本記事は、Twitterの鍵付きアカウント(鍵垢)について解説します。
自己表現の場として使用できるTwitterですが、その用途だけでなく、限られたメンバーのコミュニティだけでソーシャルネットワーキングを楽しむ方法もあります。
そのように閲覧者を限定するには、非公開の鍵付きアカウント(鍵垢)にすると実現できます。
今回は、Twitterにて鍵付きアカウント(鍵垢)にする方法と、変更後の非公開に関する仕様、鍵垢のツイートを閲覧する方法について解説いたします。
もくじ
Twitterの鍵垢(鍵付きアカウント)とは?
「鍵垢」とは文字通りTwitterアカウントに「鍵」をかけることであり、特定のユーザー(フォロワー)のみにツイートを限定的に公開したりすることができる機能を利用したユーザーを指します。
- 画面右上の自分のアカウントアイコンをタップ
- 設定とプライバシーをタップ
- プライバシーとセキュリティをタップ
- ツイートを非公開にするをオンの状態にする
鍵付きアカウントのツイートを見る方法
Google検索の検索結果で表示
ただし、鍵付きアカウント(鍵垢)にしたタイミングが最近だった場合、
▼Google検索で「twitter [アカウント名]」で検索すると、このように、ツイートごとでGoogleが検索結果として保存しているケースがあります。
これはツイートの一つ一つにURLが割り当てられているため、GoogleがTwitter内部も巡回し結果として保存することで検索結果に表示されるようになります。
鍵垢化が最近である場合、Googleが情報を取り込んでいる可能性も高いため、一度この手段を試してみてください。
検索結果から「キャッシュ」を表示させる
この方法も、鍵垢にしたタイミングが最近の場合に利用できる閲覧方法です。
▼PCで閲覧したい相手のTwitterアカウント名を検索するとこのようにURL部分に▼のアイコンが表示されますので、こちらをクリックしてみると、
▼このように<キャッシュ>という文字が表示されます。
このリンクをクリックすると、Googleなどの検索エンジンが一時的に保存している「キャッシュ」が表示されます。
鍵垢にしたタイミングが最近の場合、Googleなどの検索エンジンが「鍵垢にする前のツイート」をこのようにキャッシュで保存していますので、それを閲覧することで鍵垢アカウントのツイートを確認することができます。
鍵付きアカウント(鍵垢)の周辺ユーザーとネットワークを築く
やはりそれでも鍵付きアカウント(鍵垢)のツイート内容が確認できない場合は、その鍵垢アカウントがフォローしているユーザーからフォローされることでそのユーザーからの信頼度を上げ、承認してもらいやすくする方法もあります。
フォローリクエストを受け取ると、そのユーザーへのプロフィール画面を見る可能性が高くなりますが、
▼プロフィール画面のこのエリアに、そのユーザーがどのアカウントからフォローされているかが表示されます。
この欄に自分がフォローしているユーザーがいたり、共通の知人がいたりすることで心理的にフォロー承認をしやすくなります。
このようにして、「承認してもらう確率」をわずかながらでも上げることができます。
現時点では相手をフォローする以外に方法がない
現時点では、鍵付きアカウントのツイートを閲覧する方法は、そのユーザーがフォローリクエストを承認し、フォロー状態になるしか方法がありません。
鍵付きアカウント(鍵垢)になるとできること・できないこと
鍵付きアカウントに変更するとどのような状態になるのか、
▼鍵付きアカウントに対して周囲のユーザーができること/できないことをフォロワー・非フォロワーでまとめるとこのようになります。
鍵付きアカウントの→ | フォロワー | 非フォロワー |
フォロー | - | 申請・承認が必要 |
プロフィール閲覧 | ◯ | ◯ |
ツイートの閲覧 | ◯ | ✕ |
DMのやり取り | 相互フォロー・もしくは「解放」していれば◯ | |
リツイート | ✕ | ✕ |
いいね・リプライ | ◯ | ✕ |
このように鍵付きアカウントに対し、まだフォローできていない人(承認されていない人)はプロフィールの閲覧しかできません。
