ポイ活アプリ「クラシルリワード」の使い方完全ガイド

「ポイ活」という言葉を耳にする機会が増えましたが、これは日々の生活の中でポイントを貯め、節約やちょっとしたお小遣い稼ぎにつなげる活動のことです。

数あるポイ活アプリの中でも、毎日の移動や買い物といった、ごく自然な行動を通じてポイントが貯まるように設計されているのが「クラシルリワード」です。

このガイドでは、クラシルリワードの基本的な使い方から、効率的なポイントの貯め方、他のアプリとの比較、利用する上での注意点まで、詳しく解説していきます。

もくじ

「クラシルリワード」とは?

クラシルリワードは、日常生活を送る中で、ついでにポイント(アプリ内では「コイン」と呼ばれます)を貯めることができる、無料のポイ活アプリケーションです。

主な特徴として、移動した距離、閲覧したデジタルチラシの数、買い物後に送信したレシートの枚数などに応じてコインを獲得できます。貯まったコインは、他社のポイントサービスやデジタルギフト、電子マネーなど、様々な特典と交換することが可能です。

▼クラシルリワードは、「買い物サポートアプリ」としての側面も持っており

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特別な作業を必要とせず、通勤や通学、散歩、日々の買い物といった普段の行動が、そのままポイント獲得の機会に変わる点が、多くのユーザーに支持されています。

「クラシルリワード」でできること

クラシルリワードでは、様々な方法でコインを貯めることができます。ここでは、主な機能を3つのカテゴリーに分けてご紹介します。

日常の移動や歩数でコイン獲得

▼アプリは、ユーザーの移動距離(電車、車、徒歩など)と歩数を記録し、それに応じてコイン獲得のチャンスを提供します。

移動距離が一定量に達すると「ゲージ」が満タンになり、タップすることでコインを獲得できます。また、歩数に応じて「チケット」がもらえ、このチケットを使って「おみくじ」を引き、コインを獲得することもできます。

チラシ閲覧やレシート送信でコイン獲得

▼近所のスーパーやドラッグストアなどのデジタルチラシ(クラシルチラシ)をアプリ内で閲覧することでもコインが貯まります。

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全国30,000店舗以上のチラシが掲載されているとされ 、閲覧数に応じて1日の上限までコインを獲得できます。

▼さらに、日常の買い物で受け取ったレシートを撮影して送信するだけでもコインが貯まります(「なんでもレシート」機能)。

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▼加えて、「レシチャレ」(レシートチャレンジ)という機能では、特定の商品を購入したレシートを送信することで、通常よりもはるかに多くのコインを獲得するチャンスがあります。

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複数の対象商品を一度に購入した場合でも、1枚のレシートで応募できる「まとめ買い機能」も搭載されています。

▽クラシルリワードのレシート送信機能でコイン獲得する詳細は以下の記事を御覧ください!

お得な案件やゲーム、アンケートでコイン獲得

アプリ内の「お得」セクションでは、他のポイントサイトと同様に、提携サービスの会員登録、アプリのインストール、クレジットカードの発行、銀行口座の開設などを通じてコインを獲得できます。

▼また、アプリ内で提供されるゲームをプレイしたり 、不定期に配信されるアンケートに回答したりすることでもコインを貯めることが可能です。 

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▼アプリ内ではなく、別に切り離されたゲームをプレイすることでもコインを貯めることができます。

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▼特に「クラシルソリティア」は、本格的なソリティアを楽しみながら同時にクラシルのコインを効率的に貯めることができる便利ゲームです。

これらの多様なコイン獲得方法は、ユーザーが自分のライフスタイルや関心に合わせてポイ活に取り組めるように設計されています。移動が多い人は移動機能から、買い物をよくする人はレシート機能から、

▼積極的に稼ぎたい人はお得案件やレシチャレから、

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といった具合に、自分に合った方法でコインを貯められるのがクラシルリワードの大きな特徴と言えるでしょう。

「クラシルリワード」の使い方

クラシルリワードを始めるには、まずアプリをダウンロードし、初期設定を行います。

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開発元 : dely, Inc.

