本記事は、「タウンWiFi」の設定・使い方について解説します。
この頃はフリーのWiFiを提供している店舗・事業者も増えてきました。ギガを減らすため毎度接続したいと思いつつもIDやパスワードの入力が手間な点もあります。
そこで今回は、自動でフリーWiFiに接続してくれる便利アプリ「タウンWiFi」の接続方法・使い方・安全性について解説します。
もくじ
『タウンWiFi』とは?
「タウンWiFi」とは、コンビニやファミリーレストランなどで提供されているフリーWiFiに自動的に接続してくれる、いわゆる便利系アプリです。
「タウンWiFi」のメリットとは?
タウン WiFi を使用するメリットとは、
- 通信量(ギガ)を節約できる
- フリーWiFiに店舗/事業所ごとの設定なく接続できる
- フリー WiFi を提供している店舗を地図上で探すことができる
という点が挙げられます。
WiFiでインターネットに接続することによって通信キャリアの限度となるギガを消費せずにネット接続を行うことができます。
また店舗などで提供されているフリー WiFi は個別の設定を要求されることが多く、その都度 ID やパスワード入力が必要になりますが、タウン WiFi が連携している場合は、そのような個別の情報を入力する必要がなくインターネットに接続することができます。
「タウンWiFi」のデメリットは?
デメリットとしては設定方法によっては自動的に知らないWiFi環境に接続している可能性がある点です。WiFi環境のセキュリティはその提供者側の設定に依存している場合がほとんどで、知らない間に見知らぬWiFiに接続し、そのセキュリティが脆弱なものだった、という可能性があります。
ただし、「タウンWiFi」の場合、あらかじめ接続するWiFi提供者(レストラン・コンビニなど)を設定できる機能がありますので、その機能で選別を行っていれば見知らぬ業者が提供するWiFi接続を回避することができます。
「タウンWiFi」の使い方
では、この便利なタウンWiFiの使い方・初期設定・接続方法を解説します。
「タウンWiFi」アプリのダウンロード
▼まずはこちらからアプリのダウンロードを行います。
「通知」「位置情報」の初期設定
▼アプリを起動するとまず、通知設定をオンにすることが求められます。
上記の画面では通知をオンにするをタップし、
▼次に設定アプリに移動しますので通知を許可をオンにします。
▼タウン WiFi アプリに戻ると「Beaconを設定しましょう」と表示される画面になりますので、設定するをタップ。
▼こちらも画面が切り替わり位置情報設定の確認画面が表示されますので設定するから設定アプリに移動、常にに選択を変更します。
WiFiの自動接続設定(構成プロファイルの作成)
▼次の画面では、WiFiの自動接続設定を行います。いますぐ設定するをタップ。
WiFiの自動接続設定では、自分が接続するWiFiの提供者・店舗を予め選択しておくことができます。冒頭で紹介したとおり、無料で提供されているWiFiはセキュリティのレベルがそれぞれ異なっており、常に安全な接続を行うには、予め接続する店舗/ブランドなどを限定しておくことをおすすめします。
▼次の画面で確認・概要説明が表示されますので、自動接続するフリーWiFiを選ぶボタンをタップします。
▼設定画面では「どこでWiFiを使いますか?」という設問にて都道府県名を選択することができます。
また、「どんな時にWiFiを使いますか?」という質問にはシチュエーションや場所などを選択できます。
これは、この後に表示される店舗選択画面にて、カテゴリーを絞り込むための質問で、あらゆるところで使用する場合は、より多くの場所・シチュエーションにチェックを付けておきましょう。
▼次の画面では、接続する事業者・店舗・フランチャイズブランドが表示されますので、利用したい店舗名などをタップして選択します。
例えばコンビニだけで利用したい場合は、ローソンWiFiや7SPOTなどを選択します。
▼接続先が選択できたら、画面下に表示されているプロファイルを作成をタップします。
▼プロファイルのインストール方法が表示されたページが現れますので、画面下のプロファイルをダウンロードするをタップします。
▼「許可しますか?」の確認ウィンドウが表示されますので許可をタップ。
▼こちらのウィンドウが表示されたら構成プロファイルのダウンロードが完了したことになります。
作成した構成プロファイルのインストール
▼次に、設定アプリを開きます。画面上部にプロファイルがダウンロード済みと表示されていますので、こちらをタップします。
▼次の画面では、プロファイルの詳細画面が表示されますので画面右上に表示されているインストールをタップし、インストールを進めます。
