本記事は、X(旧Twitter)の「検索コマンド」について解説します。
リアルタイムで起こっていることを検索するのに便利なXの検索機能ですが、「検索コマンド」と呼ばれる文字を併せて検索窓に入力することで検索結果にフィルターをかけることができます。
今回はその「検索コマンド」を全て解説。また、いくつかの検索コマンドを組み合わせて使う「裏技」をご紹介します。
もくじ
X(旧Twitter)で検索コマンドを使うときの基本
アプリ内の検索窓に直接コマンドを入力することで目的の検索が可能
Xの検索コマンドは、Xアプリの検索窓にそのままそのコマンドを入力することで実現できます。例えば、日付指定をするコマンド「since」と「until」を使用するコマンドでは、「since :2015-05-30 until:2016-12-30」という文字列をそのまま検索窓に入力・タイプすることでコマンドを使った検索を行うことができます。
コマンドとの間に半角スペースを入れること
Xで検索コマンドを使うときは、必ずそれぞれのコマンドの間に「半角スペース」を入力して区切ります。
「since :2015-05-30 until:2016-12-30」のコマンドにおいても真ん中に半角スペースが入り、この後に追加でコマンドを入力する際も、半角スペースを付けて続けて入力することで複数の条件のコマンドを同時に利用することができます。
【New】ユーザーのプロフィールページからそのユーザーのツイート検索が可能に
Xの検索に関する新機能として、
▼このユーザーのプロフィールページに虫眼鏡アイコン🔍が取り付けられ、コチラをタップすると、
▼自動的に検索窓にそのユーザーのアカウント名が記入された状態で検索を行うことができ、
▼そこから検索したい文字列をそのまま入れて検索を行うと、「そのユーザーに限定したフリーワードのテキスト検索」を簡単に行うことができます。
今までは、Xの高度な検索機能の一部として、検索ワードの中にアカウント名を入れることが仕様となっていましたが、これからはプロフィールページにアクセスし🔍から簡単にそのユーザーに限定した検索を行うことができます。
ユーザー・返信関連のツイートを検索するコマンド
返信/宛先指定のツイートを検索する(TO検索(to:))
▼本検索コマンドは、指定したユーザー宛てに投稿された関連ツイートを検索することができます。
特定のユーザーが投稿したツイートを検索(FROM検索(from:))
▼こちらのコマンドは、特定のユーザーが投稿したツイートを検索することができます。
特定の期間内に投稿されたツイートを検索するコマンド
指定した日付以降のツイートを検索(SINCE検索(since:))
▼本コマンドは、使うと指定した日付以降のツイートを検索することができます。主に検索したいワードに半角スペースを開け、コマンドを入力します。
検索例:2017年7月31日以降から投稿されたラブライブ関連のツイート
指定した日付より前のツイートを検索(UNTIL検索(until:))
▼こちらも前回出てきたコマンドで、指定した日付以前のツイートを検索することができます。
検索例:2016年12月30日までに投稿された”アップル”関連のツイート
特定のユーザーが指定した日付までのツイートを検索(from+until検索の組み合わせ)
▼本組み合わせでは、特定のユーザーが指定日までに投稿したツイートを見ることができます。
検索例:ドハックが2016年12月30日までに投稿した過去ツイート
特定のユーザーが指定した期間に行ったツイートを検索(from+since+until検索の組み合わせ)
▼本組み合わせは、対象ユーザーが「〇年〇月〇日から△年△月△日まで」に投稿したツイートを限定範囲で検索することが可能です。
検索例:2019年2月1日から2019年2月28日までにインスタグラムが投稿したツイート
▽過去に行った・行われたツイートを検索する方法については、こちらの記事を御覧ください。
画像や動画を含んだツイートを絞り込む検索コマンド
画像が含まれているツイートを検索する(filter:images)
▼こちらのフィルターコマンドを使うと、画像が含まれているツイートの絞り込み検索を行うことができます。
動画が含まれているツイートを検索する(filter:videos)