これには、位置情報サービスやヘルスケアデータ(歩数計)へのアクセス許可などが含まれます。設定が完了すれば、すぐにコインを貯め始めることができます。ここでは、主要なコイン獲得機能の使い方を具体的に解説します。  

「移動」でポイントを貯める

アクセス: アプリを起動し、画面下部のメニューなどからホームタブを選択します。スマートフォンの位置情報サービスがオンになっていることを確認してください。  

アクション: アプリはバックグラウンドで移動距離を計測し、画面上の「ボトル」(またはゲージ)が徐々に満タンになっていきます。

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徒歩だけでなく、電車や車など様々な移動手段がカウントされますが、ユーザーの報告によると徒歩の方がボトルが貯まりやすいと感じる場合もあるようです。  

コイン回収: ボトルが満タンになったら、ボトルをタップしてコインを回収します。この際、「CM動画を見てコインを獲得する」か「動画を見ずにコインを獲得する」かを選択できます。動画を視聴すると通常60コイン、視聴しない場合は15コインと、獲得できるコイン数に大きな差が出ます。満タンになったボトルは、一定数(会員ランクにより5本または10本など )まで貯めておくことができます。  

歩数: 移動とは別に歩数もカウントされます(ヘルスケアデータへのアクセス許可が必要 )。

歩数セクションを確認し、500歩ごとにチケットを5枚獲得します。1日の上限(例:10,000歩でチケット獲得チャンス20回分 )があります。  

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おみくじ: 獲得したチケットは「おみくじ」で使用します。「おみくじ」機能にアクセスし、チケット5枚で1回、または50枚で10回まとめて引くことができます。1回ごとにランダムな枚数のコインが当たります(多くは少量ですが、稀に大当たりもあります )。ここでも動画視聴で追加のチケットがもらえる場合があります。  

「ゲーム」でポイントを貯める

アクセス: アプリ内のためるセクションなどからゲームを探してアクセスします。  

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アクション: 多くの場合、提携しているサービスのリストが表示され、様々なモバイルゲームが紹介されています。興味のあるゲームを選び、必ずクラシルリワード内のリンクを経由してゲームをインストールします。その後、指定された条件(例:レベル〇〇到達、ステージ〇〇クリアなど )を達成するようにゲームをプレイします。「クラシルナンプレ」のようなゲームが直接紹介されていることもあります。  

コイン回収: 条件を達成すると、通常は自動的にコインが付与されます。ただし、正しくトラッキングされるためには、必ずアプリ内のリンクからインストールすることが重要です。コインが付与されない場合は、ゲームリスト画面下部などにある専用のサポート窓口に問い合わせる必要があります。  

「お得」で会員登録やアプリインストールでポイントを貯める

アクセス: アプリ下部のためるからお得タブを選択します。

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▼その中から、例えばアプリのカテゴリを開くと、アプリをインストールしてコインを獲得できるメニューを確認することができます。

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アクション: 案件一覧を閲覧し、興味のあるものを選びます。内容は多岐にわたります。

アプリインストール: 指定されたアプリをダウンロードし、起動したり、特定の条件を満たしたりします。  

サービス登録: 無料または有料のウェブサービスなどに新規登録します。  

金融関連: クレジットカードを新規発行したり 、銀行口座や証券口座を開設したりします。  

ネットショッピング: クラシルリワード経由で提携オンラインストアで買い物をします。  

コイン回収: 各案件の詳細ページに記載されている「コイン獲得条件」をよく読み、確実に達成します。条件達成後、コインが付与されるまでには時間がかかる場合があります。高額コインがもらえる案件もありますが、その分、条件達成のハードルが高い(例:有料サービスの利用、一定額以上の買い物など)ことが多いので注意が必要です。  

「チラシ」を見てポイントを貯める

アクセス:▼アプリ内のチラシセクションに移動します。

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初めて利用する際や、より関連性の高いチラシを表示させるためには、「マイエリア」(自宅やよく行く場所)の登録が必要になる場合があります。  

アクション: ▼表示されたデジタルチラシや商品の詳細をタップして閲覧します。

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チラシを1枚見るごとに「スタンプ」が1つ貯まります。1日に獲得できるスタンプの数には上限があります(例:5つまで )。  

コイン回収: 貯まったスタンプはコインに交換できます。ここでも動画広告を視聴することで、より多くのコイン(例:60コイン)を獲得でき、視聴しない場合は少ないコイン(例:15コイン)になります。スタンプ獲得時に追加でチケットがもらえることもあります。  

