本記事は、SpotifyとApple Musicの有料プランの内容を比較・解説します。
違法音楽アプリが淘汰され、近々いずれかの有料音楽サブスクサービスへの登録を検討されている方も多い中、特に「Spotify」と「Apple Music」との検討をされている方も多いハズ。
そこで今回は、「Spotify」と「Apple Music」の両サービスを客観的な情報として利用者数・顧客満足度、配信楽曲やアプリとしての使いやすさを徹底比較してご紹介します。
もくじ
「Spotify」vs「Apple Music」利用者数と顧客満足度の比較
有料登録者数の比較
Spotifyの利用者数(世界)は約1億2,400万人。
それに対してApple Musicは6,000万人(2019年6月時点)と、Spotifyがおよそ2倍の差をつけています。
顧客満足度の比較
▼国内の調査ではApple Musicの顧客満足度がトップとなっており、
利用開始したユーザーとしては、Apple Musicの継続利用が顕著になっています。
「Spotify」vs「Apple Music」:配信楽曲数の比較
公表されている配信楽曲数は
- Spotify:5,000万曲
- Apple Music:7,000万曲
となっており、Apple Musicが一見頭一つ抜けている印象ですが、カラオケ大手の「JOYSOUND」でも配信楽曲数は30万曲程度。それを考えると、あまり曲数の表示自体は意味をなさない可能性があります。
「Spotify」vs「Apple Music」料金プラン・価格の比較
▼両社が提供している料金プランは以下の通り。
Apple Music | Spotify | |
個人プラン | 980円/月 | 980円/月 |
学生プラン | 480円/月 | 480円/月 |
ファミリープラン | 1,480円/6人まで/月 | 1,480円/6人まで/月 |
DUO(カップルプラン) | - | 1,280円/2人まで/月 |
年払い | 9,800円 | 9,800円 |
提供しているプランの内容・金額はほぼ同じですが、唯一違う点が、Spotifyはカップル用のプラン「Spotify Premium DUO」というプランがある点。
こらは音楽サブスク界でもSpotifyのみの料金体系で2ユーザーが1,280円という月額で有料プランを利用することができる、というものです。
▼Spotify Premium DUOプランに関する詳しい情報はこちら。
Spotifyの方が若干ながら料金プランに多様性があり、同棲しているカップルであれば最も使いやすい料金プランになると言えます。
「Spotify」vs「Apple Music」音質の比較
両サービスにおいて、設定で変更可能な「最高音質」のビットレートは、
- Spotify:320kbps
- Apple Music:256kbps
となっており、常に最高音質で楽しみたいという、ユーザーにとっては、Spotifyの最高音質設定がおすすめとなります。
また、更に上の音質を目指すのであれば、今回の比較対象ではありませんが、Amazon music HDというサービスがあり、ハイレゾ音源で音質の高さを表す「kbps」という数値はULTRA HDという楽曲でなんと3730 kbpsにまでなります。まさにSpotify最高音質の10倍。
音質にこだわる方は、一度Amazon music HDをご確認くださいませ。
「Spotify」vs「Apple Music」操作性・使いやすさの比較
操作性や画面デザイン、使いやすさは使っている期間の長さや好みによって変わってきます。使っている期間が長ければ長いほど「慣れ」が上がっていき使いやすくなりますが、ここではアプリ起動時に表示される🏠ホーム(もしくはそれに該当する)画面での比較を行ってみましょう。
Spotifyのホーム画面
▼こちらがSpotifyのアプリ起動直後の🏠ホーム画面です。
画面を見てお分かりのとおり、画面上部には、ユーザーが最近再生されたもの、その下にはその再生履歴から判断される好みであろうアーティスト・アルバムが表示されています。
▼また、画面したの機能アイコンの並び(フッター部分)は、🏠ホーム、🔍サーチライブラリと3つに絞られており、使用する機能が厳選されていることがわかります。
このフッター部分がシンプルにまとめられていることによって、日常的に開いても迷いなく目的の楽曲にたどり着くことができます。
Apple Musicのホーム画面
▼対して、こちらがApple Musicのアプリ起動当初の初期画面です。
ピックアップという部分では、こちらも再生履歴から判断されるおすすめアーティスト・楽曲が表示されているようですが、個人的には若干好みのラインから逸れている印象。
▼またこちらがフッター部分。アイコンが5個配置されており、
今すぐ聴く見つけるについては、そのアイコン名を見ただけではどのような機能かは分かりづらく、Apple Music独特の表現と言えるでしょう。
Spotify / Apple MusicのUI・個人的な感想
Spotify/Apple MusicのUI・画面デザイン・配置に関する個人的な感想は、
- Spotify:使いやすさを追求
- Apple Music:デザイナー・サービス提供側の主張が色濃く反映
という印象を受けます。
Apple Musicも、もともとはiTunesとの統合があり、ストリーミングサービスとどのように住み分けるかの議論があったかと思いますが、「Appleが推薦するものを聴いてみてほしい」という意図を感じるデザインとなっています。
そう考えると、どちらも初めて使い始めるユーザーの想定をすると、Spotifyの方が使いやすい印象を受けるでしょう。
SpotifyとApple Music。どちらに向いている?
ここまで各所を比較してみて、金額・配信楽曲はほぼ同じ、とすると自分はどちらのサービスを利用すべきなのか?となると思います。
そこで独断的に、それぞれのサービスに向いているユーザー像を列挙します。
「Spotify」に向いているユーザー
- 音楽サブスクサービス初心者
- 無料版を長らく利用していてSpotifyの画面に慣れている人
- カップル2人で利用したい人
- できるだけ高音質で聴きたい
SpotifyとApple Musicを比較した時に、上記に当てはまる人はSpotifyの利用がおすすめとなります。
「Apple Music」に向いているユーザー
- iPhoneユーザー・Macユーザー
- Apple Watchを使って音楽再生をしている人
- ミュージックビデオも積極的に視聴する人
Apple Musicはやはり長らくiPhone・Macを使用している人にとっては、iTunesから続く履歴がありますので、そのままApple Musicを利用する方がスムーズに利用開始・運用することができるでしょう。
また、ミュージックビデオもアーティスト単位で数多く配信しているため、MVを見て浸る人、世界観にハマる人はApple Musicの利用がおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、SpotifyとApple Musicを客観的な情報から個人的な意見まで含めて比較をしました。
料金と配信楽曲に差が(ほぼ)無いことを考えると、後は好みやブランド、周囲の友だちがどちらを使用しているかによっても判断が変わってきますね。
ただし、iPhoneユーザーの方にとっては、iPhoneの各所のデザインとApple Musicが同様の考え方で設計されていますので、必然的にApple Musicの方が使いやすくなっていく、という事実があります。
とはいえ、どちらも3ヶ月無料でお試しできますので、無料試用トライアルがまだの方はぜひ無料試用をお試しくださいませ!(Apple Music/Spotify)