位置情報アプリ「what3words」とは?その使い方や問題点・利用する意味や料金を徹底解説!




本記事は、位置情報アプリ「what3words」について解説します。

突如流れるようになったテレビCMなどで耳にしたこともある「what3words」という位置情報アプリ。3つの単語で場所を表現するという、一見意味がわからないサービスですが、今後、地図・位置情報サービスに革新をもたらす可能性があります。

今回は「what3words」について、活用法や使い方・料金や問題点など解説します。

「what3words」とは?どんなアプリ?

「what3words」とは?

「What 3 Words」とは、新しい位置情報アプリ/サービスで、 全世界を3m四方に分割し、それぞれに3つ単語からなる住所名をつけることによって、位置の特定・共有などを行うことができます。

「what3words」の意味がわからない。どんな活用法がある?

テレビ CM などで放送されている内容は、あらゆる地域・場所を3つの単語で住所名付をしている表現がなされていますが、そのようなサービスが一体どのように私たちにメリットをもたらすのか、つかみづらいところもあります。

この「あらゆる場所を3つの単語で表現する」ことにより、住所・番地などでは表現・特定できない、より具体的な場所の指定が可能になります。

例えば東京ディズニーランドのような広いテーマパークで待ち合わせを行うときに、基本的には目印となるモニュメントなどで連絡を取り合いますが、「what3words」を使えば、

▼このようにシンプルな3つの単語で場所の特定・共有を行うことができます。

このような利用方法は、テーマパークなどの広い敷地の他に河川敷で行うバーベキューの位置指定や駐車場での駐車位置の記憶など用途は無限に考えられます。

また、物流で採用されるケースでは置き配位置の具体的な指定などで利用されることが想定されています。

Googleマップアプリとどのように違う?

位置情報サービスとしてもっとも使用されているのがやはり Google マップです。

マップですこの「what3words」とGoogleマップは一体どのような違いがあるのでしょうか。

グーグルマップでもより具体的な位置指定の方法として、

▼このように緯度経度の座標を確認することができます。

Googleマップでもこのようにピンポイントの位置指定の方法は存在しますが、数値で合計18~20桁という文字列になり、これを人間が記憶したり、そのまま扱うにはやはり不便さがあります。

この点「what3words」では、単語3つで特定のピンポイントな場所を指定することができますので、 より細かい住所・位置を人間が取り扱うという点においては「what3words」に分があるでしょう。

google

「what3words」の具体的な活用方法

基本的には位置の特定とその場所の共有

「what3words」の最も基本的なユーザー側の使い方としては、やはり「詳細な位置の特定」と「場所の共有」です。

今後、配車・物流・宅配・救急などのサービスで日本でも広まる可能性

上記のように一般ユーザーが使う利用方法の他に、企業がクライアントやお客様の位置を正確に特定するため使用されることが予測されています。

例えば配車アプリでは、道路の南側か北側か、物流では具体的な置き配位置指定ドローン配達など、救急の現場では、パニック状態の時に言いづらい正確な住所読み上げに代わり、what3wordsでの3単語での位置指定、などがあります。