「レシート」を送ってポイントを貯める

アクセス: ▼アプリ内のレシチャレセクションを探します。  

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アクション(なんでもレシート): 日常の買い物レシートを送信する場合、

ためるボタンを選びます。

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スマートフォンのカメラで、レシート全体(店名、日時、商品名、金額がわかるように)を鮮明に撮影します。レシートは発行から2ヶ月以内のもの、日本語表記のもの、といった条件があります。撮影した画像を送信すると、スタンプが1つ貯まります。1日に送信できるレシートの枚数には上限があります(例:5枚まで )。  

アクション(レシチャレ): 高額コインを狙う場合、「レシチャレ」の一覧から対象商品を確認します。対象商品を指定された店舗(またはどの店舗でも可の場合あり)で購入し、レシートを受け取ります。レシートを撮影し、対象商品のチャレンジ詳細ページから画像を送信します。複数の対象商品が1枚のレシートに含まれていても、「まとめ買い機能」により対応可能な場合があります。レシチャレの場合、承認されてコインが付与されるまでに数日〜1週間程度かかることがあります。  

コイン回収: 「なんでもレシート」で貯めたスタンプは、チラシと同様に、動画視聴あり(例:60コイン)となし(例:15コイン)で獲得コイン数が変わります。レシチャレの場合は、レシートが承認されると、指定された大量のコイン(数千〜数万コイン )が付与されます。レシート送信でも追加チケットがもらえる場合があります。  

「アンケート」に答えてポイントを貯める

アクセス: ▼アプリ内にアンケートセクションがあるか、またはホーム画面などに不定期にアンケートが表示される場合があります。  

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アクション: ▼回答可能なアンケートがあれば選択し、質問に正直に、最後まで回答します。

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アンケートの長さや内容は様々です。特定の年齢層や条件に合致するユーザーのみが対象となる場合もあります。  

コイン回収: アンケートを最後まで完了すると、事前に提示されたコイン数(多くは100コイン以上 )が付与されます。ただし、アンケートの途中で対象条件から外れてしまい、終了となる(スクリーニングアウト)こともあります。アンケートの配信は不定期です。  

招待コードを活用してコインを獲得する方法

やり方によっては最もコインを獲得できる方法が「招待コード」の利用です。

その報酬は、招待する側は1招待ユーザーに対して、5,000コイン。

また、招待された側も、サービス利用開始時に5,000コインが獲得できるという大きな機会になります。

▽自分の招待コードの確認場所や利用方法については、以下の記事を御覧ください。

「クラシルリワード」でポイント交換する方法

基本的には「ドットマネー」を経由して各ポイントと交換する

クラシルリワードで貯めたコインは、直接現金や商品券になるわけではありません。交換のためには、提携しているポイント交換プラットフォームを経由する必要があります。主な交換先は、様々なポイントや現金相当のギフトコードに交換できる「ドットマネー (.money)」と、コンビニの商品引換券(コーヒーやアイスなど )に交換できる「giftee」です。  

▼交換手続きは、クラシルリワードアプリの下部メニューにあるつかうタブから開始します。

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ここで、「他社ポイント」(主にドットマネーへ接続)または「商品引換」(主にgifteeへ接続)を選択します。  

初めて利用する際には、ドットマネーやgifteeのアカウントを作成、または既存のアカウントと連携させる必要があります。特にドットマネーは、Amebaアカウントや他のポイントサイト(トリマなど)で既に利用している場合、ID連携が必要になることがあります。  

基本的な交換レートは110クラシルリワードコイン = 1ドットマネー = 1円相当とされていますが、交換時には必ずレートを確認してください。一部で100コイン=1円という情報もありますが 、ドットマネーへの交換実績としては110コイン=1円が一般的のようです。クラシルリワードからドットマネーへの最低交換コイン数は、通常33,000コイン(300円相当)からです。  

