発売当初
「耳からうどんが垂れている」
という揶揄までされていたApple純正のイヤホン『AirPods』。
当初はその独特の風貌、付けている様から色々な言われようをされていましたが、iPhone7からイヤフォンジャックがなくなったこともあり、ほぼ強制的にBlutooth移行を迫られる形になったかと思います。
何を隠そう私自身も長らく通常のフォンジャックをライトニングコネクタに変換する同梱の部品を使用していましたが、この部分はもっと快適にできるなーと思い立ち、Blutoothイヤホンの検討をしていました。
色々迷った挙句、Appleの自社製品に対する他社差別的な優遇が気にかかり、純正製品である「AirPods」に決めました。
もくじ
肝心の『AirPods』、Apple Store、Amazon、その他量販店にも在庫がない…?
そんなAirPodsですが、Appleのオンラインストアにフラッと立ち寄ってサクッと買えるだろうと思っていましたが、
そんな安直な考えはすぐに吹き飛ばされました。
なんと6週間待ち
(※スクショは別日なので4週間に短縮されている)
Apple Storeって本店でしょ?本店で6週間って、どういう態勢なのさ…?と思いつつも、無いものはない。
この点については、本記事後半でこの流通状況に関する買いたい人側の対応策をご提案したいと思います。
AirPodsの使い方
そしていろいろな手をつくして、なんとか購入、家に到着しました。
それでは、箱の開封から実際にイヤホンとして使用するまでの流れをご説明したいと思います。
ケースから取り出し
先ほどの箱から中身を取り出します。
▼するとこんな角の取れた白い物体が出てきます。
▼その後、このようにこの白い物体の蓋をあけると、
中に噂のうどん耳垂れ、「AirPods」が入っています。
▼中から高級うどんである「AirPods」を取り出すと、
このように失くすと再び出会うまでの時間が非常に長そうなアイテムが出てきます。
iPhoneと同期
次に開封したこちらのAirPodsを手持ちのiPhoneと同期したいと思います。
同期する方法は、
▼AirPods側にイヤホンを入れて蓋を開けたこの状態で同期したいiPhoneを近づけます。
そうすると
▼画面上にこのような表示が登場しますので、小さい文字ですが、下部の「接続」をタップしましょう。
▼その後、こちらの画面に切り替わりますので、図が指し示す通り、充電ケースの後ろにあるボタンを長押ししましょう。
▼長押し後、このように「接続中」の画面が表示されますので、ちょい待ち。
▼この画面が表示されたら完了。モザイク部分はiPhoneに設定している自分の名前が表示されるはずです。
音楽の再生
音楽の再生は先程行った同期作業後、耳垂れうどん、もとい、AirPodsを耳に挿入するだけでAirPods側が耳に挿入されたことを検知。検知後から耳に入れている間は音楽がAirPodsから流れるようになります!
尋常じゃなく簡単!
筆者も他のBlutoothイヤホンを指定しておりましたが、最も煩わしい作業だったのが、この同期作業。他の商品としては通常、
電源入れる→同期する→同期完了の合図(音)がなる
だったのですが、このAirPodsの場合その作業が
耳に入れるだけ
これ。文字面だけだと中々伝わりにくいですが、すごいラクチン。
今までBlutoothイヤホン使っていた人からするとこの感動はかなりのもので、頭の中で小さく
「今年のベストバイ決定かも」
という声が聞こえてきたほどです。
後は、通常の音楽アプリやYoutubeアプリなど音声アプリ、ゲームアプリのゲーム音楽などがAirPodsから聞こえだします。
充電方法
充電の方法は、とても簡単。
▼先ほどの充電ケースにiPhoneの充電で使用するライトニングケーブルを
▼このようにまさに座薬を入れるようにぶっ刺して充電します。
この時に通常であれば
「あぁ、ケースを通じてイヤホン部分に給電しているのか」
と思われるかもしれませんが、このAirPodsの次のスゲェポイントですが、
ライトニングケーブル=>充電ケース=>AirPods
という順番で充電が行われるのみならず、
充電ケース側でも一定量の蓄電を行います。
要するに、充電するために逐次ライトニングケーブルを接続する必要無く、一定時間使用したら
ケースからAirPodsに給電を行うことができます。
ですので、AirPodsだけの使用時間は最大で「5時間」なのですが、使ったらケースから充電…を繰り返すことによって、
最大29時間の再生
を行うことができます。
※イヤホン側のバッテリー駆動時間:再生5時間分
※充電ケースが持てるバッテリー量:再生24時間分
電池残量の確認方法
電池残量の確認方法は、本記事の前半でご説明した通り、
▼AirPodsのイヤホン側をケースに格納し、蓋を開けた状態にします。
この状態の時に同期しているiPhoneを近づけると、
▼このように現在の電池残量を確認することが出来ます。
各AirPods販売店のリンク週
さてこのAirPodsですが、いかんせん各所の在庫が薄い状況にあります。まるで品薄商法といっても過言ではないほど。
ですので、この記事を御覧頂いており、商品をお待ちしている方向けに便利リンクとして、下記がオンラインストア各店の「AirPods」へ通じるリンクとなっていますので、折を見てご確認いただければと思います!
