本記事は、YouTube Musicの配信している曲数について解説します。
YouTubeから音楽配信に特化し切り離された音楽サービス「YouTube Music」。もともとGoogle Play Musicが前身サービスとしてあり、さらにYouTubeのコンテンツも加わったことで圧倒的な曲数を提供しています。
今回は、YouTube Musicがどれぐらいの曲数を配信しているのか、他の音楽サービスでは聞くことができないアーティストを聴くことができるのか比較・解説します。
もくじ
YouTube Musicが配信している曲数とその他音楽サブスクの比較
▼早速、YouTube Musicが配信している曲数とその他の音楽サブスクの配信曲数を見ていきましょう。
サブスク名 | 配信曲数 |
---|---|
YouTube Music | 8000万曲以上+YouTube配信映像 |
Spotify | 5000万曲 |
LINE MUSIC | 9000万曲 |
Amazon Music Unlimited | 1億曲 |
Apple Music | 1億曲 |
このように現在公表されている各サービスの曲数としては、Apple Musicが1位で1億曲、Amazon Music Unlimitedの1億曲となっています。
当のYouTube Musicはというと、事実上3位となる8,000万曲を配信していると、アプリストアの記載上なっています。
とはいえ、御存知の通り、YouTubeはほぼすべてのアーティストが映像・MVを公開し楽曲の公開を行っている他、アーティストとしてのプライベート映像なども配信の拠点にしている実情から、音楽好きのユーザーに応える情報を網羅している、と言っても過言ではないでしょう。
ただし、各サービスの楽曲数は水増しされている可能性がある
ちなみに、これらの楽曲数に関する議論については諸説あります。
というのも、 カラオケで業界トップの配信数を誇るJOYSOUNDの楽曲数が約31万曲。31万曲です。あれだけのラインナップを揃えて31万曲です。
そう考えると、500万曲から1000万曲単位で配信曲が増えていくこれらの公表楽曲数を見ていると、オルゴールアレンジやオーケストラアレンジ、 EDMアレンジなど、1曲の原曲に対して多数のアレンジ曲を追加することによって、大量のカバー曲を流し込み、楽曲数を水増ししているのでは、と予測されています。
YouTube Premiumに登録していると、YouTubeの動画も音声のみで聴ける
Youtube musicが表示されている曲数以上にもたらす価値や機能としては、YouTubeで配信されている動画コンテンツも音声のみで聴ける、さらにそれらをダウンロード保存・オフライン再生・バックグラウンド再生ができる、という点です。
▼アーティストの緊張感ある一発撮りを見ることができる「THE FIRST TAKE」もYoutube music上で視聴することができる他、音声のみで聴くこともオフライン再生することもできます。
このように、Youtube musicは、通常の音楽ストリーミングサービスという側面ではなく、YouTubeにある動画を画面なし・音声のみでの利用ができる、という点がその他のサービスが持ち得ない強力なポイントとなります。
YouTube MusicとSpotifyとの配信アーティスト
次に YouTube Musicの有料プランであるプレミアムプランに登録した時に聞くことができるアーティストと、Spotifyのプレミアムプランに登録した時に聞くことが出来るアーティストを比較してみました。
いわゆる独断と偏見リストですが、この二つのサービスの比較は以下の通り。
男性ボーカル バンド | YouTube Music | Spotify |
米津玄師 | ◯ | ◯ |
Buck Number | ◯ | ◯ |
Radwimps | ◯ | ◯ |
amazarashi | ◯ | ◯ |
HANDSIGN | ◯ | ◯ |
ONE OK ROCK | ◯ | ◯ |
三代目 J Soul Brothers | ◯ | ◯ |
ジャニーズ | YouTube Music | Spotify |
嵐 | △ | ◯ |
関ジャニ | △ | ✕ |
King & Prince | △ | ✕ |
女性ボーカル | YouTube Music | Spotify |
あいみょん | ◯ | ◯ |
西野カナ | ◯ | ◯ |
安室奈美恵 | ◯ | ◯ |
Aimer | ◯ | ◯ |
AKB48 | ◯ | ◯ |
宇多田ヒカル | ◯ | ◯ |
K-POP | YouTube Music | Spotify |
防弾少年団 | ◯ | ◯ |
TWICE | ◯ | ◯ |
BIGBANG | ◯ | ◯ |
上記の表において、◯がついているところについては、基本的にバックグラウンド再生、オフライン再生ができるものとしています。
※△は公式ではない、でも聴けちゃうやつ。
▼こちらの記事ではSpotifyとApple Musicのサービスの中身を比較していますが、
SpotifyやApple Music、LINE MUSICとその他サービスも含めて、聴き放題サービスで聴くことができる楽曲は決まっており、サービスによっての配信タイトルの違いはほぼありません。
そんな中、このYouTube Musicの配信アーティスト・タイトルの幅広さはもはやチートです。
サービス立ち上げに際して YouTube及びGoogle側が日本の音楽レーベルとどのような交渉をしてきたか全く推測がつかないほど、その他聴き放題サービスと一線を画しています。
Youtube musicは楽曲を自分でアップロード追加することができる
さらにYoutube musicの特徴として、MP3などの音源ファイルを自分の手でサービスにアップロードすることができます。もちろんアップされた曲は自分のみが聴くことが可能で、他のユーザーは聴くことができません。
この機能により、当初CDなどで所持していた楽曲をパソコンにコピーし、それらの楽曲をYoutube musicにアップすることでプレイリストや音楽の統合を行うことができます。
また、この機能でサブスク未解禁アーティストの楽曲も補完することができるため、視聴可能な曲数としてはさらに広がることになります。
▼Youtube musicへの音楽アップロード方法は以下の記事で詳しく解説しています。
Youtube musicでまだ聴くことができないアーティストは?
まだ、サブスク未解禁のアーティストはたくさんおり、音楽サブスクで聴くことができない楽曲があります。
▼以下が2022年1月現在も公式にサブスクへの音源提供がなされていないアーティストの一部です。
- BLANKEY JET CITY
- CHAGE and ASKA
- 一部ジャニーズ
- THE BLUE HEARTSなど甲本ヒロト関連バンド
- マキシマム ザ ホルモン
- 山下達郎
- ハロー! プロジェクト
- アイドルマスター
これらの楽曲もSpotifyではリリースされていませんが、Youtube musicの場合、何かしらYouTube に投稿されている動画があるため、上記の未解禁アーティストも実際的には聴くことができる、というのが現状です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、Youtube musicの曲数と他の音楽サブスクとの比較、配信ラインナップを解説しました。
アプリとしては使い勝手もよく、そのうえ、YouTubeの動画も音声のみで聴けるとあって、これから更にユーザー数を伸ばしていきそうですね。