ドットマネーを経由する一般的な交換手順は以下の通りです。

クラシルリワードのつかう他社ポイントコインと特典を交換するからドットマネーへコインを移行します。この移行は多くの場合リアルタイムで行われます。  

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ドットマネーのサイトまたはアプリにログインします。

ドットマネー内で、交換したい最終的な特典(PayPayポイント、Amazonギフトカードなど)を選択します。

画面の指示に従って交換申請を行います。ドットマネーから最終的な特典への交換完了までには、数営業日かかる場合があります。  

ドットマネーでは、時折ポイント増量キャンペーンが実施されることがあり、タイミングが合えば通常よりお得に交換できる可能性があります。  

以下に、人気の交換先への具体的な手順を説明します。

PayPayポイントに交換する方法

  1. 手順: 上記のドットマネー経由の一般手順に従います。ドットマネー内で交換先として「PayPayマネーライト」を選択します。
  2. レート: 1ドットマネー = 1円相当のPayPayマネーライトです。つまり、33,000クラシルリワードコイン → 300ドットマネー → 300円相当のPayPayマネーライトとなります。  
  3. 最低交換額: ドットマネーからPayPayへの最低交換額は通常300マネー(300円相当)です。  

Amazonギフトに交換する方法

  1. 手順: ドットマネー経由の一般手順に従い、ドットマネー内で「Amazonギフトカード」を選択します。
  2. レート: 1ドットマネー = 1円相当のAmazonギフトカードです。33,000クラシルリワードコイン → 300ドットマネー → 300円分のAmazonギフトカードが目安です。(レート変動や交換単位により、若干異なるコイン数が必要な場合もあります )  
  3. 最低交換額: ドットマネーからAmazonギフトカードへの最低交換額は通常300マネー(300円相当)です。  

楽天ポイントに交換する方法

  1. 手順: ドットマネー経由の一般手順に従い、ドットマネー内で「楽天ポイント」を選択します。
  2. レート: 通常、1ドットマネー = 1楽天ポイントです。33,000クラシルリワードコイン → 300ドットマネー → 300楽天ポイントが基本となります。(一部で異なるレートが報告された例もありますが 、交換時に確認が必要です)  
  3. 最低交換額: ドットマネーから楽天ポイントへの最低交換額は、他のポイントより低い場合があり、例えば230マネー(230ポイント相当)からのことがあります。  

Vポイントに交換する方法

  1. 手順: ドットマネー経由の一般手順に従い、ドットマネー内で「Vポイント」(旧Tポイント )を選択します。  
  2. レート: 1ドットマネー = 1 Vポイントです。110,000クラシルリワードコイン → 1,000ドットマネー → 1,000 Vポイントとなります。  
  3. 最低交換額: ドットマネーからVポイントへの最低交換額は比較的高く設定されていることがあり、例えば1,000マネー(1,000ポイント相当)からの場合があります。  

「クラシルリワード」ではどのくらい稼げる?

クラシルリワードで実際にどのくらいのコイン(=金額)を稼げるかは、ユーザーの活動量やライフスタイルによって大きく異なります。一部では月に最大1万円相当を稼ぐことも可能という声もありますが 、これを達成するには「レシチャレ」や高額な「お得」案件への積極的な参加、友人紹介などをかなり精力的に行う必要があると考えられます。  

効率的にコインを稼ぐための方法

  • 移動、チラシ、レシートのコイン回収時に、可能な限り広告動画を視聴する(例:15コインではなく60コインを獲得する)。  
  • レシチャレ」対象商品で、普段購入するものや試したいものがあれば積極的に利用する。  
  • お得」セクションの高額コイン案件(クレジットカード発行、サービス登録など)に挑戦する。
  • 毎日・毎週のミッションをクリアして、ボーナスのチケットやコインを獲得する。  
  • 招待コードを利用してアプリを開始し、その後、友人や家族に紹介してボーナスを獲得する。  

ポイントレートについては、ドットマネー経由での交換時に110コイン = 1円相当が標準的なレートです。アプリ内や一部情報で「100コイン=1ポイント」といった表現が見られることもありますが 、実際に円相当の価値に換金する際のレートは110:1であると認識しておくのが現実的です。  

1日2時間利用した場合の月間収益目安

では、仮に「1日あたり平均2時間程度、アプリに関わる時間を使う」ユーザーを想定した場合、どの程度の収益が見込めるでしょうか。

ここでの「2時間」は、移動中のバックグラウンド動作に加え、アプリを開いてコイン回収、広告視聴、チラシ・レシートの確認・送信、簡単なミッションやアンケートの実施など、アプリに能動的に関わる時間を含むと仮定します。

