この記事は、「iCap」でダウンロードできない時の原因と対処法について解説します。
万能保存アプリ「iCap」でも一部のサイト・形式でダウンロードできない・再生できないというケースがあります。
今回は、その「iCap」でダウンロードできない・再生ができないという場合にて試してみたい対処法をまとめました。
もくじ
iCapでダウンロードできない時の原因と対処法
ダウンロードできないサイト・形式をダウンロードしようとしている
万能保存アプリiCapでも特定のサイトでダウンロードできない、もしくはダウンロードできない形式が存在します。
特に 現在で確認できているところとしては 随時 情報が更新されている ライブ配信動画などは、 アクセス時に動画ファイルが1つの形にまとまっていないため ダウンロードが完了せず、実質的にダウンロードができない動画となります。
今現在確認できている限りで、iCapでダウンロード可能な主要な動画サイトは以下の通りです。
プラットフォーム | 保存可否 |
---|---|
YouTube | ◯ |
TikTok | ◯ |
LINE Voom | ◯ |
Threads | ◯ |
X(旧Twitter) | ◯ |
TVer | ◯(リアルタイムは✕) |
bilibli | ◯ |
◯ |
端末モードが間違っている
iCapには「端末モード」 という機能が実装されており、 この機能を使用することによって ウェブサイトへのアクセスを「iPhoneとしてのアクセス」か「PCからのアクセス」に切り替えることができます。
つまり、iPhone でアクセスしていてもウェブサイトに対して「パソコンからアクセスしている」、という風に アクセスの偽装を行うことができます。
▼iCapで端末モードの変更を行うには こちらのアイコンをタップし、
▼自分が想定するデバイスの端末(User-Agent)を選択します。
いくつかのサイトでは iPhone からのアクセスでは必ずアップストアに移動するように設定されており、 この端末モードがiPhoneのままだとダウンロードできないサイトがいくつか存在します。
逆に言えば、この「端末モード」を 他の端末(例:Windows PC)などに切り替えることによって動画が表示され、そこから動画がダウンロードできるようになったりもしますので一度 こちらの設定を変更し試してみましょう。
iPad版iCapで特定のサイトにアクセスしている
iPad版でアクセスすると、ウェブサイトはiPadに最適化されたデザインや仕様でサイトを表示しますが、いくつかの動画サイトでは、iPad版サイトにてダウンロードができない形式でサイト表示を行っている場合があります。
この場合、試してみるべき施策としては、iPad版のiCapにおいても端末モードの変更ができますので、端末モードをiPhoneなどに変更して再度アクセスしてみましょう。
iPhoneのストレージ容量が足りなくなっている
単純に端末(iPhone)のストレージ容量が足りなくなっている場合でも、ダウンロードができなくなることがあります。
この場合、iPhoneのストレージ容量、特に写真アプリやその他アプリで占有している容量を削除したりすることで解消します。
ストレージ容量の現況を確認するには、設定アプリ→一般→iPhoneストレージで確認することができます。
最も手っ取り早い容量削減の手段は、写真アプリで動画を削除する、もしくは外部のストレージに移動させるという手段が考えられますが、
▼この画面で表示されているように、各アプリも相当の容量を占有していることが分かりますので、あまり使用しないアプリについては削除などを細かく行うことでストレージ容量を捻出することができます。
アプリ・iOSのバージョンが古い
iCapは定期的にアップデートが行われており、都度過去の問題が解消されています。
そのため、アプリのバージョンが古くなっているとダウンロードができるサイトもできなくなることがあります。
▼以下より、現在のバージョンが最新かどうかを一度確認してみましょう。
もしくは、iOSのバージョンが古くなっていると、現行のiCapアプリとの間で不具合が起きる可能性もあります。
そのため、iOSのバージョンも一度最新かどうかを確認しておくとよいでしょう。
iOSの場合、まず設定アプリ起動、
