この記事は、d払いがドコモ以外でも利用できるかどうかについて解説します。
ドコモが提供する「d払い」だけに、ドコモ以外の回線を利用しているユーザーには縁がなさそうに思いますが、ドコモ以外でも十分にメリットを感じる使い方があります。
今回は、d払いをドコモ以外のユーザーが登録する方法やメリット、ドコモ以外であるがゆえのデメリットなどをまとめて解説します。
もくじ
ドコモが提供する「d払い」はドコモ以外でも利用可能
d払いはドコモが提供するQR・キャッシュレス支払いアプリですが、ドコモ以外のユーザーでも利用可能です。
d払いは、「dアカウント」があれば作成可能で、「dアカウント」は、というメールアドレス・パスワードで作成ができます。
そのため、ソフトバンク・auユーザーのみならず、LINEMO、ワイモバイル、その他、格安SIMの回線でも利用可能なクレジットカードとアカウントがあればd払いを利用することができます。
ドコモ以外が「d払い」を利用するメリットとは?
では、はたしてドコモユーザーがd払いを利用するメリットはあるのでしょうか?
ドコモユーザー以外のd払い利用のメリットは以下のポイントがあります。
d払いが開催する怒涛のキャンペーンの利用が可能になる
d払いもPayPayと同じように常に複数のキャンペーンが動いており、
▼内容によっては、数百円~数千円の還元がつくものが提供されています。
d払いも会員登録後は銀行口座からのチャージが可能になりますので、普段利用する店舗、もしくは、もとから行く予定だった店舗で開催されているポイント還元キャンペーンに参加するためだけに一時的にチャージを行いキャンペーンに参加する、という使い方もできます。
また、会員登録自体も無料でできるため、リスク・コスト無しでキャンペーンを利用できることになります。
dカードを持っている場合、ポイント3重取りができる
d払いはキャッシュレスアプリで唯一、ポイントの多重取りを公式で発表しています。
その方法は、
- dカードを発行しd払いに登録・支払いに利用する(+0.5%)
- d払い利用可能店舗でd払いを利用する(+0.5%)
- dポイントカード対応店舗でdポイントカードを提示する(1%)
の3点です。
この方法で最低でも2%のポイント還元を獲得することができ、その他のキャッシュアプリを凌駕しています。ただし、dポイントカードの対応店舗が限られているため、すべての購買で3重取りができるわけではない点に注意が必要です。
また、dポイントカードに対応している店舗は、d払いアプリ内で地図上で対応店舗を確認できる機能「つかえるお店」機能で、絞り込んで確認することができます。
▽dポイントカードの対応店舗に絞って確認する方法は、以下の記事の「dポイントカード対応店舗に絞って表示する方法」をご確認ください。
予約・注文機能が利用できる
d払いの唯一の機能として「予約・注文」がアプリでできる、という点があります。
▼d払いアプリを開き<オーダー>タブを確認すると、各種外食チェーンのテイクアウトの注文をアプリから行うことができるようになっています。
▼アプリ内でそれぞれの加盟店専門の注文画面を表示することができ、注文から決済までd払いで完結することができます。
ドコモ以外のユーザーが「d払い」を利用開始する方法
では、ドコモユーザー以外がどのようにして利用開始を行うのかご説明していきます。
まずは下記からアプリのダウンロードを完了させておきましょう。
▼d払いのアプリを立ち上げるとこちらの画面が表示されますので、「上記以外のメールアドレス」の欄に自身が使いたいと思っているメールアドレスを入力しましょう。
▼メールアドレス入力が完了したら確認画面が表示されますので次へ進むボタンをタップします。
その直後に登録したメールアドレス宛に6桁のワンタイムキーが記載されたメールが到着しますので
▼次の画面であるこちらの画面でその6桁のワンタイムキーを入力します。
ワンタイムキーの確認の終了すると、dアカウントに登録する個人情報の入力に移ります。
▼次の画面では、 d アカウントの ID に該当する部分を好きな文字列にするか、先ほど登録したメールアドレスにするかの選択をすることができます。
個人的には、「好きな文字列」の場合、メールアドレス以外にも記憶して置かなければいけない情報が増えますので、「連絡先メアドをIDにする」方がおすすめです。
▼次にパスワードと自分の個人情報を入力します。
▼一連の個人情報が入力できたら確認画面でこのように表示されますので
▼dアカウントに関する規約を確認し、規約に同意して次へをタップします。
▼規約への同意が完了するとこのようにdアカウント発行完了の画面が表示されますのでサービスへ戻るをタップ。
この後に「ご利用設定」として職業・d払いの利用目的などを入力した後、
▼このようにコード画面を表示させることができます。
これでdアカウントの作成・発行及び、d払いの使用準備ができました!お疲れ様でした!
