有料音楽アプリなどに定評がある LINE MUSICですが、ダウンロード自体は無料で行うことができるため、明確に無料ユーザーができること/有料ユーザーしかできないことが存在します。
今回はその LINE MUSICの無料ユーザーがどこまで機能を楽しむことができるかを徹底解説して参ります。
もくじ
LINE MUSICは無料範囲はどこまで使える?
再生可能曲数
→5,400万曲を聴くことができます。
App Storeのスクリーンショットでは5,300万曲の用事がありますが日々アップデートされているためこの配信曲数はかなり頻繁に変わります。
▼最新の自社ニュース記事でも5,400万曲の聴取が可能なことが記載されています。
再生可能時間
→30秒のみ聴くことができます。
▼無料プランでログインした後、何かしらの曲を再生してみると、 このように何の楽曲も再生可能時間が30秒であることがわかります。
プロフィールBGMへの楽曲設定
メッセージアプリのLINEにプロフィールページが存在していますが、そのページ内にお気に入りの楽曲を掲載することができます。
▼LINEアプリのプロフィール編集ページを開き、こちらのBGMのスイッチをオンにすると、
▼LINE MUSICのアプリの切り替わり、 最新のランキング画面が表示されます。
この中からいずれかの楽曲を選択すると
▼こちらの画面が表示されます。
選択した楽曲の好きな部分もLINEプロフィールに設定するには月額の有料課金登録が必要になりますが、楽曲の出だしをプロフィールに設定することは有料登録なしで行うことができます。
プレイリスト作成・編集
無料ユーザーでもプレイリストの作成を行うことはできます。
楽曲を再生している画面で…アイコンをタップすると、
▼こちらの画面が表示されます。
ここでプレイリストに追加を選択すると、
▼このように無料プランでもプレイリストを作成すること、プレイリスト内に楽曲を追加することが可能です。
ただし無料ユーザーの場合はこちらのプレイリストに曲を追加したとしてもフル尺で再生することができません。いずれも再生可能時間である30秒のみの聴取となっています。
お気に入り登録
無料ユーザーでも楽曲ごとにお気に入り登録をすることができます。
▼再生画面にハートマークがありますのでこちらをタップすると
▼お気に入り追加を行うことができますが、
残念ながら無料ユーザーに対してこの機能はあまり意味がなく「ライブラリに追加しました」と表示されたとしてもライブラリ上にお気に入りがまとまっているページがない状態です。
SNSなどへのシェア
無料ユーザーでも、楽曲の情報を SNS などにシェアすることができます。
▼楽曲の再生画面の…をタップして表示されるこちらの画面のシェアを選択すると、
▼シェアできるツールやSNSが一覧で表示されます。
▼LINE上でシェアした場合はトーク画面上でこのように表示され LINE MUSIC を起動させなくても楽曲の再生を行うことができます。
とはいえまたこちらでも再生可能時間は30秒までとなっています。
歌詞表示
無料ユーザーでも楽曲の歌詞を表示・閲覧することができます。
▼夏の再生画面上で表示されているアルバムのアートワークをタップすると、
▼このように歌詞が表示されます。
この場で表示される歌詞の情報は、冒頭30秒ほどの歌詞の情報だけでなく楽曲全編の歌詞を閲覧することができます。
LINE MUSICの無料範囲はログインのあり/なしでも異なる
無料ユーザーでも音楽情報をある程度仕入れることができる LINE MUSIC ですが、 無料ユーザーという範囲の中でもログインをしている・していない、という違いによって できること・できないこと、があります。
上記でも説明した無料ユーザーでもできることの内、以下の機能はログインをしないと利用することができません。
- プロフィールBGM
- プレイリスト作成
- お気に入り登録
- シェア
実は、2019年中に無料でフル楽曲が聴けるサービスがスタンバイ中
2019年6月に発表されたLINE MUSICの今後の展開について、「5400万曲全ての曲を1回ずつフル尺再生することができる」というサービスを無料ユーザーにも展開するとのこと。
この場合、「聴きたい曲は1度しか聴けないの?」と思ってしまいがちですが、一定時間経過後、再度聴けるようになるとのことなので、おそらくプレイリストを複数個用意しておくことで、
- 自分が聞きたい曲を
- 好きなタイミングで
- (一定期間経過後)何度でもフル尺で
聴くことができるようになる、というサービスになると推測されます。
気になるサービス名は『ONE PLAY(仮)』
そしてその気になるサービス名は「ONE PLAY」になるとのこと。
未だ(仮)がついていますが、「リピード再生ができない」という制限だけでフル尺の楽曲が聴けるようになると、音楽アプリの勢力図も大きく変わってきそうです。
また、LINEの場合は音楽アプリ以外でもかなり多くの広告クライアントと接点がありますので、仮に無料フル尺サービスが広告モデルだったとしても、「無料で全て聴ける」ことに対するユーザーの希望は大きいので、ある程度成立するモデルになるのでは無いでしょうか?
現在、無料でフル尺聴けるのは「Spotify」のみ。ただし…
今現在で無料フル尺再生が可能なのは、「Spotify」だけですが、「強制的なシャッフル再生」でのフル尺の実現ですので、ピンポイントに狙ったお気に入り曲を聴くことができません。
その点、ONE PLAY(仮)については、好きな曲を聴くことができますので、対Spotifyとしては期待できる良い施策になりそうですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は LINE MUSIC の無料ユーザーができることについて、まとめさせていただきました。
全曲に共通しているのは30秒のみの聴取、ということですが、今後リリースを控えている新機能「ONE PLAY」については音楽業界全体を変えてしまう可能性がある機能かと思います。
一説によると、Spotifyの無料プランにおける広告ビジネスについては、収益的にはあまりうまく行っていないことが漏れ伝わっています。
そんなか音楽サービス以外でもたくさんのクライアントを持つ LINEと連携して音楽の広告ビジネス化が進むようなことがあれば業界全体にとって大ニュースですね!
今後のアップデートに期待ですね!