TikTokの注意すべき著作権的な問題は?音楽の使用はどこまで大丈夫?を徹底解説!




学生や大人の間で話題となっている人気SNS「TikTok」。お気に入りの楽曲を使ったり、派手なエフェクトを加えたりなど、無限に楽しむことが可能です。しかしそんなTikTokが抱えている悩みの種が

「著作権問題」

いつも通りに投稿した動画がなんと「著作権を侵害していた!」にならないよう、今回はこのセンシティブな問題について詳しく解説させていただきます!

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開発元 : BYTEMOD PTE. LTD.

TikTokを巡る著作権問題

現状、ユーザー間でどのようなことが問題として言われているか。

グーグル上で「TikTok 著作権」と打ち込むと、

など、多くの場合が「音楽の著作権を巡る問題」の模様です。

ただ、実はTiktokはJasracのUGCサービスに登録済みなので、Tiktok上でJasrac信託曲を選択・使用した場合は特に問題はありません

また、現在Tiktokが提携している音楽サービス・レーベルは

  • Apple Music(音楽アプリ)
  • AWA(音楽アプリ)
  • エイベックス・デジタル株式会社(音楽レーベル関連会社)

とされ、動画作成時に表示される

▼「楽曲を選ぶ」で表示される楽曲

▼それに加えて、楽曲選択画面で検索を行い表示される楽曲については

これらの提携により問題なく使用できる楽曲として表示されています。

しかしながら、別の動画編集アプリでCDの原曲そのまま使用し、アップロードするなどの行為はNGとされていますが、カバーやアレンジしたものであればOKです。

どのような楽曲使用が安全なケースか?

では具体的にどんな楽曲の使用が安全なのか、これらは主に:

  • 楽曲を選ぶをタップ後に表示される、画面内で選択できる楽曲の使用
  • 自らの演奏などでアレンジ・カバーを動画内で行うこと

などが著作権を侵害しないケースとなっています。

著作権を侵害している可能性があるケースは?

逆に著作権を侵害しているケースの場合:

  • CD音源を流しながら録画し、音源をほぼそのまま動画に乗せること
  • 別の動画編集アプリ経由で取り込んだCD音源を、動画内に乗せること

などが該当するケースです。

「楽曲を選ぶ」で表示されている楽曲ならばCDや別音源から取り込んでもOK?

こちらは基本的には避けた方が良いでしょう。

理由としては、楽曲を選ぶで表示される楽曲をよく聞いてみると、特定の部分を予め切り取られていることが分かります。

このことから特定の場所を決まって使用する(ユーザーに提供する)前提で楽曲の許諾がなされている可能性が高く、それ以外の部分を使用することは許諾外である可能性が高いです。

投稿時に注意すべき点は?

CD音源や配信音源の直接使用は避ける

上記で説明したように、CDの音源を流しつつ録画したり、動画編集アプリを使って原曲を直接使用→アップロードの行為はNGなので、問題にならないよう避けましょう。

公式提供の楽曲、自作の音楽やカバー曲を使う

一方でTikTok上の楽曲一覧で表示される楽曲、自作のアレンジやカバー曲であれば、使っても特に問題がありません。

明らかな著作権違反動画を見つけた時は?

閲覧中、明らかに著作権を違反するものがあった場合、以下の方法で報告することができます:

(※下記は例となります。違反動画ではないのでご安心ください!)

▼初めに動画ページの右側にあるアイコンをタップ。

▼「シェア」メニューが表示されたら、⚠報告ボタンを選んでください。

▼「報告」画面に移動後、一番下のその他をタップ。

「報告」の作成ページが開いたら、

報告の説明に書き込んだり、ボタンより画像を添付してください。

▼最後に右上の提出をタップすれば、報告完了となります。

もし著作権違反をしたらどうなってしまう?

もし自分が動画内で著作権違反をしてしまっていた場合、何が起こるか。

おそらく大半の場合、何も起こりません。

著作権は長らく作者が訴えなければ罪とならない「親告罪」の扱いでしたが、2018年12月30日に施行された「著作権等侵害罪の一部非親告罪化」により作者でなくとも訴える=刑事罰の対象とすることができるようになりました。

ただし、

  • 侵害者が侵害を行って利益を得ている
  • 侵害者が著作物をそのままネットにアップしている
  • 侵害によって著作者が取れる利益が減っている

の全てに当てはまる場合のみ、著作者でなくても訴えることができる、というもの。

ですので、TikTokでちょっとバズりたい!という程度のものでしたら問題にはならないと予測します。

とはいえ、楽曲を使ってその楽曲が持つ内容を貶めるものを作成したら作者から削除を要請される、というやりとりは充分に発生する可能性があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

TikTokでもユーチューブでも、動画や音楽配信サービスは常に「著作権」という問題が付きまとっており、時には制作や投稿に注意が必要となります。

そんな小難しい著作権を知らずに動画を作り、後になって「著作権違反として刑罰!」なんてことにならないよう、それらに侵害しないよう注意しつつ、素敵なTikTok動画をお作りくださいませ!



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