本記事は、LINEのトークを削除してしまった時に復元する方法を解説します。
LINEのデータを復元する方法はいくつかのパターンがありますが、不意に削除してしまったときに果たして復元ができるものなのか?どのような設定にしていれば元に戻すことができるのか?浮気調査のための復元が可能なのか?を解説します。
もくじ
そもそも間違って削除したトーク履歴は復元可能なのか?
結論からお伝えすると、バックアップを取っていた場合のみ、トーク履歴の復元が可能です。
こまめにバックアップを取り、間違って削除したときにトーク履歴を復元すれば、慌てずにすみます。逆にバックアップを取っていなかった場合は、復元を行うことができません。
いくつかバックアップをする方法とその復元方法を次からご紹介します。
iPhoneでバックアップする方法と復元方法
iCloudを使用してバックアップを行う方法
▼アプリのホーム画面を開きます。左上の歯車マークをタップします。
▼トークをタップします。
▼トークのバックアップをタップします。
▼今すぐバックアップをタップします。これで完了です。
この方法で行われるバックアップは、Appleが提供するストレージサービス「iCloud」への保存となります。
iCloudでバックアップしたトーク履歴を復元する方法
iCloudでバックアップしたトーク履歴を復元できるタイミングは、LINEのアプリを再インストール・再ログインしたタイミングに限られます。
ですので、問題なくバックアップができていて、且つ、誤ってトークを消してしまって以前の状態に戻したい、という状態であれば、一度アプリをアンインストールし、再インストールするところから開始する必要があります。
LINEアプリを端末からアンインストール後、App StoreからLINEアプリをもう一度インストールします。
▼アカウントにログインしトーク履歴を復元をタップします。これで完了です。
これで復元できる地点は「過去にバックアップを行ったところまで」となりますので、そもそも「バックアップを取っていなかった」という場合は、アプリをアンインストールすることでその時までのデータも消えてしまいますので、注意が必要です。
こちらではPCを使用します。このアプリを使用すれば、バックアップを取りトーク履歴を復元することができます。今までにトークの復元をしたことがない人にはおすすめです。
▼まずアプリを起動し、ホーム画面からWhatsAppデータ転送を選択します。
▼左側のメニューからLINEを選択します。
▼スマホとPCをUSBケーブルで繋ぎ、バックアップをクリックするとLINEトーク履歴のバックアップが開始。バックアップ終了後デバイスに復元を選ぶと、バックアップされたトーク履歴は端末に復元されます。
バックアップをするときの注意点
上記でもご説明しましたが、復元するには必ず「バックアップ」が必要です。
ですので、バックアップはこまめに行ってください。バックアップを取っていないと復元はできなくなるのでご注意を。
そしてもうひとつ、LINEアプリは常に最新のものへアップデートしてください。
アップデートされていない状態でバックアップや復元を行っても正常に動作しないことがあります。
AndroidでLINEのトークをバックアップする方法と復元方法
Android端末ではLINEのデータバックアップにGoogleドライブを使用することができます。
Googleドライブにバックアップを行う方法
▼LINEを開き、ホーム画面を表示させます。そこから右上の「歯車マーク」をタップ。
▼設定画面が表示されます。次にトークをタップ。
▼一番上のトーク履歴のバックアップ・復元タップ。
▼「トーク履歴をバックアップ&復元」の画面が表示されます。
▼「Googleドライブにバックアップをする」を選択する前に、googleアカウントをすでにお持ちの方はGoogleアカウントをタップします。
▼アカウントを選択します。
▼これでアカウントが設定されますので、Googleドライブにバックアップをするをタップ。
▼「前回のバックアップ」が更新され、これでトーク履歴のバックアップが完了です。
Googleドライブから復元する方法
▼上記のGoogleドライブへバックアップする方法の手順で「トーク履歴をバックアップ&復元」の画面まで進みます。
▼一番下の復元するタップしたらバックアップしたトーク履歴を復元することができます。
Android端末の場合は、バックアップデータの復元をいつでも行うことができますので、iPhoneのようにアンインストールから再インストールの手順が必要ありません。
LINE Keepへバックアップしてトークを確認をする方法
「トークを保存する」ということについては、LINEの「Keep」の機能を使ってトーク内容・履歴確認を行うことができます。
LINE keepはすべてのトーク履歴を保存するGoogleドライブとは違い、トーク履歴ごとを保存します。
こちらの方法はAndroidとiPhoneの両方で操作可能です。
iPhoneでKeepを使いバックアップ・トークを確認する方法
保存したいトークを開き、右上のボタンをタップ。
▼さらに「歯車マーク」をタップ。
▼トーク履歴を送信をタップ。
▼保存先にKeepに保存を選びます。
これでバックアップが取れました。
ホーム画面の「Keep」から保存したトークが確認できます。
Androidでバックアップ・トークの確認をする方法
▼まず保存したいトークルームを開き、右上のメニューをタップし、「設定」を選択します。
▼トーク履歴を送信をタップします。
▼保存先を聞いてくるので「LINE Keep」を選択します。
これでトーク履歴が「LINE Keep」に保存されました。
▼ホーム画面の「Keep」から保存したトークの一覧が確認できます。
彼氏/彼女のLINEトーク履歴を復元して浮気調査出来る?
