FaceAppの使い方-危険性と使ってしまった後の削除方法を徹底解説!




この記事は、顔認識アプリ「FaceApp」の使い方・危険性について解説します。

顔認識技術の向上から読み取った顔画像を若返らせたり老けさせたり、女性化/男性化させたりすることがより簡単に高度になりました。そんな中でもやはり「FaceApp」の変換精度は高く、今でも多くのユーザーが利用しています。

今回は、そんなFaceAppの基本的な使い方と顔画像を送信する点の危険性、使ってしまった後の対処法をそれぞれ解説します。

『FaceApp』とは?

すごすぎる「Faceapp」のフィルター機能

このアプリの特徴としてかなりの高精度な顔認識技術を挙げることができます。

AppStoreでも高順位に位置しており、SnapChatから端を発した「女性化」「男性化」のブームがあるとしても人気の高いアプリだと言えます。

▼AppStoreで掲載されているスクリーンショットの画像でもその技術が高いことが想像できます。

ただし、顔画像データがロシアの開発会社に送信される危険性

Faceappを利用するには、まず自分の自画像を撮影・送信する必要がありますが、
▼その際に表示される注意文言がコチラ。
このように撮影した画像は「クラウドサーバー上にキャッシされる」と表示されていますが、実際的には海外のサーバーに保存されます。

今や自分の顔画像は認証に使用されたりする中で、顔画像を海外の開発会社が管理するサーバーに送信する、という行為は一定のリスクがあります。また、会社名で検索してみると、この会社は現在キプロスに本社をおいていますが、もともとのサービスを開発した人物と拠点はロシアにある情報があります。

このアプリをきっかけとした事件などはまだ見つかっていませんが、「自分の顔が管理できない領域に保存される」という事実は念頭においたほうが良いでしょう。

一部の機能は有料で定期購読が必要

このアプリでは沢山のフィルターが提供されていますが、そのほとんどが有料ユーザーのみ利用できる設計になっています。

▼いわゆる「Pro版」と呼ばれるもので、月額では600円、年額では3,500円の価格設定。

提供されているフィルターの種類はかなり数多くのものがありますので、より多くのバリエーションを楽しみたい方は検討してみても良いかもしれません。

『FaceApp』の使い方

Faceappを無料で使い始める方法

▼アプリ起動当初にこのような課金登録画面が表示されることがありますが、画面左上のボタンをタップすることで、無料ユーザーとして利用を開始することができます。

写真を選択する

まず、フィルターをかける写真を選択します。

▼初回に表示される画面した部分を確認してみると、カメラギャラリーデモなどから選択することができます。

それぞれ

  • カメラ:カメラを起動しその場で撮影
  • ギャラリー:写真アプリ内の写真を使用
  • デモ:見本画像の使用

を使うことができます。

デモ写真の一例

▼デモ写真はこのように海外のモデル画像をそのまま利用することができます。

デモ機能が揃う「機能紹介」から様々なサンプルを試す

写真が選択できたら、まずは様々なデモが揃う機能紹介ページから試してみることがおすすめです。

▼写真選択後のエディタ画面で機能紹介をタップし、年齢メガネを選択すると、一度に4つのバリエーションをコラージュ画像形式で確認することができます。

▼その他にも私達の娘私達の息子などのアイコンをタップすると、もう1名別の顔画像を選択し、自分たちの子供画像をシミュレーションすることができます。

このように「機能紹介」では、このアプリの全般的な機能を一通り試していくことができますので、まずはこちらで色々遊んでみましょう。

メイクやヘアスタイルを変更する

機能紹介ではできなかった細かな設定変更は、メイクアップから始まる個別機能の利用で実現することができます。

▼顔へのデコレーションを変更するには、メイクアップヘアスタイルサイズ化粧から行うことができます。

それぞれ

  • メイクアップ:メイクの再現を行う
  • ヘアスタイル:髪型の変更
  • サイズ:顔のサイズ変更
  • 化粧:メイクの再現を行う

が可能です。

髪型変更の一例がこちら

▼ロングからボブヘアに変更した際の違いがこちら。

肌・表情・髪の色を変更する

▼肌の色や表情、髪の色も細かく変更ができます。

表情変更の一例がこちら

▼表情を変更した際のイメージがこちら。

かなり自然に表情を変化できていることが確認できます。

年齢・性別を変更する

▼老けさせたり、性別を変更するには、年齢性別を選択します。

性別変更の一例

▼性別を女性→男性に変更した場合のイメージがこちら。こちらもかなり自然に男性化できています。

メガネやひげを取り付ける

▼メガネやひげも付けた際のイメージを確認することができます。

▼顔の角度や向きに合わせてメガネの向きも微調整され、自然に「かけている」ことが再現されています。

フィルターエフェクトを利用する

顔への加工以外にも、画像編集アプリとしてフィルターエフェクトがいくつか実装されています。

▼それぞれフィルターレタッチ調整トリミングなど画像編集に必要な機能が揃っており、これらを利用して、出来上がった画像の編集を行うことができます。

フィルターの一例

▼こちらがフィルターの一例。フィルター機能においては有料ユーザーでなくても多くのフィルターが利用できる点が魅力です。

Faceappを使ってしまった!危険性と使用後の対処法とは?