▼パスコードの入力が求められますので、端末に設定しているパスコードを入力。
▼警告が表示されますが、こちらは無視してインストールをタップ。
▼先程の画面にて完了と記載されていたらインストールの完了となります。
インストール・設定完了
▼最後にこちらの画面が表示されたら設定完了となります。
これ以降、特段の設定追加なく、冒頭で設定した店舗の WiFi 電波を掴むと、自動的にWiFi接続を行うようになります。
タウンWiFiの危険性
便利なタウンWifiアプリですが、いくつかの潜在的な危険性についても理解しておく必要があります。
最も注意すべき点は、公共Wi-Fiネットワークそのものが持つセキュリティリスクです。
公共Wi-Fiは基本的に暗号化が不十分であったり、悪意ある第三者によって偽のアクセスポイントが設置される「イビルツイン攻撃」のリスクがあります。タウンWifiのような自動接続アプリを使用することで、こうした危険なネットワークに意図せず接続してしまう可能性があります。
また、アプリ自体がユーザーの位置情報や接続履歴などの個人情報を収集している場合があります。これらの情報がどのように使用され、保護されているかについては、プライバシーポリシーを確認することが重要です。
さらに、無料Wi-Fiサービスの中には、広告表示や個人データの収集を目的としたものもあり、それらに自動接続することで、意図しない形で個人情報が収集される可能性もあります。
これらのリスクを軽減するためには、VPN(仮想プライベートネットワーク)の併用や、重要な個人情報を扱う際には公共Wi-Fiの使用を避けるなどの対策が推奨されます。
タウンwifi 招待コード確認・使用方法
タウンWifiには友達紹介システムがあり、招待コードを活用することで双方にメリットがあります。招待コードの確認と使用方法は以下の通りです。
自分の招待コードを確認する
自分の招待コードを確認するには、アプリのマイページまたはプロフィール設定から「招待コード」または「友達紹介」のセクションにアクセスします。ここで表示される英数字の組み合わせが、あなた専用の招待コードです。このコードはSNSでの共有も簡単にできるようになっています。
友達から受け取った招待コードを初回時に利用する
友達からもらった招待コードを使用するには、新規アカウント登録時に「招待コード入力」の欄に入力するか、既存ユーザーの場合は設定メニューから「招待コード入力」を選択して入力します。正しく入力すると、特典として一定のポイントやプレミアム機能の無料利用期間などが付与されます。
招待する人・された人、双方にメリット
招待した側も、友達が登録を完了すると報酬を受け取ることができます。多くの場合、招待した友達の数に応じてポイントがボーナスとして加算されるシステムとなっているため、積極的に友達を招待することでより多くのメリットを得られます。
なお、招待コードの有効期限や使用条件についてはアプリ内で確認することをお勧めします。期間限定のキャンペーンなどで特典内容が変更される場合もあります。
タウンwifi のポイント交換方法
タウンWifiでは、アプリの利用やさまざまなアクションによってポイントを獲得でき、これらを様々な特典と交換することができます。
ポイントの確認方法
ポイントの確認方法は、アプリのトップ画面またはマイページで現在の保有ポイント数を確認できます。ポイントの獲得方法としては、アプリの定期的な利用、友達招待、アンケート回答、特定のWi-Fiスポットへの接続、アプリ内のミッション達成などがあります。
ポイント交換の方法
ポイント交換のプロセスは、アプリ内の「ポイント交換」または「報酬」セクションにアクセスし、利用可能な交換オプションの中から希望するものを選択します。交換オプションとしては、Amazonギフトカードやコンビニで使えるクーポン、他社ポイントへの移行、プレミアム会員資格の取得などが一般的です。
交換時の注意点
交換時の注意点としては、最小交換ポイント数が設定されていることが多いため、ある程度ポイントを貯めてから交換するのが効率的です。また、ポイントには有効期限が設定されていることがあるため、長期間放置せずに定期的に確認することをお勧めします。
さらに、季節ごとのキャンペーンでは、通常よりもお得な交換レートが提供されることがあるため、公式お知らせを定期的にチェックすることで、より効率的にポイントを活用できます。
タウンwifi の評判
タウンWifiアプリに関するユーザー評価と実際の利用者の声を分析すると、いくつかの傾向が見えてきます。
ポジティブな意見
