連携が可能です。
- LINEの着信時に好きな曲の好きな部分を流す
- 通話発信相手に指定した楽曲を流す
- トークのBGMとして各トークにお気に入りの楽曲を設定する
など、LINEの各所で楽曲を設定・再生することができます。
画面デザイン
Apple Musicの画面デザインは、元々iTunes内の楽曲(CDなどから取り込んだ楽曲)を再生させるためのアプリでもあったため、
▼最重要な場所である左端のアイコンは「ライブラリ」になっています。

これが、音楽を探して聴くのに若干の使いにくさを生んでいることも事実…。
▼対してLINE MUSICの左端のアイコンは🏠ホームとなり、今最も聞かれている楽曲・アルバムを表示してくれています。

画面の構成や使いやすさは、LINE MUSICの方が少しだけ使いやすいか。
個人的な感想・それぞれのおすすめユーザー
個人的に「このようなユーザーが好むのではないか?」とまとめたのが、▼こちら。
Apple Musicはこんなユーザーにおすすめ
- 超高音質を楽しみたい
- iPhone・Apple製品(Apple Watch・CarPlayなど)が好き・信頼している
- 月額1,080円はそれほど苦・痛手じゃない
- 長年iPhoneを使っていてiTunesにも相当数の楽曲がある
LINE MUSICはこんなユーザーにおすすめ
- LINEの着信音変更など、色々カスタマイズしたい。
- LINEポイント(マイランク)を貯めている
まとめ
いかがでしたでしょうか。
総論としては、Apple製品ユーザーは迷わずApple Music、LINE着うたなどを利用したい・ポイントを貯めたい、という方はLINE MUSICがベターかと思われます。
各所の比較を参考に、Apple Musicでは無料トライアルがついていますので、お試しくださいませ!
▼Apple Musicはこちら。
▼LINE MUSICも初回1ヶ月無料のトライアル期間が設けられていますので、簡単にお試しいただけます!