かなり精度の高い「Faceapp」の変換機能ですが、冒頭に記載した通り自分や家族・友人の顔画像をアップロードすること自体に一定のリスク・危険性があります。

それは、その画像自体が漏洩したり、なにか別のこと(フェイク動画や合成画像)に利用されてしまう可能性です。

エフェクトを掛けるのにクラウドサーバーに画像をアップしている

▼画像加工前に必ず表示される注意文言がこちら。

このように利用前にユーザーに対して、この顔画像変換がどのような形式で行われるかの告知は行っています。そして、これらの機能を利用するには同意するをタップする方法以外ありません。

ちなみに

当初、このポップアップは存在せず、ユーザーやメディアからの指摘によって実装されたものを思われます。

そして、問題としては、アップされた画像が、セキュリティとして完全・完璧に守られて、外部からの攻撃も含めて何にも利用されない…という保証が無い点です。

大手上場企業等であれば、そのような情報漏洩が起こってしまうと株価に影響するため、そのようなことは考えにくいのですが、非上場の場合、これらの自体(情報漏洩等)が起こった場合でも、特段リスクが無い、という点を留意しなくてはなりません。

利用規約やプライバシーポリシーに問題があったが現在は改正済み

また、このアプリのリリース当初、利用規約とプライバシーポリシーにかなりユーザーが心配になる部分がありました。

▼その問題部分がこちら。

「FaceAppに対し、お客様はユーザーコンテンツおよび、付随して提供した名前、ユーザー名、肖像を、現存並びに今後開発される全てのメディア形式およびチャンネルで使用、複製、変更、適応、公開、翻訳、派生物の作成、配布、出版を、世界的に永久的、非独占的、非取消、無償で付与することになります。」

▼さらに、

「お客様が本サービス上、また本サービスを通じてユーザーコンテンツを投稿もしくはそのほかの方法で共有する場合、お客様のユーザーコンテンツ並びにユーザー名、位置情報、プロフィール写真などといった関連情報が一般に公開されることを理解するものとします。」

(中略)

本サービスを利用することでお客様は、ユーザーコンテンツが商業目的で利用されることに同意したとみなします。

という内容が該当部分。

すごくシンプルに言うと、

  • ユーザーの写真は世界的に永久にこちらの自由にしちゃうからね!
  • ユーザーの写真・名前・位置情報はこちらの裁量で公開できちゃうよ
  • こちらの商売目的で勝手に写真を使っても文句言わないね!

というものでした。

ただし、改正後の現在の記述は「FaceAppは投稿されたユーザーコンテンツの所有権を主張しません。」となっています。ある意味、これが当たり前なのですが、改正前はおそらく自社のサービスを守る意味でも上記のような記述になっていたことが推測されます。

開発会社の拠点は「キプロス」。ただし、もともとはロシアの企業

このアプリがリリースされた当時、App Storeのコピーライトは「©2016 Wireless Lab OOO」と記載され、調査した所、どうやらロシアの企業とのこと。

その後、社名が変更され、現在は「FaceApp Technology Limited」となり、企業のホームページを確認してみると、現在の拠点は「キプロス」に設置されています。

また、この企業のURLドメインである「faceapp.com」の所有者を調べてみたところ、Amazonのサーバーを利用しており、拠点情報がロシアであることは確認できませんでした。

結論的にこのアプリの危険性とは?

このアプリがリリースされ話題になった当初はかなり多くのユーザー・メディアが指摘したこともあり、利用規約やプライバシーポリシーの内容はかなり改善されています。そのため、それら表面上の情報から分かる開発会社の姿勢、サービスからは危険性はなくなったと言えます。

ただし、このアプリの本質的な「自分や知人の顔画像を送信しサーバーに保存される」という行為があり、その後の取り扱いについて、ユーザー側は何もコントロールできないことを考えると、

一定のリスクを承知で楽しんで使う

もしくは、

リスクを避けるため利用を避ける

のどちらかの選択を迫られそうです。

「FaceAppを使ってしまった!」その後の対処法とは

このアプリを利用すること=自分や知人の画像をサーバーに送信し、その画像をどうしても削除したい場合は、アプリから削除依頼を出すことができます。

▼トップ画面左上にあるアイコンから設定画面を開きサポートを選択、その後クラウド内のデータ削除を依頼するをタップすると、データの削除依頼を行うことができます。

これにより、どうしても使用用途が気になる・情報漏洩が怖い、という場合はここから削除依頼を出すと良いでしょう。

とはいえ、やはり使用は自己責任

削除依頼ができるようになっているため、使用用途に不安がある方の心配は払拭することができそうですが、本当に実際の削除を行っているかどうかはユーザー側では判断できないため、やはりこの手のアプリの使用はリスクを鑑みて自己責任となりそうです。

『FaceApp』の有料版を解約する方法

また、このアプリは「Pro」版として有料の定期購読が提供されており、短期間で解約を行おうと思っても解約窓口が見つからず混乱してしまうことも。

以下に「FaceApp」の有料登録に関する解約手順を掲載致しますので、ご参考まで!

設定アプリから課金一覧へアクセス

▼まず、設定アプリを開き、画面最上部にある自分の名前のところをタップ。

▼次にサブスクリプション をタップ

そうすると現在登録している定期購読(継続課金)の一覧が表示されますので、そこから「Faceapp」のアイコンが表示されているリスト部分をタップします。

次の画面にて「FaceApp」のアイコンが表示されていますので、そちらをタップし、

▼画面下部に記載されているこちらのサブスクリプションをキャンセルするをタップして

にて定期購読(課金)の解約を行うことが出来ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は大人気の画像エフェクトアプリ「FaceApp」の使い方やリスクについてご紹介させていただきました。

特に海外のアプリのプライバシーポリシーはかなり広めの意味で書かれていることが多く、本当に過敏に全てを拒絶していると何も使えなくなってしまうことがありますが、今回のアプリの場合、もっぱら自分の顔写真を送ることも有りながらそれを世界的に自由に使えることを許諾する、という点は、正直かなりビビってしまいますよね…。

繰り返しにはなってしまいますが、利用の際には一度その点を留意してみてくださいませ!



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