  • 仮定:
    • 毎日の移動距離:5km程度
    • 毎日の歩数:8,000歩
    • 移動・歩数・チラシ・レシートのコイン回収時に毎回広告を視聴
    • チラシ(5枚/日)、なんでもレシート(5枚/日)を毎日実施
    • 週に数回、簡単なアンケートやゲームタスクをこなす
    • 月に1〜2回、手軽な「レシチャレ」や「お得」案件(数百円相当)を利用
  • 計算:
    • 移動コイン:1日あたりボトル7〜8本程度と仮定 → 7.5本 * 60コイン = 450コイン
    • 歩数コイン:8,000歩 → チケット獲得チャンス16回分 → おみくじ16回 * 平均25コイン/回(の記述に基づく推定) = 400コイン  
    • チラシコイン:5枚 * 60コイン = 300コイン  
    • レシートコイン:5枚 * 60コイン = 300コイン  
    • 日常活動の合計(日):450 + 400 + 300 + 300 = 1,450コイン
    • 能動的なタスク(日平均):アンケート、ゲーム、レシチャレ、お得案件などを日割りで平均500〜1,000コインと仮定
    • 1日の合計(推定):1,450 + (500〜1,000) = 1,950〜2,450コイン
    • 月間(30日)の合計(推定):(1,950〜2,450コイン) * 30日 = 58,500〜73,500コイン
    • 円換算(月額目安):(58,500〜73,500コイン) / 110コイン/円 ≒ 530円〜670円

注意
これはあくまで一例の試算であり、実際の収益は個人の活動内容、移動量、レシチャレ対象商品との合致度、利用可能な「お得」案件の種類やタイミングによって大きく変動します。特に高額案件への取り組み度合いで、収益は数千円単位で変わる可能性があります。一方で、広告視聴を怠ったり、レシチャレなどを全く利用しなかったりすれば、収益はこの試算よりもかなり低くなります。ユーザーによっては、最初の数ヶ月は交換可能な300円分(33,000コイン)を貯めるのに1ヶ月半ほどかかったという報告もあり 、上記の試算の下限に近い実態も示唆されています。

「クラシルリワード」の評判

クラシルリワードに対するユーザーの評価は、その利用体験によって大きく分かれる傾向があります。SNSやアプリストアのレビューなどから見られる主な評判を、肯定的な意見と否定的な意見に分けてまとめました。

ポジティブな評価(良い点)

  • 手軽さ・日常への溶け込み: 通勤・通学や買い物など、普段の生活を送っているだけで自然にポイントが貯まる点が最も高く評価されています。特別な作業を意識せずともポイ活ができる手軽さが魅力です。  
  • 多様な貯め方: 移動、歩数、チラシ、レシート、レシチャレ、お得案件、アンケート、ゲームなど、コインを貯める方法が豊富な点が評価されています。自分に合った方法を選べる、あるいは組み合わせられる点が良いとされています。  
  • ポイントの貯まりやすさ(主観): 特に移動が多いユーザーや、レシチャレ対象商品をよく購入するユーザー、広告視聴を厭わないユーザーからは、他のアプリと比較してポイントが貯まりやすい、稼ぎやすいと感じる声があります。  
  • 使いやすいインターフェース: アプリの画面デザインが分かりやすく、直感的に操作できるため、ポイ活初心者でも始めやすいという意見が見られます。
  • 運営会社の信頼性: レシピ動画で有名な「クラシル」と同じdely株式会社が運営しているため、安心して利用できるという声が多く聞かれます。
  • 広告動画の短さ(一部): 特に歩数でチケットを獲得する際の広告動画などが、他のアプリに比べて短いと感じるユーザーもいます。
  • 健康意識の向上: 歩数に応じてポイントが貯まるため、意識的に歩くようになり、健康維持につながったという声もあります。

ネガティブな評価(悪い点・気になる点):