LINEでやましいやり取りがある場合、もちろんそれは削除されるはず。
その削除されたものを復元して過去のやり取りを確認することで、いわゆる浮気の形跡を調べることも出来ます。
ただし、上記で言及している通り、あくまで各種方法を使用し「バックアップしていること」が大前提になっていきます。
端末の指紋・FaceIDやパスコード・LINEのパスコード突破が必要
相手の浮気・不倫を疑う場合、証拠を探るために相手の端末を調べることになりますよね。
まず一番最初にぶつかるのが、端末のパスワードや指紋認証の壁です。ほとんどの人が端末にロックをかけていると思います。LINEのパスコードも設定されている場合がありますので、これらを突破する必要があります。
定期的にLINEトークのバックアップを取らせておく
パートナーに日頃からトーク履歴のバックアップを取るように勧めてみましょう。もしくは、こっそりパートナーの端末を触って自分でバックアップを取るのもいいかもしれません。
バックアップして復元したものをパソコンに送ってしまえば、証拠が残ります。
しかし、やましい履歴だとパートナーがすぐにトークを削除してしまうかもしれません。その時はバックアップを取れませんが、逆に「怪しい…」と疑惑が深まることになりますので、別の対策を考えてみましょう。
ただし、バックアップについては、▽こちらでご紹介している「自動バックアップ」という手段もありますので、この設定にしておくことでも定期的なバックアップを実現できます。
ただし、違法行為に該当する可能性有り
万が一ですがこの行為がパートナーにバレた場合、プライバシーの侵害や不正アクセスをしたことになります。下手をすると、相手があなたのことを訴える事態にもなりかねません。
端末をチェックする場合は慌てずに、タイミングを見計らって実行しましょう。
トークの復元は相手側からスクショを送ってもらう方法もあり
削除してしまったトーク履歴の数が少ない場合、相手側に自分とのトーク履歴をスクショしてもらい、その画像を送信してもらう、という手もあります。
この方法だと簡単に短時間ですみますね。
ただし、複数のスクショをもらう場合、相手側の負担になりかねないのでよく相談してから送信してもらいましょう。
間違ってトーク履歴を削除することはどういう時に起こる?
まだ間違ってトーク履歴を削除したことがない方はそれがどういう時なのか、あまりピンと来ないかもしれません。
まずは、間違ってトーク履歴を削除してしまったパターンをいくつか見ていきましょう。
誤って削除ボタンを押してしまったとき
いくら気をつけていても、削除のボタンを押してしまった…なんていうことがあるかもしれません。
▼下記のようなポップアップが出た場合は気を付けましょう。
いつも使っている端末以外からLINEアカウントにログインしたとき
FacebookやInstagramなどのSNSでは複数の端末からログインすることができますよね。
ただし、LINEの場合は、iPadやPCなど「スマートフォン」に該当しないものからのログインは端末として併用できますが、複数のiPhoneやAndroid端末(いわゆるスマートフォン端末)から同じアカウントにログインしようとすると、「引き継ぎ」と同様の画面になってしまい、もし「引き継ぎ」作業を行ってしまうと、旧端末側のデータは全て見れなくなってしまいます。
この手順で誤ってデータ消去してしまうケースがかなり沢山あります。
機種変更したとき
機種変更する際に、きちんと引継ぎ作業をしなければアカウントは消えてしまいます。そうならない様に、事前に引継ぎ作業の確認をしておきましょう。
引継ぎをすれば、きちんとトーク履歴やアカウント情報などは新しい端末に移行することができます。
相手側がアカウントを削除したとき
相手側が、何らかの事情によりアカウント自体を削除してしまった可能性があります。その場合は今までのトーク履歴は消えてしまいます。
まとめ
いかがでしたか?
どんなに気を付けていても、操作ミスでうっかり消してしまったり、知らずに失敗してしまうことがありますよね。
LINEの活躍の場がプライベートからビジネスの場面にまで広がっている今だからこそ慌てないために、この方法は知っておきたいですね。
LINEでは「自動バックアップ」という設定を行うことができ、思いついた時に手動でバックアップを行わなければいけない手間を省くことができます。
▽LINEの自動バックアップについては、以下の記事を御覧ください。