本丸『Apple Store』
https://www.apple.com/jp/shop/product/MMEF2J/A/airpods
言わずと知れたAppleにおける直営のオンラインストア。当記事上部に掲載しつつも、意外にも在庫が寂しい時が多い。
また価格表示が税抜になっていますので、他サイトで税込み表示(18,144円)を見た時に凄く高い印象を受けます。(=Apple Storeが安く見える。)
その点、比較時に注意が必要なポイントです。
Amazon
勿論アマゾンでも取扱がありますが、出て来るAirPodsがいずれも税込金額よりも高くなってしまっているのが残念。
ヨドバシ・ドット・コム
実は私自身が購入したのがこの安定の「ヨドバシ・ドット・コム」。
購入時もほぼ翌日納品に対応し、やはり「欲しい!」と思った時にすぐ手に入れることができるって大切だなぁーと思いました。
ビックカメラ
ビックカメラでの購入は行っておりませんが、こちらもわりと在庫はあるようでした。
しかしながらこちらのサイトでも税抜き表示が基本となっているので、購入時の価格比較は注意が必要です。
ケーズデンキ
ケーズデンキは本記事執筆時、在庫は「お取り寄せ」となっていたので、納期については上記のヨドバシ・ドット・コム、ビックカメラの方が分があるようです。
使い心地レビュー
さて、入手が一筋縄ではいかないとされる「AirPods」ですが、実際に使用感はどうかのか?耳垂れは首をふることなどによって簡単に落ちていってしまうのではないか?落下後、コロコロ転がり、よりによって排水口に落ちて18,000円の高級イヤホンを簡単に喪失してしまうのではないか?そんな不安に対し、利用者の経験談として「実際」を書いてみたいと思います。
落ちそうに思うんだけど実際は?
落ちないです。全っ然落ちないです。
プール入った後、耳に入った水を抜こうとするような動作をしても落ちないです。
おそらく、見た目の通りケーブルが無く、下方へ引っ張る力が全く働かないため、下に落ちることも少ないのだと思いました。
ランニングなどで落ちることはあるか?
ほぼ毎日に近い回数で朝ランニングをしています。毎度AirPodsを付けて出かけるんですが、
汗だくになろうが、通常よりある程度上下動が大きくなろうが
全然落ちません。
ただし、実際には落ちないのですが、落ちそうな感覚はあります。
耳から得られる装着感的に「今にも落ちそうなんじゃ?」と感じる時もありますが、実際に指で触れてハマり具合を確かめてみると、最初に耳にはめた位置から全く変わっていないことがほとんどです。
ランニング中、たまに「落ちそう」なことが気になりますが、落ちないことに信頼が生まれてくると気にならなくなりますので、
これほど快適なランニングイヤホンが無いこと
に気付かされます。
誇張抜きでそれほど快適なイヤホンです。
他サイトなどで、「汗ばんで来ると耳から落ちそうになる」という記事を購入前に見ましたが、かなり汗っかきである自分が落ちないので、相当な量の汗をかかない限り、そのようなことは起こり得ないのでは?という感想です。
カナル型じゃないから音漏れ・聞こえにくいは発生する?
それまでカナル型イヤホンを使用されていた方から見ると、形状としてはそれまでのiPhone純正のイヤホンであるAirPodsなので、少し隙間が開いている感覚だったり、音漏れが大きそうな不安がよぎりますが、個人的感覚からすると、音漏れもなく、通常使用で「聞こえにくい」と思ったことはありません。
ただし、もともと「音楽も聞こえながら、周囲の音も聞こえる」という設計になっていますので、周囲がガヤガヤとして騒音の中にいると、聴こうとしている音楽が聞こえづらかったりします。
しかし、周囲の音が遮断されてしまうことについては、移動中や上記に記載した街中をランニングする際などに危険が伴いますので、外の音が耳に入ってくる度合いは、かなり適正なラインかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、AirPodsについて広くまとめてみました。
スティーブ・ジョブズが亡くなって、Appleはイノベーションをしなくなったというような風潮やコメントがイノベーションから程遠い人が出てくる所を散見しますが、今回のAirPodsにおいては、「耳垂れ」という揶揄を跳ね返して逆転満塁ホームランと呼んでも良いような製品に出来上がったと感じています。
ただ1点、
高い。
ある程度、このようなガジェットに予算があり、日常のイヤホンライフを変えたいと思っていらっしゃる方には、だいぶおすすめの商品です!