本記事は、Apple Musicの「月額料金」について解説します。
Appleが提供する音楽サービス「Apple Music」もユーザーの状況に併せていくつかの料金プランが提供されています。
今回は、Apple Music各プランの料金、他社サービスとの比較・支払い方法について詳しく解説します。
もくじ
Apple Musicが提供する料金プラン一覧
Apple Musicには合計3つの料金プランが存在しており、それぞれ
- 個人プラン
- 学生プラン
- ファミリープラン
- Apple Music Voice
の4種類のプランが存在しています。
▼それぞれのプランの月額金額は以下の通り。
プラン名 | 月額金額 |
個人プラン | 1,080円 |
学生プラン | 580円 |
ファミリープラン | 1,680円 |
Apple Music Voice | 480円 |
他社音楽サブスクの料金比較
▼こちらが、Apple Musicを含めた音楽サブスクの一覧です。
Apple Music | Spotify | Amazon Music | LINE MUSIC | YouTube Music | |
---|---|---|---|---|---|
配信曲数 | 1億曲 | 7000万曲 | 9000万曲 | 9000万曲 | 8000万曲以上 |
個人プラン | 1,080円 | 980円 | 980円~1,080円 | 980円 | 980円 |
学生プラン | 580円 | 480円 | 480円 | 480円 | 480円 |
ファミリープラン | 1,680円 | 1,580円 | 1,680円 | 1,480円 | 1,480円 |
音声デバイスプラン | 480円 | なし | 480円 | なし | なし |
2022年10月に個人プランとファミリープランが値上げ
2022年10月に個人プランとファミリープランの月額料金に値上げが行われました。
個人プラン:980円→1,080円 (+100円)
ファミリープラン:1,480円→1,680円(+200円)
学生プランとVoiceプランの値上げはありません。
一覧にしてみると「個人プランは基本980円/月」「学割は約半額の480円」「ファミリーはどちらも1,480円」と読み取れます。
最安値を追求する方法
できるだけ最安値を追求しようとすると、
- *1:Amazonのプライム会員は月額が200円引き
- *2:YouTube Musicは「YouTube Premium」に加入していると無料
という2点があります。
「音声デバイスプラン」とは?
公式に「音声デバイスプラン」という名称はありませんが、Apple Musicであれば発表されたばかりの「Apple Music Voice」というプラン。Amazon Musicであればワンデバイスプランが該当します。
▽「Apple Music Voice」プランの詳細については以下を御覧ください。
Apple Music「個人プラン」の解説と比較
Apple Musicの最もスタンダードなプラン
「個人プラン」はApple Musicの中で最もスタンダードで登録者数も多いプランです。
このプランへの登録によりすべての機能(全曲の視聴・ダウンロード・オフライン再生など)を利用することができます。学生でもなく、家族利用もされない方であれば、この「個人プラン」を選択する形になります。
また、iPhone利用者であれば、HomePod、CarPlay、Apple Watchでの再生など、様々なApple製品との連携を行うことができます。
Apple Music「個人プラン」他社音楽サービスとの比較
▼こちらが各音楽サービスの「個人プラン」の料金を比較したもの。
Apple Music | Spotify | Amazon Music Unlimited | LINE MUSIC | YouTube Music | |
---|---|---|---|---|---|
個人プラン | 1,080円 | 980円 | 980円(880円*1) | 980円 | 980円(0円*2) |
*1:Amazon Prime加入時
*2:YouTube Premium加入時
Apple Music の個人プランに登録する前に、他のサービスへの登録状況などから「実は、Apple Musicよりも安価で利用できる音楽サービス」が存在する場合があります。それは以下の通り。
Amazon プライム会員の場合、Amazon Music Unlimitedが最も割安
Amazonのプライム会員に既に登録している場合、Amazon Music Unlimitedの月額費用が200円安い780円で利用することができます。
LINEポイントを大量に保有している場合、LINE MUSICが最もお得
LINE PayやLINEのポイント関連サービスを利用していて、LINEポイントを大量に保有している場合は、LINE MUSICでそのポイントを利用して月額費用に当てることができるため、安値でLINE MUSICを利用することができます。
YouTube Premiumに加入している場合、YouTube Musicが無料
YouTubeの月額サービスである「YouTube Premium」を利用している場合は、YouTube Musicがなんと無料になります。
▽「YouTube Premium」とは?の詳細はこちら。
音楽サブスク初回であれば初回無料の「Apple Music」がおすすめ
単純な月額比較であれば、優位性はAmazon Music UnlimitedやYouTube Musicにありますが、Apple Musicの場合、初回登録であれば初回無料トライアルを利用することができますので、音楽サブスク自体を試してみたい方は「まずは」Apple Musicでスタートしてみるのがおすすめです。
Apple Musicが提供する「学生プラン」の詳細
学生プランの最大の特徴はその月額料金の設定金額。その金額はスタンダードな個人プランの約半額『580円』に設定されています。
Apple Music「学生プラン」他社音楽サービスとの比較
Apple Music | Spotify | Amazon Music Unlimited | LINE MUSIC | YouTube Music | |
---|---|---|---|---|---|
学生プラン | 580円 | 480円 | 480円 | 480円 | 480円 |
価格は2022年6月にAppleが先んじて学生プランの月額料金を引き上げたため、Apple Musicが割高となります。
学生の認証手続きがやや面倒
半額という大きなディスカウントが受けれる「学生プラン」ですが、『学生であることの証明』をするための作業がやや煩雑になっています。
▽Apple Musicで学生プランを適用するための手続き詳細はこちらの記事を御覧くださいませ。
Apple Musicが提供する「ファミリープラン」の詳細
ファミリープランは月額1,480円で最大6アカウントまで利用することができます。
Apple Music「ファミリープラン」他社音楽サービスとの比較
Apple Music | Spotify | Amazon Music Unlimited | LINE MUSIC | YouTube Music | |
---|---|---|---|---|---|
ファミリープラン | 1,680円 | 1,480円 | 1,480円 | 1,480円 | 1,480円 |
ファミリープランはApple Musicのみ値上げによ割高になりましたが、基本的に横並びの金額設定。加えて、招待できるアカウント(利用可能アカウント数)も6アカウントといずれのサービスも内容は同一となっています。
友達もファミリープランに入れることはできる?