ドコモ以外のユーザーが「d払い」を使うときのデメリットとは
誰でも利用できて、キャンペーンも大きいd払いですが、利用時のデメリットはあるのでしょうか?
ドコモ以外の利用者が損を被る心配はありませんが、ドコモユーザーにはできて、ドコモ以外のユーザーにはできない、という点は以下のようにいくつか存在します。
電話料金合算払いができない
ドコモ以外のユーザーは携帯料金にチャージした金額などを合算して支払う「電話料金合算払い」を利用することはできません。
ドコモ回線以外となりますので、ドコモが提供する「電話料金合算払い」ができないのは当然のことなのですが、ソフトバンクが提供する「ソフトバンクまとめて支払い」、auが提供する「auかんたん決済」もd払いには利用することができません。
チャージした金額からポイント獲得する手段としては、例として
- PayPayに「ソフトバンクまとめて支払い」の設定を行いチャージ
- 携帯電話の料金をクレカ(楽天カードなど)で支払い設定
- PayPayのチャージで楽天ポイントを獲得
などがありますが、ドコモ以外のユーザーはd払いで同様のことを行うことができません。
ドコモ以外はAmazonでd払いが使えない
Amazonの支払いにd払いを利用することができますが、d払い→Amazonへの支払いは必ず電話料金合算払いを利用する必要があります。
ドコモ以外が「電話料金合算払い」ができないことにより、ドコモ以外のユーザーはd払いでAmazonへの支払いを行うことができないため、Amazon利用でのd払いによるポイント獲得ができない、という点においても注意が必要です。
ログイン時にIDとパスワード必要
d払いやdアカウントにログインする際に必ずメールアドレス(ID)とパスワード入力が必要になります。
ドコモユーザーであればWi-Fiをオフにしてアクセスすることで自動的にログインすることができますが、ドコモ以外はID・パスワードの入力の手間があります。
ポイントバックは「dポイント」であること
キャンペーンのポイント還元率が高かったとしても、付与されるポイントはdポイントであることに注意が必要です。
dポイントとは、これまたドコモが提供するポイントサービスで、従来的にはドコモを長く使用するユーザーに対して付与・蓄積していくポイントですが、d払いを利用して得られるポイントもdポイントとなっています。
当然のことながらdポイントが使用できるお店は限定されており、全てのお店でお金のように使用できるものでは有りませんが、かなり地域・業種を広く対応しています。
▼dポイントが使用できる代表的な店舗はこちら。
▼その他、街のお店など、dポイントが使用可能な詳細の店の検索はこちらのページから可能になっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はドコモが提供する D 払いをドコモ以外のキャリアであるソフトバンクやauのユーザーが利用できるかどうか、及び利用開始方法について紹介いたしました。
- d払いはソフトバンク・auユーザーも利用できる
- 20%還元など見逃せないレベルの高い還元キャンペーンが開催されている
- dポイントでの付与なので使用先に注意が必要
というまとめにすることができますね。
d払いが提供するキャンペーンはエントリーという作業が必要ですが、20%という還元率は無視できない高さではありますので、 日常的に利用している店舗がd払いが対応可能な店舗の場合は、積極的に利用してみると良いでしょう。