音楽アプリの古参といえばで、このアプリを思い浮かべる人も多いのでは無いでしょうか?
AppStoreの古くから存在し、一度も上位ランキングから脱落することも無く、そして大きく・そして何度もメディアに取り上げられることも無いはずなのに常に良い位置をキープしている、『Shazam』。
今回はその古株「Shazam」が現時点どのような機能をユーザーに提供しているのか、使い方や気になる仕組みも含めてご紹介していきたいと思います!
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『Shazam』とは?
AppStoreのミュージックカテゴリにて常に上位にランクインしながらも、このアプリアイコンを見るようになったのは最近ではありません。
このアプリを一言で表現すると、
『音楽認識』
になります。
実際には『音声認識』と『音楽検索』が組み合わさったサービスとなっていて、
アプリに音楽を聴かせると、その音楽が何かを照会してくれる、とても明快なサービスとなっています。
その始まりは2002年から
そのサービスのスタートは2002年まで遡ります。
もともとは海外のサービスで、携帯電話で2580とダイヤルし、音楽にかざして曲名を検索するというサービスでしたが、2008年にAppleのAppStoreで配信され当時ギミック要素たっぷりのおもちゃのようなアプリが人気だったアプリ業界において、即刻その地位を不動のものに。
そして今では、音楽のみならず、テレビ番組や広告まで検索でき、アーティストの情報を掲載しメディア機能も持っているという拡大をしています。
『Shazam』を使った音楽検索のやり方
▼アプリを立ち上げてまず表示されるのがこの画面。
▼そこから音楽が流れている状況でこちらの中央のボタンをタップすると、
▼このように「聞き取り中」と表示されます。
▼アプリに聞かせている音楽がどれにも該当しない場合、このように「結果なし」の表示がされ、
▼該当する楽曲が見つかった場合、このように曲名とアーティスト名が表示されます。
使ってみて驚くのが、音楽を検知するそのスピード。
近く、イントロクイズの回答者としても人間を押しのけてスマホが座っていることが想像付くレベル。
ショップ・レストランなどで流れている音楽が拾えれば曲名が分かる
今回、上記でテストした確認方法が、PC上で音楽を流しそれを拾うというものでしたが、従来的な使い方としては、レストランやショッピングの最中、流れてきた音楽が気になったけど曲名が分からない!という時に最も機能を発揮するものになります。
ちなみにお店などで流れている曲は著作権処理上、USENなどから流れているものが多く、店員側もその曲名を感知している状態ではありません。
ですのでより一層、そういった場での使いみち・重要度は高くなりますね。
鼻歌を検索することはできるのか?
この「鼻歌」については各個人で相当レベルが分かれるため、筆者の実力不足の可能性を残しつつも、
▼一生懸命、鼻歌ったあとの表示はいつもこれ。
Shazamに言及した他サイトの記事も見てみましたが、いずれも現状は鼻歌の中身を検知して楽曲を当ててくれる、ということはできなさそう。
他サイトの記事を見て安堵し、また安心してカラオケに行こうと思いました。
『Shazam』の検索後にできること
楽曲が表示された後は、
▼自動的にこちらの画面に移動し、Apple Musicでの再生やシェア、SpotifyやGOOGLE PLAY MUSICへの移行も可能になっています。
このあたりは「音楽を探す・確認する」=「聞きたい」という心理をうまく拾ってカバーしたUIになっていると感じます。
▼その後、このようにマイShazamの画面に移動すると、楽曲の購入や再生画面に移動します。
▼上記の「曲を購入」に移動すると、このようにShazam上のiTunes購入画面に移動し、
▼「全部再生する」をこちらに移動しますが、全部が聴けるわけではなく、iTunes上の「試聴」が聞けるものと思われます。
『Shazam』の仕組み
Shazamが音声を認識し検索・表示できる仕組みについて、
アプリが一度音声を受け取るとアプリ内で「デジタルフィンガープリント」というものが作成されます。
フィンガープリントというのは「指紋」の意味で、プログラムが認識しやすいものにアプリ側で変換を行い、その変換されたデータを既に数百万のデータが格納されているShazamのデータベースと照合し合致する楽曲を探していく、というもの。
この部分においてShazamの優位性は、音声のフィンガープリントを作成する時の変換方法が精細なので、合致率の高い楽曲を表示することができたり、そもそもデータベース上に膨大なデータが格納されている所になります。
PC版の機能とは
▼こちらがPCでログイン前に確認できる画面。
マイSHAZAMというページが用意されていて、Facebookアカウントかメールアドレスかでアカウント作成が可能になります。
▼ログインすると、このように今までShazam(で検索)した回数が表示されます。
ここで今までの履歴や好きなアーティストの最新情報を追いかけることができます。
ここでもやはり、コミュニティ系のサービスに最終的にはつなげていっていることがわかります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Shazamについては、AppStoreの初期からサービスが存在していたこともあり、今さら聞けない感のあるアプリですが、改めて中身を確認してみると、その歴史の間、着実に機能拡充&アップデートをしてきたことがよくわかります。
また昨年中のニュースでShazamが10億ダウンロードを突破し、黒字化をしたことが報じられました。
参照:
道のりは短くなかったかと思いますが、こういった企画系のアプリで長年運営し黒字化をさせるって尋常じゃないですね…。
とはいえ、便利なアプリではありますので、皆様も気になった音楽が流れてきたらShazamをかざしてみて下さい!