Apple musicで『通信量』はどれくらいかかる?節約する方法は?オフライン再生は本当にかからない?などを徹底検証!

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本記事はApple Musicの「通信量」について詳しく解説いたします。

最近は「月々50GB」など、先日までの「7GB制限」からはだいぶ容量が拡充してきていますが、それでも動画やビデオ通話などを考えると、出来るだけ通信量は節約したいですよね。

そこで今回は、Apple Musicを使う上でどのくらい通信量が発生しているのか?通信量を節約する手段はあるのか?Radioや歌詞表示などではどれほどの通信量があるのかなど、Apple Musicにおける「通信量」の全容を詳しくご紹介いたします!

Apple Musicの「通信量」とは?

Apple Musicのような音楽アプリは予めアプリ内に音楽ファイルが入っているわけではなく、ユーザーが聴きたい曲を選曲・選択した時点で、その楽曲の音楽ファイルを取得、その後再生が行われます。

もちろんダウンロード済みの楽曲の場合例外ですが、最初のダウンロード・端末への保存を行う際に通信が発生します。

Apple Musicで通信量が発生するタイミング

Apple Musicで通信が発生するタイミングは

  1. ストリーミング配信をしている時
  2. 楽曲をダウンロードしている時
  3. Radioを聴いている時

それぞれ通信が発生します。

その他に、検索してジャケ写を含む楽曲一覧が表示されるときや、「For You」などレコメンドの画面を開いているときなどは、アーティストのアートワークが数多く表示されますので、比較的多くの通信が発生しますが、「Apple Musicの通信量」の大半を占めるのは①の「ストリーミング配信時の通信量」となります。

Apple Muiscをストリーミングで聴いている時の通信量

ストリーミング配信とは?

そもそも「ストリーミング配信」とは何なのか?という点ですが、簡単に言うと「再生の度に楽曲ファイルをダウンロードして再生する」という方式の配信方法。まさに「YouTube」などがこれにあたります。

ストリーミング配信時の通信量は「音質」によって異なる

Apple Musicでは2段階の音質設定を行うことができます。

▼設定アプリのミュージックモバイルデータ通信をタップすると、以下の画面を表示させることができ、

上記の高品質ストリーミングをオン/オフと切り替えることで音質を切り替えることができ、「オン」に設定した時としない時では約2倍の通信量の差が出ます。

▼Apple Musicの「音質設定」に関しての詳細は以下の記事を御覧くださいませ!

「Apple Music」で音質を良くする方法-設定変更や音質向上の方法・データ通信量の変化など徹底解説!

2020年4月5日

音質ごとの通信量一覧

では、その音質ごとに異なる通信量ですが、1時間再生した場合、3時間再生した場合、でどのくらいの通信量がかかるのかをMB(メガバイト)で計算をいたしました。

▼こちらが再生時間別の通信量。

低音質 高音質
ビットレート 128kbps 256kbps
再生1時間の通信量 約56.25MB 約112.5MB
再生3時間の通信量 約168.75MB 約337.5MB

上記を見ると、高音質の場合、1時間の再生でも100MB以上の通信量がかかるのが分かります。

ギガバイトあたりの可能な再生時間

次に、各通信キャリアが定めている月々の通信容量制限ごとで、一体どれくらいの時間、再生が可能なのか、GB(ギガバイト)ごとで計算いたしました。

低音質 高音質
ビットレート 128kbps 256kbps
1GBあたりの再生可能時間 約18.2時間 約9.1時間
10GBあたりの再生可能時間 約182時間 約91時間
50GBあたりの再生可能時間 約910時間 約455時間

こう見ると、最近のトレンドである月々「50~60GB」のプランでは、かなり1ヶ月あたりの再生時間に余裕が出てきたように思います。

ただし、格安SIMなどで現存するプランである1GBでは低音質に設定しても1日あたり1時間も聴けないことに注意ですね。

Apple Musicに「キャッシュ機能」は存在するのか?

最近のニュースアプリなどの仕様で「キャッシュ」という機能がよく実装されています。

「キャッシュ」とはなにか?というと、一時的にファイルを端末の中に保存、次にアクセスする時に通信を発生させず素早く見れる・聴けるようにするための仕組みです。

Apple Musicがこの「キャッシュ機能」が実装されているか、検証してみた所、どうやらキャッシュの仕組みは実装されていないようでした。

検証の方法としては、数曲をストリーミングで再生→再度同じ曲を再生した時に通信量が発生しているかどうか確認。

▼一度、こちらの3曲をストリーミングで再生。

キャッシュ機能が有効であるならば、再生を行った時点で一時的に楽曲ファイルが端末に保存されているはずなので、以降のストリーミング再生では通信は発生しないはず。それを予測し、次回同じ楽曲を再生後、モバイルデータ通信の画面にてどれくらいの通信が発生したかを確認しました。

そうすると、

▼このように「27.1MB」の数字が。

これはおおよそ3曲分+ジャケ写画像の読み込みで消費されるデータ通信量とほぼ合致する数値になっており、これが「Apple Musicがキャッシュ機能を使用していない」証拠になるかと思います。

