配信しているアーティストのバリエーションが既存の聴き放題サービスより抜群に多いと評判の YouTube Musicですが、アプリが配信されたニュースが先行してリリースされたためにユーザー目線ではアプリのみのサービスと思われがち。
ですが、実は PC から閲覧できるブラウザ版のサービスもきちんと作り込まれています。
今回は YouTube Music の PC 版ともいえるブラウザ版についてその使い方や特徴などをご紹介いたします!
もくじ
PC/スマホのブラウザ版 共通リンク
YouTube Music の PC 版に関しては基本的にはブラウザで閲覧する形になります。
以下のリンクをクリックすると、 PC 版(ブラウザ版)を開くことができます。
実は上記のリンク、スマホのブラウザ(Safari・Chrome)などでも同様に開くことができますが、バックグラウンド再生ができなかったり、いくつかの機能が当然のように使えませんので、スマホの場合は、有料無料限らずアプリを立ち上げた方が早いでしょう。
無料プランで利用できる範囲
まずはブラウザで開いた時に無料版ユーザー、もしくは非ログインユーザーが、 PC 版としてどこまで使用できるか画面を使ってご説明致します。
ホーム(未ログインユーザー)
ホーム画面に関しては、未ログインユーザとログイン済みだけど無料プランのユーザーとで若干表示が異なります。
まずは未ログインユーザーの見え方から。
▼まずホーム画面を開くと、画面トップに「新作」と「トップチャート」を確認することができます。
▼その下にスクロールして進んでいくと、「ゆったりリラックス」や「時間を忘れて集中」など YouTube Music がが作成したオリジナルのプレイリストを確認することができます。
▼その下もテーマごとに楽曲がカテゴライズされたプレイリストが表示されます。
ご覧いただいた通り「ぐっすりお休み」や「気分をリフレッシュ」など、いわゆるパソコン作業中に使える 「作業用プレイリスト」にも応用できそうなラインナップが揃っています。
ホーム(ログイン済みで無料プランユーザー)
既に Google アカウントでログインしていつつも、無料プランのユーザーの場合は、
▼こちらのように好きなアーティストを選択する画面が表示されます。
その選択によって今後 Google がどのようなアーティストをオファーするかが決まってきます。
個人の感覚に依存する部分ではありますが、 Google がオファーしてくるレコメンドの精度はかなり高いです。
ホットリスト
▼ホットリストではこのようにアーティスト単位でサムネイルが表示されています。
▼最新でリリースされたものから、直近で話題になったアーティストまで、急上昇しているアーティストを軸にサムネイルが表示されています。
▼何かのホットリストをクリックすると、このようにまずは動画広告が表示されますが、
画面右側のリストを見てお分かりの通り、選択したアーティストの楽曲がずらりとリストされているのが分かります。
リストされているそれぞれの楽曲は、すべてが同一のアーティストでまとめられているわけではありませんが、「これを聞いている人はこれも聞いています」というような判断基準でまとめられた楽曲リストになっているため、 流し聞きできるような構成になっています。
▼動画広告が終了し、ミュージックビデオの再生がスタートします。
ライブラリ(未ログインユーザー)
未ログインユーザーの場合、ライブラリをクリックすると、 Google アカウントのログイン画面が表示されます。
こちらの画面でも Google へのログインが優先され、 特段音楽的な内容は表示されません。
ライブラリ(ログイン済み無料プランユーザー)
ログイン済みだけど無料プランのユーザーは、
▼通常のライブラリ機能と同様にプレイリスト作成画面やアルバム、自分が高く評価を行った曲などがまとめて表示することができます。
有料のプレミアムプラン利用の場合
プレミアムプランを既に登録しているユーザーが PC バージョンにアクセスした場合は、それまで YouTube ミュージックを使ってきた履歴をもとに YouTube Musicが考え出した最適なオファーを表示するようになっています。
ホーム
ホームも未ログインユーザーと同じようにサムネイルの表示が「新作」からスタートしますが、
▼そこに表示される内容は今まで自分が YouTube Musicを使ってきて自分の趣味嗜好を学習してYouTube がオファーしてくるものになっています。
ホットリスト
▼動画のホットリストに関しては無料プランや未ログインユーザーとほぼ変わらずです。
ライブラリ
プレミアムプランに登録しているユーザーが「ライブラリ」を選択すると、
▼それまでの再生履歴などやプレイリストが表示されるため、今まで作業用としてヘビーローテーションにしていたプレイリストなどをすぐさま呼び出すことができます。
PC用のデスクトップアプリはまだない!?
このように使い勝手が良いYouTube Musicですが、頻繁に立ち上げるのであれば Web からアクセスするのではなくSpotifyのように PC 版のデスクトップアプリが欲しくなりますよね。
ただしこちらはまだ配信がされておらず、また今回ご紹介したようにブラウザ版の YouTube Music がかなり作りこまれていますので、今後は個別のデスクトップアプリが配信される可能性は低いような気がしています。
また、よくよく考えてみると、通常の PC から閲覧する YouTube にてプレイリストなどはすでに充実していますので、動画広告の表示をより多くするためにも今後は Web 版の確認をしていくのではないかと予想されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は YouTube Music の PC 版についてご紹介させていただきました。
それ以上の動画サイトである YouTube でのプレイリスト再生でも PC を開いている状態であれば十分にプレイヤーとして機能しますが、 YouTube Musicの特徴でもあるシチュエーションごとに楽曲をオファーしてくれる機能については動画サイトである YouTube の方にはその機能がありませんので、今日の作業用選曲は YouTube にお任せしたい! といった場合には、 YouTubeではなく今回ご紹介した YouTube ミュージックの方を開いていただき、オファーされた内容に任せて再生するのもいいかもしれませんね!