  • ポイント(コイン)の価値が低い: 110コイン=1円という交換レートが低いと感じられ、貯めたコインに価値を感じにくいという意見が多数あります。また、「100コイン=1ポイント」のような表記が分かりにくいという指摘もあります。ポイントの価値が以前より下がったと感じる声も見られます。
  • ポイントが貯まりにくい: 肯定的な意見とは逆に、特に広告視聴をしない場合や移動量が少ないユーザーからは、交換に必要なコイン数を貯めるのに時間がかかりすぎると感じる声があります。
  • 広告視聴の頻度と質: コイン獲得量を最大化するためには頻繁な広告視聴が必要で、これが煩わしい、時間を取られるという不満が多く見られます。また、表示される広告の内容が不快(非衛生的、性的描写を示唆するものなど)であったり、異様に長かったりするという報告もあります。
  • バッテリー消費: バックグラウンドでの位置情報追跡により、スマートフォンのバッテリー消費が激しくなる、端末が熱くなるという問題点が頻繁に指摘されています。
  • アプリの不安定さ: 「通信に失敗しました」というエラーが頻発する、アプリが強制終了する、レシートがうまく読み取れない、ポイントが正しく反映されないなどの技術的な問題に関する報告があります。
  • 個人情報・プライバシーへの懸念: 移動履歴(位置情報)や購買情報(レシート)といった詳細な個人データが収集されることに対して、プライバシーに関する不安を感じるユーザーがいます。
  • レシチャレの問題: レシートの承認基準が厳しい、承認されないことがある、商品を購入した後に案件が終了していた、などのトラブル報告があります。
  • サポート対応: 問い合わせに対する運営の対応に不満を感じるユーザーもいるようです。  

これらの評判を見ると、クラシルリワードの評価は、ユーザーのライフスタイルやアプリに期待するものによって大きく左右されることがわかります。移動が多く、広告視聴やレシチャレへの参加に抵抗がないユーザーにとっては満足度が高い傾向がある一方で、受動的な利用での高収入を期待するユーザーや、バッテリー消費・広告頻度・プライバシーに敏感なユーザーにとっては、不満を感じやすい構造になっていると言えそうです。

他のポイントアプリとの比較

クラシルリワードが自分に合ったアプリかどうかを判断するために、他の人気ポイ活アプリと比較してみましょう。ここでは、代表的なポイントサイトである「モッピー」「ポイントタウン」「ワラウ」を取り上げ、クラシルリワードとの違いを中心に見ていきます。

比較対象アプリの概要

  • モッピー (Moppy): 累計会員数1,200万人以上を誇る国内最大級のポイントサイト。ショッピング、サービス利用、アプリダウンロード、クレジットカード発行など、非常に多くの広告案件を扱っており、特に高額案件に強いとされます。交換先も50種類以上と豊富です。ただし、ポイントが承認されないケースがあるとの口コミも見られます。
  • ポイントタウン (Point Town): GMOインターネットグループが運営する老舗ポイントサイト。ショッピング、アンケート、ゲーム、モニター、そして歩数計機能など、多様なポイント獲得方法を提供しています。交換先も豊富で、主要なポイントサービスやマイルに対応しています。
  • ワラウ (Warau): 運営歴24年以上、登録ユーザー数270万人以上のポイントサイト。ゲームで遊んだり、記事を読んだりといったコンテンツが充実しているほか、ショッピングやサービス利用でもポイントが貯まります。Tポイントへの即時交換が可能で、「ウェル活」(毎月20日にウェルシア薬局でTポイントが1.5倍の価値で使える)に強いとされています。安全性への取り組み(JIPC加盟、プライバシーマーク取得)もアピールしています。

機能比較表

特徴クラシルリワードモッピーポイントタウンワラウ
運営会社dely株式会社株式会社セレスGMOメディア株式会社株式会社オープンスマイル
主な稼ぎ方移動/歩数、チラシ、レシート(通常+レシチャレ)、お得案件、ゲーム、アンケート お得案件(ショッピング、サービス登録、クレカ発行等)、アンケート、ゲーム お得案件、アンケート、ゲーム、モニター、歩数計機能 お得案件、ゲーム、記事閲覧、アンケート、レシート投稿
独自機能レシチャレ、なんでもレシート、移動/チラシ/レシートでの広告視聴ボーナス 高額案件の多さ(?)歩数計機能、モニター案件ゲームコンテンツ、Tポイント即時交換(ウェル活連携)
ポイントレート110コイン ≒ 1円 1ポイント = 1円1ポイント = 1円1ポイント = 1円
主な交換先ドットマネー/giftee経由でPayPay, Amazon, 楽天, Vポイント等多数 現金、ギフト券、各種ポイント、電子マネー、マイル、仮想通貨など50種以上 現金、ギフト券、各種ポイント、電子マネー、マイルなど30種以上 現金、ギフト券、各種ポイント(Tポイント, PayPay等)、電子マネーなど38種以上
最低交換額33,000コイン (300円相当)~ 300円相当~100円相当~(交換先による)500円相当~
広告視聴の役割多い(日常活動での報酬UPに必須レベル) 中(案件利用が主、一部コンテンツで視聴あり)中(案件利用が主、一部コンテンツで視聴あり)中(案件利用が主、一部コンテンツで視聴あり)
強み日常行動(移動・買い物)との連携、レシチャレ、クラシルブランドの信頼性 案件数・種類の豊富さ、高額案件、交換先の多様性 案件・コンテンツの多様性、歩数機能、大手GMOグループの安心感 ゲームコンテンツ、ウェル活連携、運営実績の長さ、安全性への配慮
弱みポイントレート、広告依存度、バッテリー消費、交換の手間 ポイント非承認リスク (特筆すべき弱みは情報からは限定的)(特筆すべき弱みは情報からは限定的)

