本記事は、X(旧Twitter)の「リプ」「リプライ」について解説します。
Xで見かけることのできる「リプ」とは、「リプライ」(reply=返信)を意味し、ツイートに連なる形でコメント(ツイート)することができます。
今回はその「リプ」について、基本的な使い方、リプライを制限する設定などの裏技や非表示/通知の設定など「リプライ」に関する仕組みを詳しく解説します。
もくじ
X(旧Twitter)の基本的なリプライの使い方
では、実際にどのようにリプライを行うかを解説します。
💬吹き出しアイコンをタップし、返信を行う方法
まず、最も簡単/基本的なリプライの方法のご紹介。
▼リプライを行う予定のツイートに対し、タイムライン上に表記されている💬アイコンをタップ。
▼そうすると、そのツイートに対して、連なる(ぶら下がる)形で返信ツイート(リプライ/リプ)を行うことができます。
ツイート詳細ページの「返信をツイート」からリプライ
もう一つの方法は、
▼こちらのツイート詳細画面を開き、画面下に表示されるテキスト入力エリア返信をツイートの箇所にそのままリプライを記入し、送信する方法です。
▼このテキスト入力エリアをタップすると、このようにキーボードと返信先、入力画面が表示され、該当するツイートに対し、リプライを行うことができます。
@+ユーザー名で返信
この「@」にユーザー名をつけて、ツイートすることで返信を行うことができます。ただし、実際的にこの使い方は「メンション」と呼ばれ、公開されている状態で特定のユーザーに話しかける、という時に使用されます。
Xの「ユーザー名」とは?変更方法と注意点・デメリット・変更できない時の対処法を解説
▼その使い方は至ってシンプルで、ツイート作成時に冒頭「@ユーザー名」を付けます。
そうすることで相手はリプライ同様の通知が行われ、その後に続く内容で相手に対しての「公開質問」のようなことを行うことができます。
▼ちなみに、リプライを行いたいユーザーのプロフィールページにアクセスし、そこで表示されているツイート作成ボタンをタップすると、
▼このように自動的に「そのユーザーに対しての」リプライ(メンション)としてツイート作成を開始することができます。
リプライをつけさせない「リプライ制限」ツイートの使い方
Xのリプライ機能ですが、ツイートへのコメントが分かりやすく便利な半面、自分がツイートした際に、望まない返信(通称:クソリプ)が巻き起こるケースがあります。
いわゆる「炎上」に繋がってしまうケースですが、ツイート投稿時に「そもそもリプライを受け付けないツイート」に設定することもできます。
▼ツイート作成時に全員が返信できますと記載されている部分をタップ。
▼次に返信できるアカウントを選択できる画面が表示されます。ここから「そのツイートに返信できる人」を設定することができます。
最もツイートできる人口が少ないのが@ツイートしたアカウントのみとなり、ツイート内で言及(メンション)したアカウントのみ返信可能になる、というもの。
▽このいわゆる「リプライ制限」=「クソリプ防止機能」について、詳しくは以下の記事をご参照してみて下さい!
自分のツイートに付いたリプライを非表示にする方法
自分のツイートに付いたリプライを表示しないようにする機能があります。特にどうしてもこびりついてしまう「クソリプ」に対し、清潔感を保つための非常に重要な機能となります。
▼自分に付いたリプの右上に…のアイコンがありますので、こちらをタップ。

▼表示される選択肢の中に、返信を非表示にするという項目がありますので、こちらをタップ。

こうすることで、自分からも他ユーザーからもその返信を表に表示させないようにすることができます。
リプライの通知を受け取る/受信しない設定を行う方法
リプライが数多く寄せられるインフルエンサーのような立ち位置の場合、通知設定によっては数多くの通知が鳴ることになります。
Xでは「リプライ」のみについての通知設定項目があり、それを「オフ」にしておくことでリプライが来ても通知を鳴らさない、もしくは、通知の際に必ず通知が鳴るように設定することができます。
▼通知に関する設定を行うには、自分のアイコンをタップし表示される項目から設定とプライバシーをタップ。

▼以降は、通知→設定→プッシュ通知をタップ。

▼@ツイートと返信で表示される画面のスイッチをオンにしておくとリプの通知を受け取り、オフにしておくことでリプが行われても一切通知が行われなくなります。

ちなみに
▼リプの通知設定をカスタマイズに設定しておくことで、自分の任意のユーザーのリプのみ通知が送られてくる、という設定にすることができます。

どのユーザーを通知対象にするかどうかを決める/カスタマイズする方法は、
▼設定とプライバシー→通知→フィルターをタップ。

▼ミュートしている通知から表示される画面にて「次のアカウントからの通知を表示しない」という項目の中で、フォローの有無、新しい/認証済みかどうかなど、様々な切り口でユーザーを分け、リプの通知有無の設定を行うことができます。