「what3words」の使い方

ではここから「what3words」アプリの具体的な使い方を見ていきましょう。

what3words上の住所を確認する

▼アプリを起動すると現在地に基づいた地図表示が行われますので、画面をピンチインしていき拡大表示を行います。

▼拡大を進めていくとこのように正方形のマス目が表示されていきますので、住所名を確認したいところをタップします。

▼そうするとその場所に割り当てられた三つの単語(what3words上の住所名)を確認することができます。

what3words上の住所を共有する

ここまでの流れで確認できた住所名を他の人に共有することができます。

▼what3words上の住所を共有するには、画面左下に表示されているシェアをタップ。

▼共有に使用する連絡先やアプリ一覧の表示されますので、任意の宛先を選択します。

▼what3wordsの住所名が LINE の友達に送信された場合このようにメッセージが到着します。記載されている URL リンクをタップすると。

▼このようにブラウザ上で相手の指定した位置を確認することができます。

what3words上の住所名から場所を特定する

URL リンクをもらわず、3つの単語の状態で情報共有を受けた場合は、自分のアプリ側で入力することで場所の特定を行うことができます。

▼例えば相手から「こうにん。さむらい。みおくり」の情報を口頭で受け取った場合、

▼自分のwhat3wordsのアプリ側で画面上部に表示されている検索窓をタップし、

▼相手から受け取った三つの単語を入力していきます。

▼そうすると自分のアプリ側でも相手の指定した位置がアプリ上で表示され、位置を確認することができます。

what3words上の住所を保存する

what3words上の住所をアプリ内で保存しておくことができます。

▼what3words上でアカウント作成を行っていれば、

▼画面右下に表示されている☆保存から位置の保存を行うことができます。

道順を確認する

アプリ上で指定した場所への道順を確認することもできます。ただし道順の確認はwhat3words上で行える形ではなく現時点でインストールされている別のマップアプリに転送される形で実現します。

▼道順を確認するには、画面下に表示されている道順を表示をタップし、

▼道順を確認したい別のアプリを選択することでアプリ移動し、道順を確認することができます。

what3wordsの料金は?無料で使うことができる?

what3wordsを一般ユーザーは無料で利用することができます。ただし、このサービスのビジネス利用・開発者としてのデベロッパー利用はAPIの利用料金を支払う必要があります。

「what3words」の問題点

新しい考え方の位置情報サービスである「what3words」ですが、現時点での問題点もいくつか存在します。

地震などの近くの移動で意図した地点がズレる

日本では直下型地震が多く発生しその度に数メートルの位置・地殻のズレが発生していたりします。what3wordsが行っている3m四方の分割は、目印を起点に行っているわけではなく、地球の表面上を区切ったものになりますので、地殻変動などで場所が変わった場合は、意図していた場所と微妙に違う場所を指し示すことになります。

言語によって住所名が全く異なる

同じ地点でも日本語と英語など他の言語設定では、割り当てられている住所名が全く異なります。同じ単語が翻訳されて使用されている形でもなく、単語の意味も全く違うものに置き換わってしまいます。

そのため、日本から海外に移動し現地の人と利用する場合は、正確に単語をタイプ・入力する必要がある点に注意が必要です。

住所名(単語)によって不名誉な場所が発生する可能性がある

この手のサービスで懸念されることが「自分の住所に不名誉な単語が割り当てられている」という点です。

▼場所によっては笑いを誘うものもありますが、それが自分の近所・住所だった場合、風評被害が起こりうることも考えられます。

▼また「とらとらとら」など、なにかの示唆や懐疑的な議論を生むワードもすでに話題になっていたりします。

高さに対応していない

日本ではタワマンや高層ビル・マンションや集合住宅など、「縦」に積み重なっていますが、今の所この「what3words」は立体的な位置指定には対応していません。

公式サイトやニュース記事などでは今後、3Dにも対応していく旨が表明されていますが、「高さ」の概念にまだ対応していないのが現状です。

「what3words」のウェブ版は提供されている?

アプリで利用することができる「what3words」ですが、ウェブ版でも提供されています。

こちらのリンクをタップすると、ブラウザアプリでもwhat3wordsの位置情報を確認することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は新しい概念の位置情報サービスにある「what3words」の詳細を解説いたしました。

ピンポイントの位置が確認共有できる便利なサービスではありますが、現時点ではグーグルマップで各所の緯度経度に基づいた詳細な位置指定を行うことができ、なおかつ、具体的な緯度経度の数字を記憶することなくユーザー間で詳細な意思を伝え合うことができます。

そのため、一般ユーザー間でwhat3wordsの唯一性を感じ取ることは難しいですが、より簡単な位置情報の確認・共有サービスとして使用してみてはいかがでしょうか。



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