今までもSNOWやLINE Cameraなどで顔認識機能の発展形として美肌にしたり輪郭を細くしたり目を大きくするなどの機能は隙間が無いくらいありました。
今回ご紹介する「Meitu」も技術的には非常に近いものですが、一番の違いは「似顔絵」を作成してくれるところ。
今回はその似顔絵機能の内容と、そもそもの画像加工アプリとしてどこまで何ができるのかを確認してみました!
また一部で「このアプリの開発元は中国で不明瞭な目的で個人情報を抜き取っている」という噂もありましたが、実際のところはどうなのか?
▼調査して見ました!▼
[adrotate group=”6″]もくじ
ダウンロード
使い方
まずはアプリを起動してみて一番最初に表示される画面が、
▼コチラの画面。
編集メニューとして、
- 編集
- 写真補正
- テクノマジック(こちらが似顔絵)
- コラージュ
- 素材
と大きく分けて5つに分かれています。(最後のカメラはカメラ起動ボタン)
それぞれの使い方と機能について見ていきたいと思います!
編集
▼まずは左上の「編集」を押してみると、
▼このような画像加工メニューが下部に用意された画面に移動します。
こちらは主に画像全体に対してエフェクトを掛けたりする機能が集まっており、
- 自動
- 編集
- 拡張
- フィルター
- フレーム
- モザイク
- 落書きペン
- ステッカー
- テキスト
- 消しゴム
- ぼかし
のツールが用意されています。
既にこの時点で、通常の画像加工ツールで毎度お馴染みのものは全て実装されていることに気が付きます。
また
▼こちらの「写真補正」のボタンを押すことで後述する補正機能の画面とを行き来することができます。
写真補正
▼こちらが写真補正の画面を開いている時のスクリーン。
こちらでは主に顔や体型など、人の見た目・形に関わる部分の編集を行うことができます。
その機能は、
- 化粧
- 自動
- スムーズ
- 肌
- リシェイプ
- スリム
- ニキビ
- ハイライト
- 会社
- 体型
- 拡大
- 目のクマ
- 明るくする
という機能の項目が盛り込まれています。
特に物珍しく感じる「会社」ですが、こちらはいわゆる「シワ消し」を行うための画面で、おそらくアイコンは顔のほうれい線を指しているのかな?と思います。
▼こちらがその画面で
消したいシワの部分をなぞることでその部分を周囲の肌の色と溶け込ませることができ、結果シワを消せる、という機能のもの。(なぜこの機能名が「会社」になっているのかは、謎です…。)
テクマジック(似顔絵作成機能)
こちらが、おそらくこのアプリの最も引き立っている機能である「似顔絵作成」に関する機能の入り口になっています。
▼こちらがその「テクノマジック」のトップで、
機能の構造としては
「似顔絵を書いてくれるロボットが4体いる」
という立て付けで大まかに4種類の似顔絵作成をテイストで分けて作成してくれます。
▼こちらが一番画面上部に掲載されている「ArtBot」という仕組み。
こちらを選択して
▼今回はこちらの画像を指定し、
▼このように描画中のアニメーションが表示され、
▼全体がアート・芸術の領域に寄せられたエフェクト・似顔絵化を行ってくれます。
▼画面下には表示されている以外のエフェクトへの選択肢も提示されており、
それぞれ季節柄や雰囲気の違ったエフェクト項目が用意されています。
▼次に「Girls’ Photobooth」
こちらはガーリーな仕上がりにしてくれる画像加工が実装されています。
▼その次が「Dimensional Camera」
こちらは少しだけ大人びたメイクの雰囲気に。
▼最後に「Dollhouse」
こちらは顔の輪郭、メイクなどが幼く見せるようなエフェクトがかけられるようです。
このように大きなくくりでも4種類の加工ジャンルが存在し、更にその中にデザインや素材が違うものが内包されていますので、かなりバリエーション豊かな画像を作成することができますね!
コラージュ
こちらのコラージュもいわゆる「複数写真をおしゃれに配置して1枚の画像を作成する」という機能になります。
▼こちらが編集画面。
写真の配置方法の他に「ポスター」「自由」(自由配置)「結合」などのカスタマイズが用意されており、こちらも通常のコラージュアプリ+αくらいのボリュームで機能提供されています。
素材(ストア)
最後に「素材」と名付けられた場所から行ける素材用ストアです。
▼中身はこのようになっており、
フィルターからテキスト素材、落書き用のペンまで販売されています。
アプリの情報取得に関する危険性について
位置情報を要求!?情報を抜き取られる!?
このアプリの使い方を調べている上で、検索のサブキーワードとして少し登場したのが「安全」や「危険」の文字。おそらくこのアプリを中継地点として個人情報が抜かれるのではないか、悪用されるのではないかという心配をされている方がいるのでは、と推測します。
▼このようにいくつかのIT系サイトで危惧するような記事が。
また、アプリを使用して間もなく、位置情報取得の確認を促すダイアログの表示もありました。その表示タイミングは特段位置情報関連の機能を利用する直前などでもなく、唐突感がありましたので、「なぜこのタイミングで位置の測定を行う必要が?」と思わなくもありません。
開発元から公式宣言文が出される
そんな中、「我々も真面目に開発しているんだ!」と言わんばかりの公式声明が出されました。
▼スクショ(序盤)はこちら。
結論的にはやはり「自己責任」で
上記の声明について要約すると、
- アプリ改善のためだけにデータ収集をしている
- データ販売は行っていない。
- セキュリティは頑強に作っている。
という内容。
とはいえ、漏洩が起こった後に「実はこうしてました」という事例は他の会社で過去何度も起こっていますので、最終的にはその機能を利用すること自体、「自己責任」に尽きることとなります。
ただし、AppStoreなどの公式ストアから配信されているアプリであれば、端末内のデータに接触する際は、ポップアップのダイアログが必ず出現します。
今回ご紹介するMeituのようなアプリの場合、カメラアルバムへのアクセスは許可をしないと先へ進めませんが、その他の情報(位置情報やSNSとの連携)については、明確なメリットや目的がない限り許可をすべきではないでしょう。
またこの危惧はこのMeituに限らず全てのアプリに言えることですので、アプリを新規でダウンロードするとき全てにおいて、このことに気をつけたほうが良いでしょう。(このご時世、Facebookですらデータが第3者に渡ってしまう時代ですからね…)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、アプリランキングを駆け上がってきた自撮り+精密な似顔絵作成アプリをお送りしてまいりました。
自分の顔がエフェクト付きで加工されるというアプリは既に出尽くした感がありますが、技術の進歩によって(今回の場合、描画技術)今後まだ様々な切り口の画像加工アプリが登場しそうですね!