本記事ではAppleが提供する「Apple Music」で音楽をダウンロードする方法を詳しくご紹介致します。
またダウンロード後、オフライン再生を行い、通信量を削減する方法、それに伴いストリーミング再生と比較してどのくらいの通信量が削減されているかも含め、ダウンロード再生のメリットをご紹介して参ります!
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もくじ
Apple Musicで音楽をダウンロードする方法
では、ここからApple Musicで具体的にどのようにして楽曲をダウンロードするか見ていきましょう。
Apple Musicで楽曲を個別にダウンロードする方法
1曲ごとに個別ダウンロードを行う方法は、
▼まず自分がダウンロードしようと思っている楽曲を画面上に表示させます。

まだ自分がそれが楽曲を端末にダウンロードしていない場合、
▼このように曲名の右側に+ボタンが記載されていますので、

このボタンをタップすることでダウンロードは完了となります。
Apple Musicで楽曲をまとめて一括ダウンロードする方法
Apple Musicでは、アルバム・プレイリストなど複数の楽曲単位でまとめてダウンロードすることが出来ます。
▼アルバム全体でまだ1曲もダウンロードしていない場合は、アルバムジャケットの右側に+追加のアイコンが表示されます。

この画面上において+ボタン、もしくは+追加アイコンをタップすると、
▼このように「ライブラリに追加されました」と表示され、これにてダウンロードは完了です!

このように、アルバムやプレイリストで+追加をタップすると、全ての楽曲を一括でダウンロードすることができます。
「iCloudミュージックライブラリが必要です」と表示される場合
Apple Musicでダウンロードできるようにするには、iCloudの設定が必要になります。
まだ設定されていない場合は、以下でご紹介する手順で設定変更を行いましょう。
▼「iCloudミュージックライブラリ」が有効になっていない場合、ダウンロード時にこのような表示が出てきます。

この機能をオンにしておくことのデメリットはありませんので、オンにするを選択しておきましょう。
Apple Musicでダウンロードを行うと「ライブラリ」にその楽曲が登録されます。iCloudミュージックライブラリとは、その「ライブラリ」の内容を複数の端末で共有することができる機能です。
この機能を有効にしておくことによって、メインのiPhoneの他、MacやiPadなど複数の端末でライブラリを同期することができます。(同じApple IDでログインする必要があります)
Apple Musicで音楽をダウンロードできない場合の原因と対処法
Apple Musicで「ダウンロードできない」問題が発生した際、考えられる原因と対処法は以下の通りです。
以前CDから取り込んだ楽曲が使っている端末に同期されていない
▼ライブラリの楽曲一覧画面で、このように☁に!マークがついている場合、
この楽曲はかつて、CDからPC、PCからiPhoneに取り込まれながらも、機種変更などで現在使用している端末にうまく引き継がれていないときに発生します。
▼これらの楽曲をタップするとこのように「この曲が同期されていないデバイスがあります。」と表示されます。
ここで言う「デバイス」とは、過去に使用していたiPhoneです。その端末にはここで表示されている楽曲が入っていた状態ですが、PCにアップロード(共有)されておらず、今現在使用している端末にまで引き継がれていない状態となります。
この現象の原因は、ミュージックライブラリには楽曲が登録された記録があり画面上に表示されますが、実際の楽曲ファイルが現在の端末まで継承されていないため発生します。
この対処法は、過去に使用していた端末がまだ手元にある場合、PCと接続しその楽曲をiTunes上で同期します。その後、現在の端末も同期することで、その楽曲が保存され、聴くことができるようになります。
サブスク配信が解禁されていない
Apple Music上で楽曲・アーティスト名が見当たらない、という場合は、まだそのアーティストがサブスクリプションサービスへ楽曲提供を解禁されていないことが考えられます。
この場合、ただひたすら楽曲提供を待つのみとなりますが、アーティスト側の判断で永久に提供されないパターンもあります。気長に待ちましょう。
通信環境の問題が発生している
公共のWi-Fiなどを使用している場合、通信速度が極端に遅い、もしくは、一時的につながらない場合が多々あります。
その時は、通信量が発生しますが通信キャリアの電波環境(4Gなど)に接続し、ダウンロードを続行するようにしましょう。
屋外で安定して強い電波状況を得るには『タウンWiFi』アプリを使用すると便利です。接続先を自分が設定したお店に限定することができますので、セキュリティ的にも安心のWiFiアプリ。
▼ダウンロードはこちら。 ▼「タウンWiFi」の詳しい使い方はこちら。OSのバージョンが古い
iOS自体のバージョンが古い場合、正常にダウンロード出来ない場合が考えられます。Apple MusicはiOSのバージョンアップと同時に行われるため、iOSのバージョンアップができるかを確認してみましょう。
OSの新バージョンを確認するには、設定アプリ→一般→ソフトウェア・アップデートから確認します。
Apple Musicでダウンロードした楽曲を確認する方法
Apple Musicでダウンロード楽曲はアプリ内のどの場所で確認できるかというと、
▼ライブラリタブを開き、ダウンロード済みという項目をタップします。
▼そうすると、今までApple Musicを利用してきて過去にダウンロードを行った楽曲が表示されます。
Apple Musicでダウンロードした楽曲をオフライン再生する方法
ダウンロードを行った楽曲はインターネットのつながらないところでも再生できます。アプリ上は「ダウンロード」となっていても本当に保存が行われ、オフラインの状態でも再生できるのか検証してみました。
▼確認してみたところ、機内モードを表す飛行機のマークが出ながら、楽曲が再生されていることがわかります。

