本記事は、合成アプリ「Avatarify」について解説します。
TikTokやインスタグラムで恋のマイアヒなどを歴史上の偉人や政治家が歌っている動画を見たことがあると思います。
▼まさにこのような動画。
@lamoste327#恋のマイアヒ#マイアヒ #聖徳太子♬ オリジナル楽曲 – 間瀬寛之
こちらの動画は「Avatarify」という動画で作成されています。
今回は、合成動画作成アプリ「Avatarify」について、使い方・定期購読の解約・退会方法・顔写真を使った合成系アプリの仕様リスクについて解説します。
もくじ
顔合成動画アプリ「Avatarify」とは?
写真から自動で合成動画を作成するアプリ
Avatarifyは、写真を撮影、もしくは所有している写真をアプリ内で自動合成してくれるアプリです。その合成内容は、
▼このように、写真で撮られた人物がまさにその歌に合わせて歌っているような合成動画を作成することができます。
@melonchan_611ゆっきーごきげん #AVatarify♬ Baby Shark – Pinkfong
ただし、週280円の高額課金に注意
ただし、アプリ開始直後、
▼このように12ヶ月で3,800円、1週間で280円の課金を行う案内が表示されます。
この画面の際、左上に表示されている✕ボタンをタップすることで、実際の合成作業へ進むことができますが、うっかりContinueをタップしてしまうと、認証の後、課金登録が行われてしまいます。
実際には、すぐに課金が発生するわけではなく7日間の無料トライアル期間がありますので、請求にはなりませんが、Pro版を使用しない方は、7日間の間で確実に後述する解約手続きを行っておく必要があります。
「Avatarify」の使い方
写真の読み込み・撮影を行い動画元の写真を選定
Avatarifyを起動すると、
▼このように端末内の写真一覧が表示され、「Demo」では、見本となる写真が、その下には、端末内に保存されている画像が表示されます。
この中から任意の、合成したい写真を選択。
Libraryをタップしても手持ちの写真が読み込まれない場合、このアプリに対して写真アプリへのアクセス許可をしていない可能性があります。
▼その場合は、設定アプリを開き、アプリ一覧の中からAvatarifyを選択し、写真をタップ。
▼「写真のアクセスを許可」をすべての写真を選択しておくことで、写真の表示を行うことができます。
この時、画面下に表示されているCameraをタップすると、
▼このようにカメラが起動し、合成に使用する顔写真をその場で撮影、使用することができます。
合成する動画テンプレートを選択する
▼次に、写真の選択が完了すると、合成に使用する楽曲を選択します。
楽曲はPro版も含めると61曲分の提供があり、中には、楽曲ではなく、効果音やフレーズにとどまるものもあります。
動画を生成して完成版を確認する
▼楽曲選択が完了すると、動画の生成が開始されます。
▼そして、生成が完了すると、このように出来上がった動画が再生されます。
▼実際に生成された動画がこちら。
Avatarify pic.twitter.com/yjdm6m7vXl
— ドハック (@dohack_jp) March 8, 2021
この動画、見れば見るほどよくできていますが、正しく、きれいに顔の動作をさせるには、被写体が正面を向いている方が望ましいでしょう。
生成された動画を保存・SNSなどに共有する方法
この画面上にて、
▼Saveをタップし端末内に動画を保存
▼ShareにてSNSへの投稿や編集アプリへの引き継ぎを行うことができます。
Avatarifyの有料プランに登録した場合の解約方法
[adrotate banner=”131″]▼そうすると、サブスクリプション(定期購読)一覧が表示されますので、YEARLY AVATARIFY PREMIUMの項目がありますので、こちらをタップ。
▼YEARLY AVATARIFY PREMIUM(1年)の項目に✓が付いていることを確認し、画面下の無料トライアルをキャンセルするをタップします。
▼トライアルのキャンセル確認のためのポップアップが表示されますので、確認をタップ。
▼すると、先程の画面にて、✓が消えていることが確認できます。
▼また、サブスクリプション一覧に戻ると、Avatarifyのアプリに「◯◯◯◯年◯◯月◯◯日に終了予定」と記載されています。こちらがきさいされていれば、問題なく解約が完了している証拠です。
課金されてしまった場合、返金は可能?
無料トライアル期間に解約作業ができず実際に課金が発生してしまった場合、もしくは最初から間違って課金してしまった場合、Appleに対して返金申請を行うことができます。
▼返金申請に関する詳しい方法はこちらの記事に記載しております。
ただし、アプリの性質や状態によって必ずしも返金が可能になるわけではないとのことですので、ひとまずダメ元の申請としてでもAppleに対し送信しましょう。
顔写真をアップする系アプリの危険な点について
今回の「Avatarify」は、自分や身近な人の顔写真を送信する前提の企画になっていますが、これらの顔写真を送信する系のアプリは一定のリスクを孕んでいます。
そのリスクとは、自分の顔写真が見ず知らずの会社のサーバーに保存されてしまう可能性です。
今や顔の造形データはiPhoneのロック解除にも使用されるなど、セキュリティのために使用されています。またそれ以外のリスクとしても、今回のアプリ「Avatarify」のように、全く別の映像に自分の顔が当てはめられていたり、ということも技術的にはとても簡単にできてしまいます。
顔写真アップロード系は上記のようなリスクが存在しますので、頭の片隅に入れつつ、利用は自己責任で使用するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は動画合成アプリ「Avatarify」について詳しく紹介いたしました。
生成される動画はかなり精度が高く、絵素材なども生成できるため、生成できる動画の種類もバリエーション豊か。ただし、上述の通り、「顔写真を送信するリスク」を理解した上で、楽しんでいただければと思います!