この記事は、Android向け音楽アプリ「YY Music（YYミュージック）」について解説します。
Android向けのGoogle Play Storeでも長期間上位に位置し有名な音楽アプリが存在します。それが「YY Music」。
今回はこのYY Musicが違法アプリなのか？安全なアプリなのか？使い方は？ダウンロードからオフライン再生はできるのか？などの細かい疑問を解消すべく検証してまいりたいと思います！
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もくじ
違法アプリのリスクは開発者よりも利用者の方が高いってホント？
知恵袋などで『Music FMなどのアプリは違法ですか？危険ですか？』という質問をよく目にします。
その点、率直に書きますと、
- 見つかれば逮捕。
- 2年以下の懲役・200万円以下の罰金。
- 逮捕歴が就職など影響。
- 家族も風評被害。
のリスクがあります。
また、iTunesなどで有料で配信されている楽曲をMusic FMなどで聞いてしまうことは、CDショップで堂々と万引きしているようなもの。
当サイトとしては、
- Music FMを使わずとも
- フル尺で聞けて
- 機能としてオフライン再生も実装する
アプリがありますので、
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音楽アプリ「YY Music（YYミュージック）」とは
YouTubeの映像を音源とした「YouTube音楽アプリ」
「YY Music（YYミュージック）」は、「無料音楽聴き放題アプリ」とストアでも表示されていますが、実際には、YouTubeの映像を音源として扱う「YouTube音楽アプリ」です。
すべての音源はYouTubeから取得されるもので、アプリ側では、アーティスト名での検索やプレイリスト作成などに対応しています。
「Music FM」のデザインを踏襲した類似アプリ
アプリ内のデザインは、違法音楽アプリとして有名な「Music FM」を模倣しているとされています。
Android版のみでiPhone版はなし
「YY Music（YYミュージック）」はAndroid版のみでiOS版の配信はしていません。当初は「Music FM」のAndroid版とも言われていた時期がありましたが、現在ではおそらく開発者も全くの別人とされています。
通信量の増大に注意
音楽の再生にはすべてYouTubeの動画を使用するため、再生の度に動画コンテンツを取得する形になります。そのため、通信量が過大になる可能性があり、通信キャリアの3GB／月のライトプランを利用しているユーザーは注意が必要です。
ただし、この通信量増大問題については、アプリ側で若干軽減する機能が設置されています。
▼音楽を再生中に表示されるプレイヤー画面ではギガ節約のボタンが用意されており、こちらをタップすると、
映像は引き続き表示されますが、画面サイズの小さい動画に読み替えることで、若干の通信量の削減を行うことが出来ます。
YY Music（YYミュージック）のダウンロード機能について
かつては、YY Musicでもダウンロード機能が実装されていましたが、YouTubeの規約等の問題に対処するためか今現在はダウンロードに対応していません。
音源はすべてYouTubeから。
再生できる楽曲のすべてはYouTubeから取得されたもののようです。
▼アーティストの写真やアルバムのジャケットイメージが勝手に使用されていますが、音源はすべてYouTubeから映像を取得して再生を行っています。
Google Play Storeで明記されている内容
▼このアプリのGoogle Play Storeでは、実際に以下のように記載されています。
上記のように「音楽ダウンロード機能なしで完全合法」と謳っているように、アプリ側であっさり「ダウンロード機能は無い」と宣言してしまっています。
オフライン再生について
また、実際にアプリを使用して、楽曲をプレイリストに登録後、オフラインとなる機内モードで再生を試みましたが、読み込み中が続くのみで再生することはできませんでした。
バックグラウンド再生について
基本的には、YouTube動画のストリーミング再生で音楽を聴くことになるYY Musicですが、設定を変更することにより、待ち受け中や他のアプリを利用している時でも音楽を聞き続けることができる「バックグラウンド再生」を行うことができます。
▼その設定方法はこちらを参照してください。
▼設定アプリを開き、アプリ→特別なアプリアクセスを選択。
▼次に、他のアプリの上に重ねて表示→YY Musicを選択。
▼「他のアプリの上に重ねて表示できるようにする」をオンにしておくことで待ち受け画面や他のアプリを表示中でも継続して音楽を再生し続ける「バックグラウンド再生」を利用することができます。
YY Music（YYミュージック）を使うことは違法になる？
違法ではないがYouTubeの規約に違反している
今現在「ダウンロード違法化」が叫ばれ、著作物の保護についてはその状況が進展しています。
そんな中、ダウンロード違法は基本的に「違法にアップロードされたものと知りながらダウンロードすること」という大枠の考え方がありますが、YouTubeの場合は一部を除いてそのほとんどが「アーティスト自らがアップロードしたもの」となり、それらを閲覧することは違法ではありません。
ただし、実はこの点、YouTube側の規約に反します。
YouTube側の規定についてはこちらで詳細を記載しておりますので気になる方はご確認くださいませ。
再生を行ってもアーティスト側に使用料が入らない可能性
YouTubeの再生回数は直接的にクリエーターの収益につながると考えられがちですが、今回のようにYY MusicというアプリからYouTube内の動画コンテンツを呼び出して再生する場合、広告費が投稿者側（アーティスト側）入らない可能性が高いです。
また、従来はこのアプリ提供者側もJASRACなどへの著作権料を支払う必要があり、当然のことながらそれら支払いも行っていないようですので、このアプリ利用がアーティストへの還元を妨げていることは間違いないでしょう。
それらを踏まえると「違法ではないがアーティストを冒涜する行為」ということが言えます。
『YY Music』の安全性は？
YY Musicの開発会社について
このアプリの開発会社は一体どのような企業・団体なのでしょうか？
▼Google Play Storeのアプリ名を確認してみるとYY Music Teamとされていますが、
▼この組織のウェブサイトとされているページにアクセスしてみると、1枚の画像が表示されるのみで実態が確認できません。
▼またTwitterアカウントが存在していますが、2020年の4月以降更新が止まっているようです。
このことから、個人の開発者が開発したアプリである可能性が高いですが、Twitterのプロフィールページを確認してみると、中国のドメインのページが掲載されているため、中国の個人・もしくは団体が提供しているものと考えられます。
YY Musicにウィルスが仕込まれている可能性は？
ここまでいわゆる自己責任系アプリとしてご紹介してきた「YY Music」ですが、やはり気になる点としてはアプリにウイルスが仕込まれているかどうか、個人情報などのデータが知らないうちにどこかに漏れていないかなど。
当サイトがこのアプリの安全性を保障することができませんが、 Google Playでのインストール時に「Playプロテクトにより検証済み」と表示されていますので、Google Playで配信する上で最低限の安全性はあると言っても良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回はAndroidのGoogle Playストアで音楽カテゴリに長期間上位に位置する「YY Music」の内容をご紹介させていただきました。
失礼ながら非常に滑稽と思ってしまうのが、この手の「コンテンツ盗人アプリ」に堂々とYouTube Musicの動画広告が流れてしまうことです。
コンテンツのタダ乗りをされながら、さらにそこに自分たちの広告費も吸い取られてしまうという構図。
Google先生と呼ばれるだけあって非常に優秀な企業ですが、ここに多角化極まれり。グループ間での連携がそこまでうまく言っていない様相も見て取れます。
とはいえ、一部「良くないこと」を行っていることは間違いありませんので、後ろめたい気持ちで音楽を聴くのであれば、
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