Apple Muiscをダウンロード(オフライン)で聴いている時の通信量

では、通信量が大きくなってしまうことへの回避策として挙げられる「ダウンロード」「オフライン再生」ですが、本当に通信がかかっていないのか、検証も含めてご紹介いたします。

ダウンロード時に発生する通信量

まず、楽曲をダウンロードする時にかかる通信量を確認してみました。

▼先程、ストリーミング再生の通信量確認時に使用したこちらの3曲をライブラリに保存し、

設定アプリのモバイルデータ通信からApple Musicの通信量を確認してみた所、

▼29.4MBの表示。こちらも先程、ストリーミングで検証した容量とほぼ同量になっていますので、

ダウンロード時の通信量はその曲を1回ストリーミングで再生する時と同じ通信量がかかることがわかりますね。

オフライン再生時に発生する通信量

そして重要なのはここから。ダウンロードを行い、オフライン再生をしている時に「本当に通信量がかからず再生が行えているのかどうか」を検証してみました。

▼その結果がこちら。「ミュージック」で9.5MBの通信がかかっていることが分かります。

おそらくこれは、Apple Musicのアプリを開いた時に取得される基礎的なデータや再生画面以外のページで表示するジャケ写等の画像リソースを読み込んだものと思われ、0(ゼロ)にはなっていないのですが、ダウンロード時の通信量よりも大幅に削減されていることが分かります。

これにて、Apple Musicで出来るだけデータ通信量を節約して利用するには「ダウンロード→オフライン再生を行う」という方法が有効であることがお分かりいただけるかと思います。

Apple Musicで通信量を節約する方法

とはいえ、「聴く音楽全てをダウンロードをしておく」ことは難しいですよね。その前提で、どのようにして通信量を節約するかの具体的方法をご紹介いたします。

Wi-Fi環境下でのダウンロードを徹底する

最も簡単に通信量を抑える手段は「予めダウンロードをしておく」ですが、そのダウンロードをWi-Fi接続時にまとめて行っておくことにより、ダウンロード時の通信もかからず、出先での使用でもオフライン再生となるため、通信量を一切かけずに音楽再生を行うことが出来ます。

予めストリーミング再生ができないようにする

どうしてもついつい出先でストリーミング再生をしてしまう、という方には、強制的な手段として「ストリーミング再生をさせない」という方法もあります。

▼設定アプリのミュージックモバイルデータ通信を選択し、こちらのストリーミングをオフにすることによって

モバイルデータ通信時(Wi-Fiオフ時)にストリーミングでの再生を行わないようにします。

モバイルデータ通信で再生できないようにする

さらに厳密に通信量を削減するには、

▼こちらのモバイルデータ通信自体をオフにします。

そうすると、楽曲のストリーミング再生のみならず、ジャケ写などのアートワークの読み込みも行わないようになりますので、更に通信量を削減することができます。

音質を変更する

最後の節約案としては、音質を下がることが該当します。

▼こちらのように高品質ストリーミングがオフになっている状況であれば、音楽の再生品質が128kbpsとなり、

高品質ストリーミング設定時の半分の通信量で聴くことが出来ます。

Apple Musicの「Radio(ラジオ)」の通信量はどのくらい?

Apple Musicでは、特定のアーティストが配信する「Radio」という番組的・プレイリスト的な機能があります。音楽の再生では高音質のオン/オフで音質を切り替え、且つ通信量をある程度予測することができましたが、この「Radio」においてはどうでしょうか?

▼実際に計測してみた結果がこちら。

こちらは10分間Radioの番組を再生しっぱなしの状況で計測してみた結果として50.2MBという結果がでました。この結果から1時間の再生を行うと、単純計算で300MB近い通信量が発生することとなります。

おそらくこの50.2MBの中にアルバムのアートワーク等画像データの通信量も含まれていますので、必ずしもここまで大きな通信量になる可能性は低いですが、明らかに通常の音楽再生より通信量が過大になる可能性がある点には注意が必要ですね。

Apple Musicの「歌詞表示」は通信量かかる?

▼Apple Musicでは楽曲の再生を行っている最中にその歌詞を表示する機能があります。

その歌詞表示には一体どのくらいの通信量がかかるのか?という点ですが、日本語の場合、1文字で2バイト、また、Apple Musicの歌詞表示の場合、楽曲の進行に合わせて歌っている部分が拡大表示されるなどの歌との連携がありますので、それを含めても10KB程度に収まることが予想されます。

音楽の場合、1曲で5MB程度まで行くことを考えると、歌詞表示による通信量はほぼ気にしなくても良いレベルでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はApple Musicの「通信量」について詳しくご紹介いたしました。

最近の携帯キャリアの料金プランではかつての「7GB縛り」のルールはややなくなりつつありますが、10GB程度で考えたときでは、

  • 低音質設定時:1ヶ月で182時間
  • 高音質設定時:1ヶ月で91時間

程度の目安で考えると、1日当たりの適正量が分かりやすくなりますね。

とはいえ、Wi-Fi環境下でダウンロードしておく、という施策が最も効果的な面もありますので、できるだけ「モバイルデータ通信を使用しない」という考え方がおすすめです!