▼こちらのコマンドは上記とは逆に、主に動画が含まれたツイートのみを検索することが可能になります。
リンクが含まれているツイートを検索(filter:links)
▼こちらでは、ツイート内にリンクのURLが含まれているものを検索することができます。
複数の単語検索、特定のワードを除外した検索のコマンド
指定したワードを「含まない」ツイートを検索(- 検索:( – ”除外したいワード”))
本コマンドはツイートの絞り込みをよりピンポイントにしてくれるもので、
▼検索したいワードと関連するツイートのうち、指定した除外ワードが含まれていないものを検索してくれます。
検索例:任天堂からのツイートのうち、「スマブラ」のワードが含まれていない投稿
2つ以上のワードが含まれるツイートを検索(AND検索:(〇〇〇 XXX・・・))
ツイッターでは「2つ以上の指定ワード」を含むツイートを検索することが可能となっているので、
▼指定したワードが多ければ多いほど、より絞り込んでいくことができます。
検索例:任天堂からのツイートのうち、「スマブラ」と「スプラトゥーン」が含まれている投稿
複数のワードを指定してツイート検索(OR検索:(〇〇〇 OR XXX))
こちらのコマンドは上記とは対照的に、
▼指定したワードのいずれか(あるいは複数)を含むツイートを検索することができます。
検索例:任天堂からのツイートのうち、「スマブラ」または「カービィ」が含まれている投稿
指定した単語が完全一致するツイートを検索:(“XXX”)
▼本コマンドは「指定した言葉と一致するワードを含んだツイート」のみを検索することが可能です。
検索例:任天堂のツイートのうち、「クッパ」が含まれている投稿
特定の地域または言語で投稿されたツイートを検索するコマンド
言語を指定してツイート検索(lang:XXX)
こちらは特殊なコマンドであり、日本語や英語、さらにはフランス語など、
▼指定した言語で書かれているツイートを検索することができます。
なお各国の言語については、サーチエンジンで『2文字の国名コード』と検索してみてください。
地域とその周辺を指定して検索(near&within検索:(near:”場所名” within:”半径”))
▼このコマンドは、指定した地域を中心に、指定した半径内で投稿されたツイートを探すという高度な絞り込みができます。
緯度経度を指定して検索(geocode検索:(geocode:”緯度”,”経度”,”範囲”))
本コマンドも特殊なものとなっていて、言わば「near&within検索の上位版」と呼べます。緯度と経度、そして半径を入力すれば、その範囲内で投稿が行われたツイートが見つかります。
▼こちらは「東京タワー」の緯度・経度、さらに半径1kmを入力した後の検索結果です。
▼東京タワーが立つ東京都港区内より投稿されたのがわかります。
緯度と経度についてはこちらのリンクより検索・ゲットできます:https://www.geocoding.jp/
話題になっている・人気のあるツイートを検索する検索コマンド
一定数以上のリツイート数があるツイートの検索(min_retweets:)
本コマンドでは、リツイート(RT)の数が指定した数値以上あるツイートを検索することができます。
▼こちらでは、リツイート数が”100,000”以上のツイートに絞っています。
検索例:ガールズ&パンツァーの投稿の内、リツイート数が3000以上のツイート
一定数以上のお気に入り数があるツイートを検索(min_faves:)
こちらは、お気に入り数が指定した数値以上のツイートが検索できます。
▼お気に入り数を”10000”で検索した後の結果です。
一定数以上のリプライ数があるツイートを検索(min_replies:)
上記同様、リプライ数が指定数以上のツイートに絞って検索できるコマンドです。
▼リプライ数”50”で検索した結果、
検索例:たつき監督の投稿の内、リプライ数が200を超えるツイート
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はツイッターでの検索をグッと楽にさせ、ターゲットのツイートをより絞り込んで探すことを可能にしてくれる検索コマンドをいくつかご紹介しました。
次回は上記よりもワンステップ上となる高度な検索コマンドのご紹介と使い方をお届けいたします。