▼一般→ソフトウェアアップデートを選択。
▼適用できる新しいOSが提供されていた場合、その詳細とダウンロードしてインストールが表示されていますので、こちらをタップしてOSのアップデートを進めることができます。
iCapでダウンロードしたけど再生できない原因と対処法
ダウンロードが完了したにも関わらず、再生ができない事態、というのもあります。
(未)のマークが表示されていて再生できない場合
▼下記のように(未)のマークが動画サムネイルに表示され、ダウンロードが完了したものの再生ができない、というケースがあります。
この(未)のアイコンの意味は、現在ダウンロードの途中か何かしらの理由で保存が完了していない時に表示されますので、このまま一定時間待つ、ということが対処法となります。
それでもダウンロードが完了しない・(未)の表示が出現したまま変わらない、という場合は、もともとこのアプリで保存可能な形式ではない、という可能性がありますので、この場合は問題解消のアップデートを待つのみとなるでしょう。
ダウンロード時の保存形式が間違っている
ダウンロード保存する際に、
▼このような選択肢が表示される場合があります。
この表示は、保存時の動画ファイルの形式を選択するもので、ここでHLSのままを選択すると、ダウンロード保存は完了してもその後再生できない状態となります。
HLSの形式は、ファイルとして一度保存した後、再生を行っていい環境かどうかを元のサイトに確認しに行く性質があります。もともとこの形式は第三者のツールに動画を取得させないための処置であるので、後々動画を閲覧したい場合は、mp4に変換(推奨)を選択するようにしましょう。
「blobプロトコル動画のため動画を捕捉できません」と表示される場合
▼下記のようにblobプロトコル動画のため~~という文言のもと、動画がダウンロードできない場合があります。
この形式の場合、今現在のiCapでは動画ファイルの情報を正しく取得できず、ダウンロードもできないようです。
この表示が出た際は、まず一度「端末モード」を切り替えてみて再度試してみましょう。それでもできない場合は、この仕様も今現在対応中とのことでこの場合は、今後のアップデートを待つしかなさそうです。
その他、改善するかもしれない対処
アプリ・iPhone・OSもその使用している状況・環境下で様々な動作をします。その環境に応じて、通常可能な動作が不可能になったりしますが、以下の動作を行うことで中身が初期化され改善するケースがあります。
アプリ・iPhoneの再起動
アプリやiPhoneの再起動を行うことで事態が改善するケースがあります。
動作の重さやCPU・メモリを一旦クリアにすることで通常通りダウンロードが可能なケースもあります。
キャッシュの削除
アプリのキャッシュを削除することによって、アプリやiPhone端末自体の軽量化を図ることができます。
▼キャッシュを削除するには、設定からすべてのキャッシュを削除をタップします。
もし、アプリ・iPhoneの挙動が重い状態であれば、起動時に自動削除にしておいても、これまで保存した動画などに影響はありませんので、この設定にしておいてもよいでしょう。
電波状態を改善する
こちらも単純な問題で、ダウンロードを行おうとしている電波環境が不安定な場合、スムーズなダウンロード保存ができないケースがあります。
特に公共のWi-Fiを使用しているとアクセスが完全に滞っているケースなどもありますので、その場合は、モバイルデータ通信に切り替えて再度ダウンロードを試してみるのもよいでしょう。
屋外で安定して強い電波状況を得るには『タウンWiFi』アプリを使用すると便利です。接続先を自分が設定したお店に限定することができますので、セキュリティ的にも安心のWiFiアプリ。
▼ダウンロードはこちら。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はiCapの ダウンロードできない原因とその対処法についてまとめました。
スマートフォンで配信されるアプリの中で サイトから動画をダウンロードできるアプリはいくつもありますが、このiCapが最も多様なサイトから素材を取得できる機能に長けています。
それでも一部使用にはまだ対応中とのことですが、ダウンロードできないという現象が上記のいずれかに当てはまってるかどうかを確認してみましょう。