この記事ではAmazonマーケットプレイスについてご紹介します。
Amazonで販売されている商品の中には、登録している出品者が販売・出荷している商品・仕組みがあり、それら外部業者が販売している商品を「マーケットプレイス」商品と呼びます。
そこで今回はAmazonマーケットプレイスの商品の見分け方、さらにAmazonマーケットプレイスを利用する際の注意点などもあわせてご紹介致します。
もくじ
「Amazonマーケットプレイス」とは?
「Amazonマーケットプレイス」とはどのようなものなのでしょうか。
通常、Amazonのサイトやアプリ上で掲載されている商品の多くはAmazonが出品・販売しているものになります。しかし、中にはAmazon以外の個人もしくは個人店の出品者がAmazonの場所を借りて販売している商品もあります。
Amazon.co.jpとの違いは?
Amazonが販売する商品はすべてが新品のものです。一方で、Amazonマーケットプレイスの商品の中には新品の商品だけでなく、「再生品」「中古商品」「コレクター商品」といったカテゴリ分けをされた中古品もあります。
また、Amazonが販売する商品はAmazonの倉庫から発送されますが、Amazonマーケットプレイスの商品は出品者が自分の手元から出品する商品もあります。(Amazonの倉庫から発送されるAmazonマーケットプレイスの商品もあります)
Amazonが管理・発送している商品ではないこともあり、返品・返金時の対応やトラブル発生時の対応をAmazonがしてくれないこともあるなど注意が必要です。
送料に注意
特に注意が必要なのが「送料」です。Amazonが出品している送料は2,000円以上であれば送料無料、Amazonプライム会員であれば金額に関わらず送料が無料ですが、Amazonマーケットプレイスの商品は送料がかかることがあります。
Amazonマーケットプレイスだと見分ける方法
Amazonの商品とAmazonマーケットプレイスの商品はどのように見分けることができるのでしょうか?検索した際に出てくる商品一覧では並んで出てくることもあり、一見その区別はつきにくくなっています。しかし、確実に見分ける方法があります。
▼商品の下部に「出荷元」「販売元」と書かれた箇所があり、そこに「Amazon.co.jp」と書かれていればAmazonが出品・発送する商品です。
▼「この商品はAmazon.co.jpが販売、発送します。」と書かれているものもあります。
▼商品の下部に「出荷元」「販売元」と書かれた箇所にAmazon以外の業者名が書かれている場合はAmazonマーケットプレイスの商品です。
検索時にマーケットプレイス商品を結果画面から除外する方法
Amazonマーケットプレイスの商品は注文したくない、という場合には検索時にAmazonマーケットプレイスの商品が検索結果に表示されないようにする方法があります。
▼まずは普通に検索を行います。
▼そして、検索結果のURLの末尾に「&emi=AN1VRQENFRJN5」と入力します。
▼すると、Amazonマーケットプレイスが販売する商品は除外され、Amazonが出品する商品だけが検索結果に表示されます。
Amazonマーケットプレイスで保証や返金を適用する方法
Amazonマーケットプレイスの商品の注文で問題が発生した場合にも基本的にはAmazonのカスタマーサービスに問い合わせ、保証や返金を要求します。
▼Amazonでの保証や返金・問い合わせを行うには、こちらの記事をご覧ください。
Amazonマーケットプレイスを利用する際の注意点
安価な商品や一般販売されていない中古品が見つかるなど、良い面も多いAmazonマーケットプレイスですが、利用する際には注意が必要なこともあります。
過去に個人情報を狙われるケースがあった
過去には悪質なAmazonマーケットプレイスの出品者もいたことが報告されています。商品を購入し、代金を支払ったのに商品が届かず詐欺まがいの状態になったことや、届いた商品が写真や説明と大きく異なる粗悪品が届くといったことです。
さらに最悪なのは個人情報が狙われるケースです。商品を注文すると出品者には自分の氏名・住所・電話番号などが伝わります。この情報を利用し悪用・もしくは大量にかき集められたあとに販売されてしまうといったこともあります。
購入の際に業者へのユーザーレビューを参照すること
こうした悪質な出品者からの被害を避けるためにはまず、その出品業者に対するレビューを確認することで悪質性があるかどうかの判別を行うことができます。
出品者のレビューを確認する方法は、
▼マーケットプレイス商品の購入ボタン近くにある「販売元」の業者名部分を確認します。この部分がリンクになっていますので、こちらをタップします。
▼次にその業者の詳細ページが表示されますので、画面を下方向にスクロールすると、このようにユーザーからのフィードバック一覧を確認することができます。
この箇所に記載されているコメントがポジティブかネガティブかによって、その出品業者の根本的な特性を判断することができるでしょう。
▼また、さらに画面を下方にスクロールすると、このように期間ごとに「肯定的」「普通」「否定的」という3段階でその業者へのレビューの総括を確認することができます。
ここで否定的なレビューが多かった場合、欲しい商品がその業者からしか購入ができないかどうかを検討してみましょう。また、出品者の評価を投稿する方法はこちらを御覧ください。
理由もないのに安すぎる商品の出品に注意
また、出品されている商品が粗悪品でないかどうかも心配のひとつですが、それらを回避する方法として、理由もないのにあまりにも安すぎる商品には注意するということです。
他の出品者と比べあまりにも安価な価格設定で販売されている場合、粗悪品である可能性がある他、さらに悪質度が高い場合、個人情報を収集するための「釣り」になっている可能性もあります。
最近のAmazon側の出品者精査によってこの点も改善されつつありますが、いずれにしても心配な場合は、上述している出品者のレビューなどを確認することによってリスクを回避することを心がけましょう。
送料が別途追加される点
Amazonの商品は合計2,000円以上であれば送料が無料、またAmazonプライム会員であれば金額に関わらず送料が無料となります。しかし、Amazonマーケットプレイスの商品は出品者によって送料が別途かかる場合があります。
また複数商品を購入した場合、Amazonであればまとめて発送されることが多いですが、Amazonマーケットプレイスの商品の場合1点ごとに送料がかかってしまうこともありますので、必ず送料がどのくらいかかるのかも確認をするようにしましょう。
まとめ
今回はAmazonマーケットプレイスの商品の見分け方についてご紹介しました。
上手に活用すれば欲しかった商品が適正価格で見つかることもあるマーケットプレイスの商品ですが、時には注意も必要です。理解した上で活用してみてくださいね。