リプライを検索する方法
自分へのリプライは通知や自分のタイムラインで確認することができますが、「他人が送った他人へのリプライ」も検索機能を使って簡単に確認することができます。
▼Xの検索画面上部に表示される検索窓にto:@ユーザー名と入力すると、

▼「ユーザー名」に設定した人に対して、その他ユーザーが送信したリプライを抽出して表示させることができます。

このようにXは様々な検索がX上でできるように「検索コマンド」を数多く公開しています。
▽Xが公表している検索コマンドの一覧とそれぞれの使い方については、以下の記事をご覧ください。
Xにおける「リプライ」使用時の注意点・押さえたいマナー
巻き込みリプライを行わない
巻き込みリプライとは、一つのツイートから会話進み、その進んだツイートに対して「リプライ」することによって、その会話に参加したユーザー全員にリプライ(@ユーザー)が発生してしまうことを指します。
このことでどのようなことが発生するかというと、「既に話題は逸れているのにも関わらず、リプライ(@自分)へのツイートが行われ続け、通知が鳴り止まない」という状況。
この状況にならないようにするには、
▼返信を行うこちらの画面で返信先となっているいずれかのユーザー名をタップします。

▼そうすると、返信先を選択できる画面が表示されますので、派生の元になっているユーザーの✓を外しておくことで、ツイートした本人にのみの返信を行うことができます。

いわゆる「クソリプ」をしない
現状、クソリプについての明確な定義は有りませんが、
- 揚げ足を取るような発言
- ミスや言い間違いを指摘する発言
- 論拠の乏しい発言
などはツイート主にとっては、「クソリプ」となるようなことが多いです。
もし、明確な意見がありリプを行う場合は、自身の発言内容をよく精査し、ツイートするようにしましょう。
相手を攻撃・中傷するリプを行わない
誹謗中傷もそのほとんどが「リプライ」の形式で行われます。
明らかに相手を傷つける発言や発信は、SNS上で助長され、増幅します。発言を行った本人にはなんの影響もありませんが、それを受け取る側の想像をしてみた時に、快く受け取れないメッセージは投稿するべきものでは有りませんの、文章だけ作成し、ツイートは破棄するようにしましょう。
様々あるリプライの種類
Xの世界では様々な種類のリプライが存在しています。今回紹介させてもらうものは、そんなリプライの一部です。
空リプ | 空リプとは、リプライにユーザー名(@****)のみが入っていて、肝心なメッセージが書かれないリプを指しています。返信先の相手に対し、書いたユーザーを紹介したり、あるいはそのユーザーを強調など、意図は人それぞれ。 |
リプ返し | リプ返しとは、相手からリプされたメッセージに対して、さらに返答するような形でリプライを行うことを指します。 |
巻き込みリプ | 「巻き込みリプ」とは、他者へのリプライに対し、その内容とは無関係な人を巻き込んでしまうことであり、マナーが悪い行為として知られています。例としてユーザーAとBの会話にユーザーCが加わり、CがBと会話を始めたとします。もしCのリプの宛先にAが残っていた場合、そのやり取りがユーザーAにも伝わってしまう(巻き込まれる)のです。このため、リプを送る際は、必ず無関係なユーザーを宛先から除外する必要があります。 |
リプ爆 | 「リプライ爆撃」を略したもので、文字通り特定のユーザーに向けて、1度に大量のリプを送り付けることを指します。特に相互にフォローしている場合、相手のタイムラインがそのリプで埋め尽くされるため、非常に迷惑な行為となります。 |
複数リプ | 「複数リプライ」の略であり、1度のツイートで複数人のユーザーに一括リプする事ができます。やり方としては、ツイートにそれぞれのユーザー名、そしてメッセージを書き込み、そのまま送ります。 |
直リプ | 直リプとは主に「ダイレクトメッセージ(DM)」のことを指しています。一般的なSNSでは「チャット」に近いものと言えるでしょう。 |
亀リプ | 亀リプとは、相手にリプライしたものの、それに対するリプライ返しが(亀が這いずるかのように)とても遅いことを指します。 |
画像リプ | 「画像リプ」とは、ツイートに対してメッセージの代わりに、画像を貼ってリプライすることを指します。これらの画像は大抵が送り主の意図を表すものとなっていて、主に煽りや挑発といった目的が多いです。 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、Xにおける返信の手段「リプ」「リプライ」について、ご紹介させていただきました。
X上でのリプライは、内容を追加したり、反論してみたり、自由に議論ができる設計になっていますが、SNSは有意義に・価値のある議論が求められますので、軽はずみな発言になっていないか、送信前に一度確認するようにしましょう!