クラシルリワードの強み(他アプリ比較)

  • 受動的な収益機会: 移動や歩数といった、意識せずとも発生する活動からポイントを得られる点は、タスク実行がメインのポイントサイトにはない強みです。
  • 買い物習慣との連携: 日常的なレシートの提出やチラシの閲覧がポイントになる仕組みは、普段の買い物とポイ活を自然に結びつけます。特に「レシチャレ」は、特定の食品や日用品を購入するユーザーにとって、大きなリターンを得る機会となります。
  • ブランドイメージ: 「クラシル」という広く認知されたサービスが背景にあるため、ポイ活アプリに馴染みのないユーザーでも比較的安心して始めやすい可能性があります。

クラシルリワードの弱み(他アプリ比較)

  • ポイント価値: 110コイン=1円というレートは、多くの大手ポイントサイトが採用する1ポイント=1円と比較すると、やや不利に見えます。
  • 高額案件の量: クレジットカード発行や口座開設などの「お得」案件もありますが 、モッピーのような大手サイトと比較すると、案件数や種類、還元額の面で見劣りする可能性があります。クラシルリワードの高額報酬は「レシチャレ」に偏っている印象です。
  • 広告への依存: 日常活動からの獲得コインを最大化するには広告視聴がほぼ必須であり、これが他のサイトよりも煩わしく感じられる可能性があります。
  • 交換プロセス: ドットマネーやgifteeを経由する必要があり、直接交換できるポイントサイトと比べると一手間かかります。
  • バッテリー消費: 常時移動を追跡する機能は、タスク実行時のみアプリを起動するタイプのサイトよりもバッテリー消費が大きくなる傾向があります。

総評

総じて、クラシルリワードは、移動が多い人や日々の買い物をポイ活に繋げたい人向けの、日常密着型アプリという特徴を持っています。一方で、オンラインでの高額案件をこなして一気に稼ぎたい人や、広告視聴・バッテリー消費を避けたい人には、モッピーなどの従来型ポイントサイトの方が適しているかもしれません。自分のライフスタイルやポイ活に求めるものに合わせて、最適なアプリを選ぶことが重要です。

「クラシルリワード」を利用する上での注意点・危険性

クラシルリワードはdely株式会社という実績のある企業が運営しており 、アプリ自体が悪意のあるもの(危険なソフトウェアなど)である可能性は低いと考えられます。しかし、利用する上では、個人情報の取り扱いや、アプリの特性に起因するいくつかの注意点・リスクについて理解しておく必要があります。  