まず、肯定的な評価としては、外出先でのデータ通信量の大幅な削減が可能になるという点が最も多く挙げられています。特に動画視聴やオンラインゲームなど、大量のデータを消費するコンテンツを利用するユーザーからの評価が高いようです。また、操作の簡便さや自動接続機能の便利さについても高く評価されています。
ネガティブな意見
一方で、批判的な意見としては、バッテリー消費の問題が最も多く指摘されています。常にバックグラウンドで動作するため、バッテリーの持ちが悪くなるという声が少なくありません。また、地方都市や郊外ではカバーされているWi-Fiスポットが少なく、使い勝手が悪いという意見も見られます。
セキュリティ面に関しては、VPNなどの追加保護機能がないことを懸念する声もありますが、最近のアップデートでセキュリティ機能が強化されているという情報もあります。
ポイントシステムは評価が分かれる
ポイントシステムについては、貯まるスピードが遅いという不満がある一方で、コツコツ貯めることで十分な特典が得られるという意見もあり、利用頻度や目的によって評価が分かれています。
総合的には、データ通信量の節約という本来の目的に対しては高い評価を得ているものの、バッテリー消費やセキュリティ面での懸念から、用途や状況に応じた使い分けが推奨されているようです。
タウンWiFiをもっと便利に・安全に使用する方法
接続が圧倒的にラクになり、かつギガも大幅に節約できる「タウンWiFi」ですが、すでに搭載されている機能で、さらに便利に使用することができます。
遅いWiFiに接続しないようにする方法
WiFiの回線スピードはその場の混雑状況や提供者の機材・回線のスペックなどによって大幅に異なります。時に遅い回線につないでしまって4G回線よりも通信速度が遅くなってしまう、もしくはつながらない、などの事態が発生します。
そのようなケースを回避する手段として、遅いWiFiに接続をしない設定を行うことができます。
▼アプリを開きアシストタブに表記されている遅いWiFiに接続しないをタップします。
▼詳細設定画面にて、WiFiの最低速度の設定を行うことができます。
初期設定では250kbps以上と設定されていますが、この数値を引き上げていくことによって、極力遅い回線には接続しない、という状況にすることができます。
WiFiスポットを地図から探す方法
▼画面下部のみつけるタブをタップすると、地図が表示され、「タウンWiFi」アプリが接続アシストすることができる店舗・事業が表示されます。
▼WiFiアイコンがある場所をタップすると、その店舗の詳細・SSID・接続方法説明ページへのリンクが表示されますので、
たとえ、常時タウンWiFiを使って接続を行わなくても、フリーWiFiを提供している店舗などを探す際にも使用できます。
タウンWiFiは安全?セキュリティは?
通信の中継を担う「タウンWiFi」ですが、それ故にその通信内容が完全に守られたものになっているのか?という不安を持つ方もいます。
タウンWiFiの場合、予め接続先を限定し、且つ、見知らぬ店舗や小規模な事業者が提供する回線に接続しないようにすれば、比較的セキュリティの安全度は高くなります。
また、それでもまだ不安ながある場合、
▼同じ開発社が「WiFiプロテクト」という通信の暗号化ツールを提供していますので、こちらのアプリを利用することでもセキュリティを自前で購入することができます。
とはいえ、この「タウンWiFi」を提供するのが、インターネット大手「GMO」グループになりますので、その点からも安心度は高いと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
タウンWifiアプリは、外出先での通信費節約や安定したインターネット接続を求めるユーザーにとって便利なツールです。シンプルな操作性と自動接続機能によって、煩わしいWi-Fi設定の手間を大幅に削減できます。
しかし、公共Wi-Fiの本質的なセキュリティリスクやバッテリー消費の問題なども存在するため、利用時には適切な注意と対策が必要です。特に個人情報を扱う場面では、VPNの併用などの追加保護措置を検討すべきでしょう。
ポイントシステムや招待コード機能を上手に活用することで、アプリをより有効に利用できます。定期的なアップデートでサービスの改善も行われているため、公式情報をチェックしながら最新の機能を活用することをお勧めします。
結局のところ、タウンWifiの価値は個々のユーザーの利用状況や優先事項によって異なります。データ通信量の節約を最優先する方には大きなメリットがある一方、セキュリティやバッテリー寿命を重視する方は、選択的な利用を心がけるとよいでしょう。何よりも、自分のニーズに合った使い方を見つけることが、このアプリを最大限活用するカギとなります。