この記事は、Zenlyのサービス終了とその代わりになるアプリについて解説します。
突如としてサービス終了が発表された位置情報共有アプリ・SNSの「Zenly(ゼンリー)」。その利便性とデザインは若者を中心として人気でした。
今回は、そのZenly(ゼンリー)のサービス終了にかかわる情報と、リアルタイム位置情報共有アプリとしてZenly(ゼンリー)の代わりになりうるものを紹介します。
もくじ
位置情報共有アプリ「Zenly」が突然のサービス終了を発表
2017年にZenlyを買収したSnapchatから、突如としてZenlyのサービス終了をお知らせするリリースが公表されました。
▼こちらがそのリリース内容ですが、スナップ社として注力する製品に優先順位を付けた際、ZenlyとVoiseyについては、サービス終了する手続きを開始した、とのこと。
実質、親会社となるSnap社がサービスを止める決断をしたことは明らかですが、
▼このように国内ユーザーからは愛用している旨のツイートが多くあることから、別の企業が買収し再建する可能性もあります。
Zenlyサ終すんだ
友達との待ち合わせとか結構重宝してたんだけどな…— aki (@Roseliasayo18) September 1, 2022
zenly終わるん?待ち合わせとかすっげぇ便利なのに
— まる🇺🇸🗽 (@maru_856) September 1, 2022
Zenlyおわるん?これからどうやって待ち合わせすれば良いのだ…
— れの (@39rino_Secret) September 1, 2022
便利だった「リアルタイム位置情報共有」
Zenlyの位置情報共有機能は、一部では「監視機能」と揶揄されることもありましたが、「今どこにいる?」のやり取りを完全になくすことができるツールとして重宝されていました。
もちろん友達同士・家族同士であっても、アプリ上に表示させなくする機能がありましたので、監視されている状態を回避する手段も設けられていました。
Zenly(ゼンリー)の代わりの機能があるアプリ
このまま行くと本当にサービス終了になってしまうZenly(ゼンリー)ですが、「リアルタイム位置情報共有」という機能で言えば、他のアプリでも実装されているものがあります。
Life360を利用する
家族間や特定の友達グループで位置情報を共有する形であれば「Life360」がおすすめです。
▽Life360のアプリはこちらからインストールできます。
▼アプリを起動し、電話番号・名前(ユーザー名)・メールアドレス等を入力していくとアカウント作成ができます。
▼アカウントを作成し、「サークル」という概念のコミュニティを作成します。
これは家族であったり、特定の友達のつながりであったり、コミュニティによって自由に作成することができます。
ここで作成したサークルに入ってきた人には自分の位置情報をリアルタイム共有することになりますので、どんなサークルで誰が入る可能性があるのか、は慎重に検討しておきましょう。
サークルが作成完了し、そのサークルに対して招待したユーザーがサークルのコードを入力しサインアップした場合、
▼こちらの地図ビューにそのユーザーの今いる位置がリアルタイムで表示されることになります。
このLife360が最もZenlyの使い勝手に近く、リアルタイム性も保たれますので、待ち合わせなどに必須で使っていたユーザーはZenlyの代わりのアプリとして利用することができるでしょう。
Googleマップの「現在地の共有」機能
GoogleマップでもGoogleアカウントでのつながりがあるユーザーであれば、位置情報の共有を行うことができます。ただし、やはりZenlyほど細かく・リアルタイムに同期するものではありませんので注意が必要です。
自分の位置を共有(公開)する方法
▼まず、Googleマップアプリを開き検索窓にある自分のアイコンをタップ。
▼次に現在地の共有をタップします。
▼新たに共有をタップ。
▼そうすると、Googleアカウント単位でつながっている別ユーザーのアイコンが表示されますので、それらのアイコンをタップし、共有をタップすることで、ひとまず「自分の位置を相手に共有すること」ができます。
家族・友達の位置を共有してもらう方法
自分のGoogleマップアプリに友達・家族の位置情報を表示させるには、まず上記の手段で自分の位置情報を共有します。
▼そうすると、「現在地の共有」画面にそのユーザーの名前が表示されますので、その名前をタップ後、リクエストをタップします。
このリクエストを相手が承認した段階で、相手側の位置情報を自分のGoogleマップに表示させることができます。
iPhone純正「探す」アプリ
iPhoneにもとから入っている「探す」アプリを使用してもリアルタイム位置情報共有を行うことができます。
ただし、こちらはApple IDで「ファミリー共有」を事前に行っている必要があり、友達同士の利用ではリスク等があるためおすすめできません。
「探す」アプリで位置情報共有を行うには、まず、Apple IDでファミリー共有を済ませておくことが必要になります。
▽ファミリー共有の方法はこちらをご覧ください。
Apple Musicに「ファミリー共有」で家族メンバーを招待する方法
▼その後、「探す」アプリを開き、デバイスを探すタブから共有先の端末を選択することで位置情報を確認することができます。
ただし、位置情報を確認したいユーザーが自分への共有を「オン」の状態にしておく必要があります。
Zenly(ゼンリー)を退会する方法
サービス終了ともなると、預けてきた個人情報が心配になる方もいるかと思います。そんな時はまだサービスが運用状態の時にZenly(ゼンリー)の退会作業を完了させておきましょう。
▽こちらの記事にてZenlyの退会方法について詳しく解説しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Zenlyの突然のサービス終了報告。衝撃のタイミングでしたが、また別の企業が再建してくれることを願いつつ、代替の手段は本記事でご紹介したものをお試しくださいませ!