以下より、それぞれ詳しく解説していきます。
鍵付きアカウントのフォローは承認制になる
▼鍵付きアカウントをフォローボタンはこのように通常通りフォローするのボタンが表示されていますが、
▼そのフォローボタンを押してもフォロー許可待ちと表示され、すぐさまフォロー状態=ツイートを閲覧可能な状態にはなりません。
▼また、鍵付きユーザーが上記のようなフォローリクエストを受け取った場合、メニュー一覧のフォローリクエストにバッジが表示されていますので、こちらをタップすると、
▼このように自分にフォローリクエストを送ってきたユーザーを確認することができます。
こちらの画面で✓のマークをタップすることで、初めてフォローが成立し、フォローリクエストを送信したユーザーは当該鍵付きアカウントのツイート内容を閲覧することができます。
鍵付きアカウントのツイートはフォロワーのみ閲覧可能
▼鍵付きアカウント(鍵垢)のツイートはフォローが承認されるまで、このようにツイートは非公開ですと表示され、一切その内容を確認することはできません。
▼フォローリクエストが承認されれば、通常通りそのユーザーのタイムラインにてツイートを閲覧することができます。
鍵付きアカウントのツイートはリツイートができなくなる
▼鍵付きアカウント(鍵垢)のツイートは、たとえフォロワーであってもリツイート(RT)することはできません。
上記のようにリツイートのアイコンが非アクティブ(薄い色)になっており、タップしても反応しません。
鍵付きアカウントのツイートは検索にヒットしなくなる
鍵付きアカウント(鍵垢)のツイートは検索結果に表示されなくなります。
またユーザー検索を行った際は、アカウントによって表示されるものと表示されないものがあります。
リプライを送っても相手がフォロワーじゃないと見れない
こちらは鍵付きアカウント本人の側で起こる「できないこと」ですが、自分がリプライを送ったとしてもそのユーザーがフォロワーでなければ閲覧することができません。
DMは「解放」していればやり取りを行うことができる
DMでやり取りできるかどうかは「鍵付きアカウントかどうか」が影響しません。
鍵付きアカウントであっても、そのユーザーがDMを「解放状態」にしていれば、DMを使ったやり取りを行うことができます。
▼DMの「解放」については以下の記事の「TwitterのDMを解放する方法」をご覧ください。
鍵付きアカウントのプロフィールは閲覧可能。ただしツイートは見れない
鍵付きアカウントでも閲覧可能なページは、プロフィールページです。
▼鍵付きアカウントのプロフィールページにアクセスすると、このようにそのユーザーの自己紹介文やURLなどは閲覧することが可能です。
自分のアカウントを鍵付きアカウント(鍵垢)にする方法
Twitter公式アプリ版の場合
▼初めに「ホーム」画面でプロフィールアイコンをタップしてください
▼メニューの下部にある設定とプライバシーをタップ
▼移動後、プライバシーとセキュリティを選択
▼次にツイートを非公開にするの右側にあるスイッチをタップし
▼ツイートの非公開を有効にしてください
▼アカウント名の隣に🔒アイコンが付いていれば鍵垢の設定完了です
▼ちなみにフォロワー以外からは下記のように表示されています
ウェブ版Twitterの場合
▼「ホーム画面」でメニューを開いたのち、下の方にある設定とプライバシーをタップ
▼次にプライバシーとセキュリティをタップしてください
▼アプリ版同様、ツイートを非公開にするの右側にある☐をタップ
▼確認ウィンドウがポップアップするので、非公開にするを選択し
▼ツイートの非公開を有効してください
▼アカウント名の隣に🔒アイコンが付いていれば設定完了です
まとめ
いかがだったでしょうか?
1人でも多くの人にフォローしてもらうことはTwitterの醍醐味の一つでもありますが、時には好ましくないユーザーにフォローされるケースもあるなど、必ずしも良いとは言えません。
もし知人や家族などと相互フォローする考えであるなら、今回の非公開機能を使って、一部の人に限定公開するのもオススメです。