個人情報の取り扱い

  • 収集される情報: アプリを利用するにあたり、様々な情報が収集されます。App StoreやGoogle Playのプライバシー情報ラベルによると、以下のようなデータが含まれる可能性があります:
    • 位置情報: 正確な位置情報。移動追跡のために継続的に収集される可能性があります。
    • 健康とフィットネス: 歩数などのヘルスケアデータ。
    • 個人情報: 氏名、メールアドレス、電話番号など(アカウント作成時やポイント交換時に提供される可能性)。
    • 購買情報: レシート送信機能を通じて、購入した商品、店舗、日時などの情報。
    • 利用状況: アプリの操作履歴、閲覧したチラシや広告など。
    • 検索履歴: アプリ内での検索内容。
    • ID: ユーザーID、デバイスIDなど。
    • アプリのアクティビティ: 他のアプリとの連携状況など。
  • 利用目的: これらの情報は、アプリの機能提供(移動距離の計算、レシートの読み取りなど)、サービスの改善、ユーザー体験のパーソナライズ、そして広告配信やマーケティング活動のために利用されると考えられます。詳細な利用目的は、アプリのプライバシーポリシーに記載されています。
  • 第三者提供: アプリは収集したデータの一部を第三者と共有することが示唆されています。具体的にどのデータが、どのような目的で、誰と共有されるのかについては、プライバシーポリシーで確認する必要があります。広告配信パートナーやデータ分析サービスなどが考えられます。
  • プライバシーに関する懸念: ユーザーからは、特に位置情報(どこに、いつ、どのくらいの頻度で行くか)や購買情報(何を買うか)といった詳細な行動データが収集されることに対する懸念の声が上がっています。これらのデータは、ユーザーの生活様式や嗜好を詳細に分析することを可能にし、マーケティングの観点からは非常に価値が高い情報です。アプリが無料で提供され、ポイントが付与される背景には、こうしたデータの活用があることを認識しておく必要があります。  

潜在的なリスクと実際的な問題点

  • プライバシー: 収集されるデータの組み合わせによっては、個人の生活パターンがかなり詳細に把握される可能性があります。匿名化・統計化されて利用されるとしても、どの程度の情報を提供することに抵抗がないか、ユーザー自身が判断する必要があります。
  • バッテリー消費: 前述の通り、バックグラウンドでの位置情報追跡はスマートフォンのバッテリーを著しく消耗させる可能性があります。日常的に利用する場合、モバイルバッテリーの携帯が必要になるかもしれません。
  • 広告: 頻繁な広告視聴は、時間的な拘束だけでなく、不快な広告に遭遇するリスクも伴います。
  • ポイント価値の変動: ポイントの交換レートは運営会社によって変更される可能性があり、将来的に価値が下がるリスクもゼロではありません。
  • アプリの権限: アプリが要求する権限(位置情報、ヘルスケアデータなど)が、その機能に対して適切であるかを確認し、納得した上で許可することが推奨されます。 
  • 「お得」案件のリスク: クラシルリワード自体は信頼できる運営元ですが、「お得」セクションに掲載されている外部のサービスやアプリの中には、個人情報の取り扱いやサービス内容に注意が必要なものが含まれている可能性も否定できません。安易に登録せず、提供元や条件をよく確認することが重要です。

推奨される対策

  • アプリを利用する前に、プライバシーポリシー利用規約を注意深く読む。
  • スマートフォンの設定で、位置情報の利用許可を「アプリの使用中のみ」に変更する(ただし、これにより移動ポイントの獲得に影響が出る可能性があります)。
  • バッテリー消費が気になる場合は、移動ポイント獲得を諦めて位置情報サービスをオフにするか、モバイルバッテリーを準備する。
  • ポイントの収益性に過度な期待を持たず、あくまで「おまけ」程度と考える。
  • 「お得」案件を利用する際は、提供元の信頼性や個人情報の扱いを十分に確認する。

クラシルリワードを利用する上での「危険性」とは、主に個人情報という対価と、バッテリー消費や広告視聴といった手間を支払って、ポイントという報酬を得るという、このアプリのビジネスモデルそのものに内在するトレードオフを指します。ユーザーは、この交換条件が自分にとって見合うものかどうかを、情報を理解した上で判断する必要があります。

▽クラシルリワードの安全性については下記の記事で詳しく解説しています。

機種変更時の注意点

クラシルリワードを機種変更後もそのまま継続して使用したいときにも注意点があります。それらの注意点は、アカウントを作成しているか、まだしていないかによって方法が変わってきます。

▽下記にて機種変更の具体的なやり方、パスワードを忘れてしまったときの対処法を解説しています。

まとめ

クラシルリワードは、日々の移動、チラシの閲覧、レシートの提出、そして提携サービスの利用などを通じてポイント(コイン)を獲得できるポイ活アプリです。レシピ動画サービス「クラシル」を運営するdely株式会社によるサービスであり、日常生活の中にポイ活を無理なく取り入れたいユーザーに向けて設計されています。  

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