本記事ではLINEの「LINE Face2Face」について解説します。
新型ウィルスの影響でタレント・アーティストは通常の営業やファンサービスができずなかなか苦しい状況にありますが、今回ご紹介する「LINE Face2Face」によってそれまでリアルの現場で行われたことがオンラインでも再現可能になるようです。
今回はLINEの新しいサービス「LINE Face2Face」の詳細と、想定されるその「使い方」について詳しく解説します。
2021年7月21日にLINEによるアナウンスがあり、LINE Face2Faceに対する不正アクセスによる漏えいがあったことが発表されています。
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もくじ
LINEの「LINE Face2Face」とは?
LINE LIVEの機能を活用した1対1のライブ配信
LINEの「Face2Face」は、ライブ配信アプリ「LINE LIVE」を使用した1対1のライブ配信です。
通常のライブ配信は1対多で行われ、配信者は映像で情報を届け、閲覧している側は投げ銭となるアイテムを贈呈したり、ハートを送ったりすることで配信者とコミュニケーションや支援を行うことができますが、1対1の場合、おそらく「まるで個室で話している」かのような濃いコミュニケーションを行うことができます。
応援しているタレントと個別のビデオチャットが出来る
今回LINEから発表された「Face2Face」はいわゆる「個別のビデオチャット」でそれまでの1対多の形式から1対1になることによって、握手会やトークイベントをオンラインで再現することを目的としています。
新型ウィルスの影響で軒並みそういったファンイベントが中止・延期になる中で、アーティストやアイドルは実際に接することができなくても、熱心なファンとビデオチャットができることによってイベントの代わり・もしくはそれ以上の体験を提供・受けることができるようになります。
顔用のスタンプ(フェイスフィルター)などを使いながら楽しく会話できる
LINEがLIVEアプリ以外でも持っている強みとして、顔認識を利用したスタンプ(フェイスフィルター)などがあります。
もともとおもしろみのあるエフェクトを付加することによってコミュニケーションを促進するためのものですが、LINE LIVEではメイクの代わりや、いわゆる「盛る」ためのツールとして一役買うことになりそうです。
オープン化の予定
タレントできる個別のコミュニケーションというと「SUGAR」というアプリで佐藤健と会話できる企画が記憶に新しいですが、今回の「LINE Face2Face」は、オープン化を予定しているとのこと。
オープン化とは、特定のタレントのみ使用できる企画ではなく、誰でも「Face2Face」を開始出来る、という仕組みになります。
ですので、ある程度Twitterなどで「Face2Face」の告知を行っておき、当日開始後は、希望のユーザーを抽選や順番によって個別のコミュニケーションを行っていく形式になりそうです。
配信側が第三者の監視役を付けることも可能で安心
また、個別のやり取りとなると空間で言えば「個室」に近い形となります。良からぬことを考える輩がいるとなると、不審な行動に出たりということも考えられますが、今回の「Face2Face」のシステムでは第三者が配信中監視を行うシステムも配信側に提供するそうです。
そのため、やり取りしている対象者が予期しない行動に出た場合、一時的に中断、場合によっては視聴者のアカウントを停止することもできるようです。
これらの防御策により、配信者はより安心な配信を行うことができそうですね。
『LINE Face2Face』の第一弾は『HKT48』でほぼ決定!?
ファンとのコミュニケーションやビジネスモデルで期待される「LINE Face2Face」ですが、なんと早速第一弾アーティストが決まったそうです。
▼2020年6月8日に出されたリリースにて発表された内容は、「HKT48 13thシングル「3-2」個別【オンライン握手会】 」にて「LINE Face2Face」を使用したオンライン握手会が開催される模様。
開催予定時期は9月上旬を予定しているとのこと。参加方法は後日公表されるとのことですが、当日は、1対1のビデオトークができ、専用アイテムを使ったコミュニケーションなども企画されていくようです。
「LINE Face2Face」の使い方
「LINE Face2Face」の想定される使い方としては、
▼大手のタレントさんであれば、人気タブの画面上部にあるバナーから導線が敷かれ、
「Face2Face」の応募ページが表示されたり、
▼こちらのページにもあるように目的のタレントの「Face2Face」が始まったら希望者として応募・順番待ちをしたり、
という使い方が想定されます。
また、LIVEの画面上からアーティストであれば楽曲ダウンロードやプレゼントの要素も追加されるという。まさにファンイベントがきれいにオンラインに移動してきた、という印象ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はLINEで新しく発表された「LINE Face2Face」の全容と想定される使い方をご紹介いたしました。
ファンとしていつもであれば定期的に「会いに行ける」がこのご時世、「会いに行けない」かたちになってしまい、アーティスト/タレントとしてもファンとしても分断された時間が続いていると思います。
このようなツールにてより一層密なファンとの交流ができると良いですね!