既にショート動画共有SNSでお馴染みの「TikTok」ですが、海外のニュースで「音楽ストリーミングサービスに参入!?」という記事が出ていました。
そこで今回は「TikTokミュージック(仮)」が開始されるとして
- 日本での展開は?
- 月額料金は?
- 開始時期は?
などについてご紹介してまいりたいと思います!
もくじ
TikTokの運営会社「ByteDance」が音楽サービスを準備中!
イギリスの経済誌である「フィナンシャル・タイムズ」で、
▼TikTokの運営会社である「ByteDance」が音楽ストリーミングサービスを準備中というニュースがありました。
現時点の見方としては、SpotifyやApple Musicのような音楽ストリーミングサービスを準備中でサービスが開始されればそれら既存の音楽サービスと「ド競合」に当たるものになるとのことです。
既に大手レーベルと配信許諾について協議中
音楽配信サービスを開始するには、当然のごとく楽曲配信の権利を有する「音楽レーベル」からの「配信許諾」、いわゆるライセンスが必要になりますが、現時点で既に
- ユニバーサルミュージック
- ソニー・ミュージック
- ワーナーミュージック
という世界的にも有数の音楽レーベルと交渉を水面下で進めているとのこと。
月額は10ドル未満になる模様
ここで気になるのが、「価格はいくらくらいになるの?」という点ですが、
▼現時点での憶測は「10ドル以下」になるとのことで、
この価格設定はSpotify(月額980円)やApple Music(月額980円)と同じくらいの価格帯になるとのこと。
TikTokのユーザー層は中高生、ということを考えると、一般的な音楽ストリーミングサービスの価格帯は若干高く感じる可能性があり、数百円安かったり、Spotifyのように無料プランが提供されているなどすると、後発でもシェアの拡大があるように思います。
開始予定地域はまず「インド」「インドネシア」「ブラジル」
では、TikTokが音楽ストリーミングサービスを開始するとして、まずは日本での展開があり得るか?という点ですが、一番最初にサービス開始する地域は日本ではないようです。
ニュースの内容としては
- インド
- インドネシア
- ブラジル
という3国から開始予定で米国での開始は将来予定されているもののまだ確実な日程は明らかになっていないニュアンスとなっています。
開始時期は早ければ2019年12月から
気になる開始時期ですが、
▼早ければ2019年12月にはサービスが開始されるとのこと。
TikTokミュージック(仮)が日本で開始した時のインパクトは?
現時点ですでに音楽レーベル側は
▼TikTokで音楽が拡散されることには売上的な恩恵があることを明言しています。
(国内の音楽レーベルからの談話ではありませんが)
また、TikTokのユーザー層やサービスとの親和性から考えても「TikTokがおすすめする音楽サービス」というだけでキャッチコピーとして成立しています。
また、動画で使用されている曲がそのままダウンロード保存できたり、音楽を聞きながらそのまま動画制作に移行したりと、簡単に考えるだけでもTikTokとの相性の良さが分かりますね。
TikTokから多数のヒット曲・拡散が生まれる時代
また、通常は知り得なかった曲でもTikTokを利用していてそれぞれ別のユーザーが同じ楽曲でダンス動画を配信するということはよくあり、その動画がバズる・拡散することによって楽曲の認知も広がりヒットに繋がったというケースも珍しくありません。
問題は国内レーベルの配信許諾獲得
ただし、問題は国内レーベルが新しい市場に対してどのように反応するか。
あのSpotifyでさえも日本参入を発表してから実際にアプリが配信されるまで数年のブランクがありました。
今でこそ、Spotify、Apple、Amazon、YouTubeなど各社が既に大量の国内曲の配信を行っていますが、後発になるTikTokミュージックが動画SNSを武器にどこまで許諾を広げてくるか、どのくらいのスピードで楽曲を集めてくるかは、注目されるところですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は海外の報道であった「TikTokが音楽サービスを開始!?」について、現状の詳細をご紹介させていただきました。
国内の音楽市場ではまだまだ伸びしろがあり、なおかつまだ聴き放題に楽曲を提供していない人気アーティストも沢山いることから、今後どのように推移していくかが注目されるところ。
そこにTikTokが参入してくることは現状抱えているユーザー層などの相性も相まってもしかしたらかなりのインパクトになる参入になるかもしれないですね。楽しみ。