これにて確かに端末内に楽曲ファイルがダウンロードされオフラインでも聞けることが実証されました。
【注意】オフライン再生時は歌詞表示が出来ない
Apple Music では再生する曲の歌詞を表示することができます。
▼ただし、オフライン時ではこのように歌詞を表示しようとすると文字が何も表示されない状態になります。
Apple Musicでダウンロードしたアルバム・曲の容量を確認する方法
ダウンロードした楽曲のうち、どのアーティスト・アルバム・楽曲がどのくらい容量を使用しているか確認する方法があります。
▼iPhoneの設定アプリ→ミュージック→ダウンロード済みで一覧を確認した際に、こちらに表示されている数値が端末内で使用しているディスク容量になります。
もし、iPhone内の容量が少なくなり、ダウンロード済み楽曲を減らすことで空き容量を確保したい場合、こちらから手際よく削除をすることで効率よく空き容量を作り出すことができます。
Apple Musicでダウンロードした音楽をライブラリから削除する方法
Apple Musicでの削除は「iPhone内」か「iCloud」かを選ぶ必要がある
Apple Musicの「ライブラリ」から削除を行う時、
- 端末(iPhone)内から削除する
- iCloudミュージックライブラリから削除する
の2通りの方法が存在します。
端末(iPhone)内から削除する、とは?
①の「端末内から削除」はiPhone内から、その音楽ファイルは削除されますが、クラウドにはその楽曲が「ダウンロードされた実績」が残っていますので、同じApple IDで利用している他のデバイス(iPadやMacなど)では引き続きその楽曲は残り続けます。
iCloudミュージックライブラリから削除する、とは?
②の「iCloudミュージックライブラリから削除」を選択すると、その端末からもクラウドからも削除されますので、同一Apple IDで利用しているその他のデバイスでもその楽曲が取り除かれる形になります。
では、具体的にどのように削除を行うか見ていきましょう。
Apple Musicアプリを使って楽曲を削除する方法
実際の削除の手順をご紹介します。
▼まずアルバムのトップ画面(楽曲一覧)を表示時に…のアイコンをタップ。
▼画面下から表示される選択肢の中からライブラリから削除を選択することで、アルバムまるごと削除することができます。
楽曲を1曲単位で削除するには、
▼楽曲名が表示されている部分を長押しすると、
▼このようにその楽曲への選択肢が表示されますので、こちらから削除をタップ。
▼ここではダウンロードを削除とライブラリから削除から削除方法を選択することができます。
もし、iPhone内から削除したい場合はダウンロードを削除を選択
もし、同じApple IDでログインしている端末全てから削除したい場合はライブラリから削除を選択します。
設定アプリからアルバム・楽曲を削除する
iPhoneの設定アプリからも楽曲の削除・編集を行うことができます。
▼設定アプリを立ち上げ、ミュージックを選択。
▼次にダウンロード済みと記載されているところをタップします。
▼そうすると既にApple Musicでダウンロード済みの楽曲・アルバム・アーティストの単位で一覧が表示されますので、削除したいタイトルを左方向にスワイプすると、
このように削除ボタンが表示されますので、こちらから削除が可能です。
【重要】iCloudミュージックライブラリ設定の注意点
iCloudミュージックライブラリは、複数の端末でダウンロード内容を共有できる便利な機能ですが、設定を誤ると、それまでCDから取り込んで保存していた音楽ファイルを失ってしまうこともあります。
▼iCloudミュージックライブラリをオンにするを選択した後、このような表示が出現することがあります。

ここで削除して置き換えるを選択すると、CDから取り込んでいた楽曲ファイルを削除し、Apple Musicの楽曲に置き換えられますが、これを選択し、将来Apple Musicを解約すると、削除された楽曲ファイルが復元できなくなります。
もし、削除された楽曲がこの端末にしか入っていないものであれば、永久に削除され復元できなくなりますので、この選択肢が表示されたときは、ミュージックを残すを選択しておきましょう。
Apple Musicでダウンロード保存した楽曲の通信量を検証
ダウンロード保存するメリットは、一度ダウンロード保存を行うと、それ以降その楽曲を再生するのにサーバーとの通信を行わなくなりますので、「通信量が大幅に削減できる」という点です。
逆に、ダウンロード保存を行わないと、楽曲再生の度に通信が発生しますので、毎月ギガをギリギリまで使用される方でよく聴く曲がある方はそれらの楽曲をダウンロード保存しておく方がよいでしょう。
ダウンロード保存による「通信量(ギガ)」の節約量
Apple Musicの最高音質が256kbpsとされています。
「kbps」というのは1秒間にどれだけのデータ量が注ぎ込まれているかという単位で、単純にこの数値が高ければ高いほど音質が良いことを意味します。
ちなみに、各音楽サービスで高い音質とされているのが「Spotify」の「最高音質」で「320kbps」。音質を売りにしている「Amazon Music HD」のハイレゾ音源では最大3,730kbpsという驚異の数値です。
この256kbpsで1時間の聴取を行った場合、約115MBもの通信が発生する計算になります。もし1日2時間x30日聴取した場合、それだけで7GB近い通信量を消費する形となりますので、通信を使用しない「ダウンロード後のオフライン再生」がどれだけ制限された通信に優しいかがわかりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はApple Musicでダウンロードを行う方法とそのメリット・特徴をご紹介致しました。
- ダウンロードには会員登録が必要
- でも通信量はダウンロード再生が超お得
- ストリーミングは60時間で約7GB
- 削除やディスク容量削減も簡単
という内容でお送りいたしました。
有料登録というハードルはありつつも初回は3ヶ月の無料期間がありますので、他のアプリと比較をしながら一度お試しくださいませ!