ファミリープランは個別のApple IDを持つ家族6人までをファミリープランの枠内に招待することができます。
ここで気になるのが、「家族」をApple側がどう判断するのかです。
要するに、自分がファミリープランを契約してその中に友達を招待することができるのかどうかですが、実際的にはできてしまうようです。
ただし問題点が、ファミリー共有設定を行うと、以後課金の際に逐次ファミリーメンバーの同意が必要となります。プライバシーの観点などを考えると、自分の購入物が共有している友達に常に筒抜けになってしまいますので、あまりおすすめが出来る使用法ではありません。
▽Apple Musicのファミリープランについては以下を御覧ください。
Apple Musicが提供する音声プラン「Apple Music Voice」の詳細
Appleが2021年に発表したApple Musicの新たな料金プランで「Apple Music Voice」というプランがあります。
Apple Music | Spotify | Amazon Music Unlimited | LINE MUSIC | YouTube Music | |
---|---|---|---|---|---|
音声デバイスプラン | 480円 | - | 480円 | - | - |
このプランの概要としては「Siri、◯◯な雰囲気の曲流して」とSiriに対しリクエストし、それに対してApple Musicがユーザーの好みに合う楽曲を自動選択して再生する、というもの。おそらく再生楽曲の指定ができない反面、月額は半額、という設定になっています。
同様のプランを既に展開中なのが、Amazonの「ワンデバイスプラン」です。
こちらもAlexaへのリクエストでプレイリストの再生を行うもので、再生楽曲の指定はできない模様。
AmazonのEchoプランが100円安い設定ですが、こちらは「スマホで利用できるかどうか」の差があります。Apple Music VoiceはiPhoneでも利用できますが、EchoプランはEcho端末やFire TV接続されている端末のみで利用可能である前提の違いがあります。
▽Apple Music Voiceについての詳細はこちら。
Apple Musicの各プランの支払い方法
Apple Musicの登録後、無料期間を経て支払期間が到来した場合、いくつかの方法を使って料金を支払うことが出来ます。
支払い方法として提供されているのが、
- クレジットカード払い
- キャリア決済払
- App Store & iTunes ギフトカード
となっています。
Apple Musicをクレジットカード払いで支払う
ここで言うクレジットカード払いは実際的にはApp Storeの課金を使用した支払いになります。従来的なアプリの支払いと同様で、Apple IDに登録したクレジットカードでの支払いを行う形態です。
ここで登録しておくカードとして楽天カードなどを選択しておくことにより、支払いとともにポイントも貯めていくことが出来ます。
Apple Musicをキャリア決済(まとめて支払い等)で支払う
設定アプリ→Apple ID→支払いと配送先→お支払い方法を追加と進めていくと、
▼このようにキャリア決済を選択できる画面が表示されますので、こちらをタップして完了を選択することで
今現在使用している番号へ請求をまとめることが出来ます。
Apple MusicをApp Store & iTunes ギフトカードで支払う
その他の支払い方法としては、App Store & iTunes ギフトカードで支払うを行うという手段もあります。
ギフトカードはコンビニでも購入でき、オンラインでも自分の任意の金額分のみチャージを行うことができますので、自動で大量に引き落とされてしまうような心配が無く、使う分だけ先払いするという仕組み上、安心感もあります。
Apple Musicの支払いをギフトカードで行うには
▼Apple Musicアプリを起動しForYouタブを開き、右上の人型アイコンをタップするとこちらのアカウント確認画面を表示させることができます。
こちらではギフトカードまたはコードを使用を選択し、
▼こちらの画面から手持ちのギフトカードのコードを読み取ることでApple Musicへの支払いに充てることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は Apple Music が用意している料金プランに関して、各種詳細を紹介させていただきました。
スマホで最も使う機能とされる音楽聴取ですが、学生として使う場合、もしくはファミリー全体で一家団欒音楽中毒の場合、それぞれお得なプランも用意されていますので、初回無料期間と合わせてうまく使ってみてくださいませ!