ITunes と統合化して利用できることで人気のApple Musicですが UI が非常にすっきりしているせいで使いやすい反面、見慣れない機能名などを度々目にすることがあります。
▼こちらの「ステーションを作成」というのもそのうちの一つ。
今回は「ステーション」というものは一体どういうものなのか、その使い方と利便性についてご紹介いたします!
まず「ステーション」とは?
まずそもそも「ステーション」とは一体何なのか?
簡単に表現すると
「今聞いてる楽曲と似ている楽曲を自動で選曲して流してくれる機能。」
になります。
例えばロックバンドの楽曲を再生しながら、ステーションを作成すると、同じロック調の楽曲や年代が近いバンド、ファンが共通しているアーティストの楽曲が再生されがちです。
楽曲との出会いに貢献
自分のスマホに入ってる楽曲を習慣的に聴くとなると、どうしても同じ楽曲ばかり再生しがちですが、このステーションを作成して聞き流すことで、今まで知らなかったけど自分が好きになる可能性が高い楽曲を自動でオファーしてくれますので、いい意味で簡単にマンネリから抜け出すことができます。
ステーションの作成方法
いわばステーションは「Apple Musicが提案する楽曲」ですが、その作成方法を以下よりご案内致します。
▼まず自分が今の気分を代表する曲を先に選曲します。
この時、例えば悲しい気持ちだった場合はバラードを選択したり、気分を高揚させたい時はアップテンポの曲を選択したりすることが良いでしょう。
▼再生開始後は画面下部にこのようなプレイヤーの領域が表示されますので、こちらの部分をタップ。
▼そうするとプレイヤー画面が表示されますので右下にある「…」をタップ。
▼その曲に対するアクションの選択肢が表示されますのでこの時に「ステーションを作成」をタップ。
▼画面が一度戻り、一見何も起こっていないような気がしますが、次の楽曲を再生するボタン(▶▶)を押すと、
▼このように Apple Music が考える「back number のヒロインの次の曲」が表示されます。
この場合、Apple Musicが考えるヒロインの次のナンバーはRihwaの「春風」とのことでした!
それ以降、次の曲を再生するボタンを押し続けていくと同じように最初の再生楽曲から Apple Music 考える同系統の楽曲が、数珠つなぎで再生されていきます!
このような形で、まるでApple Musicが自分専用の DJ になってくれたかのように、最初の曲のムードに合うだろう曲を自動で提案してくれます。
もちろん中には自分の意にそぐわない楽曲やアーティストの再生が行われる可能性がありますが、特段聴きたい曲がない時に何か適当に聞きたいというタイミングにはこれほどマッチした機能はないでしょう!
また、このステーションの機能は Apple Music の個人プランに登録しているユーザーのみ利用が可能です。
作成済みステーションの確認方法
一度ステーションという機能を利用してみて、非常に素晴らしいプレイリストだったとします。
そうしたらもう一度聴きたくなるのが常ですよね?そんな時、一度作成されたステーションをもう一度聞き返すことも可能になっています。
▼一度作成されたステーションはフッタータブにある「Radio」というコーナー内の「最近の再生」のところに履歴として表示されています。
ここで表示されるそれぞれの楽曲のジャケットは、自分が選択した曲名の楽曲が収録されているアルバムのジャケットになっています。
ここからいつでも作成済みのプレイリストとして聴き返すことが可能になっています。
ステーション作成できない楽曲
また中には、 Apple Music がステーションを作成できない楽曲があります。
それは、iTunes経由で CD などから取り込んだ楽曲を iPhone に転送し、 Apple Musicで表示させていた場合で起こりうるのですが、もしその楽曲が、 Apple Music という聴き放題のサービスの中で提供されていなかった場合は、 ステーションを作成することができません。
▼ステーションが作成できない時はこのような表示がされます。
一般的なユーザーから見た場合、どの楽曲どのアーティストが聴き放題サービスで提供されているのか特段把握をしていないと思いますので、どの曲がステーションを開始することができるのか現時点では若干分かりづらいとかと思います。
一方で iTunes ではかなり広範囲の楽曲配信が個別課金で行われていますので、この辺りは将来的に、 iTunes で配信されてる楽曲からその楽曲のテイストやニュアンスを Apple Music側にも反映してもらって、自分が購入した楽曲からでも、ステーションが利用可能になるといいですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は Apple Music における「ステーションの作成」についてその使い方や便利さをご紹介させていただきました。
個人的な意見となりますが、 App Store にしろ Apple Music にする昨今の Apple が提供するアプリの中の言葉が、若干分かりにくくなっている気がします。
当初ステーションとだけ表示されていてもどのような機能なのかは、パッと聞いた感じではわかりませんよね。
この辺り、今後Appleに心酔していない人でもわかるような表現で使いやすくなってくれたらいいかなと思います!