スマートフォンのアプリやパソコンから、民放で配信しているバラエティやドラマなどを見ることができる動画配信サービスのTVer(ティーバー)。違法な動画配信を防ぐために民放キー局5局が共同で立ち上げたサービスです。
しかしここで気になるのは、民放が立ち上げたサービスということは、NHKを見ることはできないの?ということ。そこで今回はTVer(ティーバー)でNHKを見ることができるのかどうかについて解説致します。
もくじ
TVer(ティーバー)ダウンロードはこちら
TVer(ティーバー) でNHKは見ることができる?
TVer(ティーバー)でNHKを見ることはできるのでしょうか?
当初、TVer(ティーバー) のサービス開始直後は見ることができなかったのですが、2019年8月26日から一部の番組を放送後にTVerで配信されるようになりました。他の放送局の番組同様、放送の翌日から一週間見ることができます。
それでは、TVer(ティーバー) でNHKを見るにはどうすればいいのでしょうか。
▼まずは番組検索欄で「NHK」と入力します。
▼小文字でも問題ありません
▼すると、TVer(ティーバー)で見ることができるNHKの番組のラインナップが表示されます。
TVer(ティーバー) で見ることができるNHKの番組は?
TVer(ティーバー)で見ることができるNHKの番組のラインナップにはどのようなものがあるのでしょうか。2019年11月1日現在では以下の9番組が視聴可能となっています。
- 「ダーウィンが来た!」(総合)
- 「チコちゃんに叱られる! 」(総合)
- 「所さん!大変ですよ」(総合)
- 「プロフェッショナル仕事の流儀」(総合)
- 「みいつけた!」(E テレ)
- 「ハートネットTV」(E テレ)
- 「バリバラ」(E テレ)
- 「きょうの健康」(E テレ)
- 「きょうの料理ビギナーズ」(E テレ)
TVer(ティーバー) でNHKを見るのに受信料はかかる?
TVer(ティーバー)ではNHK の9つの番組を視聴することができることがわかりました。
しかし、ここで気になるのは、受信料です。
通常、NHK の番組をテレビやスマートフォン、タブレット端末などを利用して視聴する場合には受信料を払わなくてはいけません。
しかし、TVer 内で配信されている動画は、NHK の番組もすべて無料で視聴することができます。
▼TVer運営から配信されているニュースリリースでは、
このように、「TVer のウェブサイト及びアプリは「NHK の放送を受信することのできる受信設備」ではなく、TVer での番組視聴は、NHK の受信契約の対象ではございません。」とニュースリリースに記載されています。
テレビにつなげて見る「Android TV」や「Amazon Fire TV」も受信料はかからない?
TVerを見る方法としては、スマホアプリに限らずChromecastやAmazon Fire Stickをテレビに挿して、見る方法もあります。
TVerの解説ページで、Android TV利用時・Amazon Fire TV利用時のTVerアプリインストール方法が案内されています。
こうなってくると、前項でご紹介していた「アプリは受信設備ではなく、受信契約の対象にはなりません。」ということなので、テレビでNHKを見ても受信契約の対象にならないのではないか?と考えてしまいがちですが、ChromecastやAmazon Fire Stickを差し込んでいるテレビなどの端末自体がNHKが定義している「受信設備」に当たる場合、受信契約の対象になってしまうため、注意が必要です。
「NHKが映らないテレビ」は受信料がかからない?
「NHKが映らないテレビ」として一時期大きな話題となったソニーのモニターがあります。
実はこれは「NHKだけが映らない」テレビということではなく、「ネット接続機能がついたモニター(Android TV)」で正式には「業務用液晶モニター」となります。
これに「TVer」をインストールすれば、民放やNHKの一部番組の録画配信を受信料を支払うことなく見ることができる仕組み。
NHK側としても「チューナーが内臓されてないモニターで『録画』を見る分には、料金のお支払いいただく必要はございません」と回答しています。
つまり、話題となったソニーのモニター以外でも「ネット接続機能がついたモニター」にTVerやプライムビデオやネットフリックスといったネットコンテンツを画面共有してモニターに表示させることも可能なのです。
もちろん、これらの端末にTVerアプリをインストール、視聴するのは受信料がかかりません。
TVer(ティーバー)でNHKが見れない場合の対処法
TVer(ティーバー) でNHKが見れない場合にはどのように対処すればいいのでしょうか?
いくつかの原因が考えられますので、下記に該当するものがないかを確認しましょう。
番組配信期間が終わっている
TVer(ティーバー)の番組には配信期間が定められています。多くの場合は、配信開始から1週間で配信終了となってしまいます。
パソコンの容量が不足している
パソコンの容量が不足している場合には、動画再生が重くなったり、または止まってしまったりすることがあります。
アプリのバージョンが古い
アプリでの視聴の場合、アプリのバージョンが古い場合も正常に再生ができない場合があります。その場合にはアプリをバージョンアップさせましょう。
ネット通信速度が遅い
TVerの番組動画が重い、または途中で止まってしまう場合にはネットの通信速度に原因が考えられます。特にスマートフォンなどで視聴している場合には、Wi-Fi環境で視聴することをおすすめします。
海外在住である
TVerの番組は、日本で番組を見逃した方のためのサービスなので、海外在住の人には再生できないようになっています。
まとめ
限られた9番組ではありますが、TVer(ティーバー)でもNHKの番組を見ることができることが分かりました。このラインナップは今後変わっていくことも考えられます。
自宅にテレビがなく、NHKに受信料を支払っていない人でも一部の人気番組を視聴することができるのはとても嬉しいサービスですよね。
ぜひこれを機会に、TVer(ティーバー)でもNHKの番組を楽しんでみましょう!